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眼瞼痙攣(がんけんけいれん)の検査・治療法について

      2017/01/18

眼瞼痙攣(がんけんけいれん)の検査・治療法について

瞼(まぶた)が思うように開かない、まばたきが異常に増える、などの症状を自覚したらそれは眼瞼痙攣の可能性があります。

正式名を「眼瞼攣縮(がんけんれんしゅく)」と言う眼瞼痙攣は、通常まぶたの動作の問題だけでなく、「まぶしい」や「目が乾く」、「目が痛い・ゴロゴロする」などの感覚的な症状も伴うことが多いです。

日本では数十万人の患者さんがいると推定されています。

また、ドライアイの初期症状と似ている場合が多く勘違いされやすい傾向にあるため、このような症状が出てしまったら、すぐに眼科医の元へと行く必要があります。

眼瞼痙攣の検査について

眼瞼痙攣はドライアイを中心に似たような症状が出る病気(他にはチック、自律神経失調症、眼瞼ミオキミア、メージュ症候群など)が多いので、眼瞼痙攣であるかどうかのチェックが必要となります。また、診断時には発症していない場合もあるのです。

そういう場合も含めて症状診断をするために行われるのが、瞬目負荷試験と呼ばれる基本的チェック方法です。

具体的には以下の3つのやり方で検査されます。

●軽瞬テスト
眉毛は動かさず、まばたきをゆっくりと行います。

眼瞼痙攣の症状がある場合、眉毛が動くような強いまばたきになったり、不規則な動きになったりします。

●速瞬テスト
速い間隔でまばたきを10秒間行います。

健常であれば30回程度出来るとされていますが、眼瞼痙攣の場合には出来なかったり、遅くなったりしてしまいます。

●強瞬テスト
強くまばたきを(10回程度)行います。

眼瞼痙攣の場合には痙攣(けいれん)したり時間がかかったりします。

以上のテストで各症状が見られる場合に、眼瞼痙攣の可能性が高くなります。

ただ、更に細かいチェックとして、ドライアイかどうかの涙の量を確認するためのシルマーテストや頭部MRI検査、CT検査で、脳の問題による症状発生かどうかのチェックをする場合もあります。

当然ですが、検査前の医師による問診もかなり重要な判断基準となりますので、正しく回答する必要があります。

眼瞼痙攣の治療について

眼瞼痙攣は未だに原因がはっきりわかっていません(脳の問題であるとする説が有力ではありますが……)。

睡眠導入剤や精神薬などの服用によって発症するようになった場合などは、ひとまず服用を止めるという方法がとられますが、その他の場合には根本治療が出来ませんので、症状改善のための対症療法が取られます。

代表的な治療法としては、薬物療法、手術療法、ボツリヌス(ボトックス)療法が挙げられます。

●薬物療法
抗痙攣薬、抗コリン薬、抗パーキンソン薬などの神経の興奮を抑制するような薬物を投与・服用する治療です。

一般的に症状が軽い場合に選択されます。

●手術療法
眼瞼痙攣が発生している眼輪筋(目の周りを覆っている、まぶたの開け閉めを行うための筋肉)や神経の一部を切除するものです。

かなり重度の症状が発症している場合に限られる治療法です。

●ボツリヌス(ボトックス)療法
広く行われている治療方法です。

痙攣しているまぶたの筋肉に、ボトックス(A型ボツリヌス毒素製剤)を少量注射し、筋肉の過剰な緊張を抑制する治療方法です。

ボツリヌス菌は猛毒ですが、口から腸に大量に入らない限りは問題ありませんので安心してください。ただし、効果は3~4ヶ月しか持ちませんので、効果が切れた場合には再度注射する必要があります。

また、長期の治療ではボトックスに対する抗体が出来てしまうと効かなくなってしまいますので、出来るだけ注射の回数を少なくする必要があるとされています。

他にも、妊婦の方、授乳中の方、妊娠を希望する方や15歳未満の方、アレルギーのある方などはこの治療が出来ない場合もありますので、治療医と相談する必要があります。

この治療が出来る医療機関も限られていますので、その点も注意してください。

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