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山などの湧き水や井戸水には注意!かかると怖い泉熱

      2016/10/20

【138‗2】泉熱
皆さんは泉熱という病気をご存知でしょうか。

恐らくは普段あまり聞き覚えのない病気なのではないかと思います。しかし、夏に山などにキャンプへ行く機会が多い場合、この病気にかかる可能性が高くなります。

せっかくの行楽で病気をもらって帰って来るなんてことがないようにしっかりとその知識を身につけ、ちゃんと予防をして出かけるようにしましょう。

泉熱にかかる原因

泉熱にかかるのは子どもが多くその原因となるのは偽結核性(ぎけっかくせい)エルニシア菌だといわれています。

そのエルニシア菌の感染経路は経口摂取によるものです。山などにキャンプへ行った際に井戸水や湧き水を汲み、それを煮沸させずに飲んでしまった場合、その水がエルニシア菌に汚染されていると感染の原因になります。

泉熱の症状

泉熱の症状は感染してから4~10日間の潜伏期間を経て発症します。発症すると38~9度の急な発熱が始まり、かゆみを伴う赤い発疹が手足を中心に出てきます。さらに腹痛や吐き気、嘔吐、下痢などの症状も引き起こされます。

発熱の特徴としては短期間に2度発熱することが多く、それが7~10日続きます。さらにはイチゴ舌、 口唇発赤(こうしんほっせき)、眼球充血、回復期には手指の皮が膜状に剥がれるなどの症状が起こることもあり、これらの症状が川崎病と似通っているため誤診されてしまうこともあります。

そのうえ悪化すると腎不全を合併する可能性もあるため注意しなければならない病気です。

泉熱の治療法

基本的には抗菌薬が投与されますが、あまり効果はないとされているため、治療は患者の体力消耗を抑えるような対処療法が基本となりその自然治癒力に任せることがほとんどです。

抗菌薬を飲んで安静にし、バランスの良い食事をとるなどしてエルニシア菌に対する抵抗力を高めましょう。

もし、腎不全などを合併してしまった場合には人工透析などの治療が必要となります。症状をしっかりと見極めて判断を誤らないようにしましょう。

泉熱にかからないために

先にも記述しましたが泉熱に感染する原因となるのはエルニシア菌に汚染された井戸水や湧水を生のまま経口摂取してしまうことです。

それ以外にもエルニシア菌に汚染された食べ物を食べてしまうことでも感染します。エルニシア菌は冷蔵庫などの温度が低い場所で増殖することができ、また冷凍保存されても長期の間は生存します。エルニシア菌に感染したと思われるような食品を生のままで食べることは避けた方がよいでしょう。

生水であれば煮沸し、食べ物であれば火を通せば菌は死滅します。山などでのキャンプの際には横着などはせずしっかりと火を通して飲食しましょう。たったそれだけで泉熱にかかるリスクは減ります。

山にキャンプなどに出かければ楽しくてつい注意がそがれがちになってしまいます。ですが楽しい場所にも危険が潜んでいることを忘れることなく、ちょっとしたことに気を配ることで楽しい思い出が崩れないようにしましょう。

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