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足が赤く腫れたら痛風の可能性あり!私生活から始める痛風対策

      2017/01/18

痛風
贅沢病」と揶揄されることも多い痛風ですが、「風が身体に当たるだけでも痛い」と言われるほどの激痛を伴う、怖い病気でもあります。

食生活の変化から、日本でも高度経済成長以降特に患者が増えてきました

ただ、必ずしも食生活だけが痛風の原因ではなく、単純に贅沢病として患者側に原因の多くを求めるのも間違いであることがわかってきており、病気についてよく知ることが重要となっています。

痛風になる原因

痛風の原因としては、血液中の「尿酸値」が高くなることが挙げられます。そしてその尿酸値を高くする要因としては、以下のことが主に挙げられます。

当然単独ではなく、複数の要因が重なって痛風になることも多々ありますので、その点は注意してください。

1)食生活
特にプリン体を多く含む、レバーを代表とする内蔵系の肉や、イクラやタラコなどの魚卵、ビール等を多く摂取することです。プリン体は分解される際に尿酸となるため、尿酸値を高めるのです。

2)多量の飲酒
ビールはプリン体が多いことで痛風の原因となりやすいですが、アルコール自体が体内で尿酸を合成し、利尿作用で水分の低下など尿酸の排出能力を低下させる原因ともなります。ただ、ワインでは尿酸が減るというデータもあるようです。

3)過度の運動
体内で疲労物質である乳酸が増えると、アルコール同様、尿酸の排出能力を低下させます。

4)ストレス
ホルモンバランスや免疫力の低下により、尿酸の排出能力が低下します。

5)遺伝
割合的にはそう高くありませんが、尿酸値が高くなる遺伝的要因が影響する場合もあります。

6)服用薬の副作用
利尿剤や喘息治療薬などの副作用として尿酸値が高くなることがあります。

7)他の病気の症状
血液の病気や腎臓機能の低下により尿酸値が高くなることがあります。

痛風の症状

痛風の症状としては、激しい関節の痛みがまず挙げられます。

溜まった尿酸の結晶を白血球が異物として攻撃することで炎症が発生して、痛みが発症します

初期は足の指、特に足の親指の付け根が痛むことが多いようです。そして赤い腫れも伴います。

初めて発症した場合、その後は10日程で1度症状が収まることが多いようですが、治ったわけではなく、放置しておくと再び痛みや腫れが再発します。この再発の際に、前兆として関節の違和感などを覚えることも多いようです。

その後は慢性化すると、足首や足の甲、膝、アキレス腱の付近などでも痛みや腫れを発症します。

基本的に痛風の症状は下半身で発症することがほとんどと言われています。また、慢性化することで、発症の間隔も短くなってくることが多いようです。

痛風の人が引き起こしやすい他の病気

痛風は、血液中の尿酸値が高くなること、つまり高尿酸血症と呼ばれる状態が元で発症することは既に述べましたが、当然ながら、痛風以外の他の症状も発症(合併症)することがあります。

具体的には尿酸の結晶が腎臓に出来ることで、腎臓の働きが悪くなる「慢性腎臓病」や尿路などに結晶が出来る「尿路結石」などが挙げられます。こちらは痛風と全く同じ原因である高尿酸血症状態により、他の症状が発症しているパターンと言えます。

高尿酸血症に直接的に関係ない合併症としては、「心筋梗塞」や「狭心症」、「脳梗塞」や「脳出血」、「高脂血症」、「高血圧症」、「動脈硬化」などが挙げられます。

特に痛風患者は、その症状がない人よりもこれらの症状が発症する可能性が高いとされていますから、痛風患者は注意が必要です。

痛風になりやすい人

痛風になりやすい人としては、まず「男性である」ことが大きな傾向と言えます。

実にほぼ100%(おおよそ98~99%)に近い患者が男性(特に30~50代を中心として)であり、女性の痛風患者は非常に稀とされています。

その理由としては、血液中の尿酸値が女性より男性が高いことがあります。女性ホルモンが腎臓から尿酸を排出することに影響力が強いためです。

ただ、最近では女性も痛風に悩む人が増えつつあるようですので、「女性は絶対に大丈夫」と言う思い込みも危険かもしれません。

それ以外では、痛風になる原因の欄で挙げたことと密接に関わっている人が「なりやすい」と言えます。

まずは肥満体質の人が挙げられます。食生活が偏っていることや、運動不足が尿酸値が高くなる大きな要因ですから、ある意味当然と言えます。

そしてお酒をたくさん飲む人も、既に述べたように痛風の原因であるアルコールの多量摂取を伴いますので、痛風になりやすいと言えます。

また水を余り飲まない人も、血液中の尿酸値が濃縮されやすくなりますので、注意が必要です。

運動不足も危険ですが、運動のし過ぎも逆に痛風を引き起こしかねません。昔のプロスポーツ選手などで痛風が多かったのも、これに加えて食べ過ぎやアルコールの飲み過ぎ、水分摂取の少なさが加わっていたためと思われます。

他にもストレスの多い人も痛風になりやすく、ストレス社会が痛風患者の増加に影響していると言えるでしょう。

痛風の治療について

痛風の治療としては、2つの方向性が考えられます。

1つ目が痛風の痛みへの対処療法

痛風の痛みに対しては「コルヒチン」と「非ステロイド抗炎症薬」が投与されます。コルヒチンが痛風の痛みが出そうな状態(つまり前兆)で投与する、予防薬としての意味があるのに対し、非ステロイド抗炎症薬は、痛風の痛みや腫れが発症してから、それを抑制するために投与されるという違いがあります。

2つ目が痛風の原因である血液中の尿酸値を下げる治療

尿酸値を下げるための治療としては、薬物療法と食事療法が挙げられます。

薬物療法としては、尿酸の発生を抑制する薬と尿酸を排出させる薬を使用します。

高尿酸血症には、尿酸が多量に発生するタイプや、排出力が低下しているタイプ、両方が起きているタイプがありますので、それぞれの原因に合わせて単独で使用することもありますし、併用することもあります。

食事療法は、「低カロリー」、「栄養バランスが良い」、「規則正しい」、「プリン体が少ない」、「アルコールを控える」、「水分を多く摂取する」といったことをキーワードにして行います。

もしかして痛風かも?と思ったら

痛風の症状と思っても、似たような症状が出る別の病気、例えば「変形性関節症」や「変形性腰椎症」、「偽痛風」、「関節もしくは回帰性リウマチ」、「外反母趾」などがあり得ますので、確定診断は医師にしてもらう必要があります。

診断は内科で受けてください。ただ、病院によっては痛風専門の外来を設けているところもありますので、その病院を受診が可能ならそこに行くべきでしょう。また、痛風を診断する基準としては、主に以下のモノが挙げられます。

1)痛みの症状が出てから24時間以内に頂点を迎えている
2)1ヶ所の関節に症状が現れる
3)関節が赤く腫れる
4)足の親指のつけ根の関節に、痛みや腫れがある
5)痛風結節らしきコブがある
6)尿酸値が高い
7)痛風の痛みが1度完全に収まる

 - 生活習慣病