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便秘から痔になることも…まずは恥ずかしがらずに肛門科の受診を

      2016/11/21

【147_3】痔

肛門周辺のトラブルの為に恥ずかしくて人には言いづらいというイメージの強い痔の悩み。

しかし痔は非常に身近な病のひとつあり、性別年齢関係なく誰しもがかかる可能性がある病気なのです。

恥ずかしいからと言って治療をせずに放置をしてしまうと、脱肛して激しい痛みを伴ったり、ついには肛門ガンに進む危険性もゼロではありません…

もしも痔になってしまった場合の対処法、そして痔にならないために日々心掛けることなどを発信していき、一人でも辛い思いをする人を減らすことができればと思います。

痔の種類は3つ

痔には大きく分けて次の3つの種類が存在します。

いぼ痔(痔核)
切れ痔(裂肛)
痔ろう(あな痔)

そしていぼ痔にはさらに内痔核外痔核という2つの種類が存在します。痔というカテゴリの中には幾つもの症状と治療方法が存在します。

いぼ痔(痔核)

いぼ痔とは、その名の通りいぼのような静脈のコブができた状態のものを指します。

いぼ痔になる原因
おしりの肛門付近や腸には無数の血管が集まっていますが、排便時のいきみ便秘、女性の場合は妊娠出産時にそれらの血管に圧力が掛かって、負荷に耐えられなくなった血管がうっ血して腫れあがることで、コブのような静脈瘤が出来てしまいます

それを一般的にはいぼ痔と呼び、できる場所も様々であるため症状も人それぞれ異なってきます。

内痔核と外痔核
歯状線より内側にできたものを内痔核と呼び、歯状線より下の皮膚部分にできたものを外痔核と呼びます。内痔核は、排便時に出血を伴ったり、内側にできているコブが出てきてしまうこともあります。内痔核に痛みがほとんど感じられないことに対し、外痔核は感覚神経が働くため強い痛みを伴うことがあります。

いぼ痔の治療
いぼ痔となってしまったら、まずはお風呂やカイロなどでゆっくりと体を温めて肛門周辺の血液の流れを活発化させます。適度な運動を行い、周辺を綺麗に清潔に保つということも非常に重要な治療の一つであるといえます。

きれ痔(裂肛)

●症状
切れ痔とは、肛門周辺の皮膚が切れたり裂ける場合を呼びます。便秘あとの固い便を押し出した際や下痢による炎症になどにより引き起こされます。

きれ痔になる原因
女性の場合、過度なダイエットにより食事量が極端に減った挙句便が出ずらくなり慢性的に便秘になりがちです。便秘状態が長く続けば続くほど便は固くなり、通過する際に腸や肛門周辺を傷つけてしまう恐れがあるのです。

その痛みはとても鋭く辛いため、排便自体を控えてしまいがちになってしまいます。

すると便秘はさらに進み排便時の傷口が拡大して炎症が酷くなり、全てのリズムが負のスパイラルに陥ってしまうのです。

きれ痔の治療
初期であれば、肛門周辺を綺麗に保ち傷が自然治癒することを待ったり、便秘を日々の生活の中で解消しながら座薬や軟膏などを塗ることで治療することができます。

ただしその時期を過ぎてしまった場合は、最終的に外科手術にて取り除くしか方法がなくなってしまう恐れもあります。

痔ろう

痔ろうになる原因
痔ろうとは、肛門出口から奥に少し入った部分のくぼみに大腸菌などが感染し炎症が起きて膿がたまり、その症状が繰り返され慢性化することによって、おしりに膿のトンネルができる状態を指します

症状
肛門周辺の皮膚は腫れてズキズキとした痛みを伴い、膿が出て下着を汚してしまうだけではなく、時には39度前後の高熱が出ることもあります。

膿が出てしまえば多少は楽になるものの、おしりの内部には膿のトンネルができている状態のため、自然治癒することはありません。
下痢などが続いた場合は、このトンネルにさらに細菌感染を引き起こしてしまい、症状の悪化を引き起こす恐れがあります。

痔ろうの治療
膿のトンネルを除去しない限り治癒することはありませんが、痔ろうは市販薬などで治るものではありません。外科手術にての治療となります

痔にならないための予防法

痔にならないための予防法としては、健康的に規則正しい排便が行われることが第一です

便秘を引き起こさないためにも、職場や学校などでの便意を我慢しないことや、食物繊維や発酵食品などを多く含む食物を食べたり無理なダイエットによる食事制限を行わないことで、自然と便がでる体づくりを日頃から心掛けることが大事だと思います。

肛門やおしりは、立つ歩く座る動作に直結する重要な器官です。

日々の生活習慣から痔を予防することはできますので、辛い思いをしないためにも継続して健康管理に努めて頂きたいと思います。

そして、もし痔になってしまったら、異変に気付いたその時に専門医へ受診し早期の治療を行って頂きたいと思います。

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