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あなたも睡眠時無呼吸症候群かも?やっておくべき6つのチェック

      2016/10/19

睡眠時無呼吸症候群

家族は勿論、場合によっては本人まで、夜中に突然発せられた大きな「いびき」に目を覚ますというような経験をしたことがある人もいるかもしれません。

そんな状態が日常的に認められるようになったら、睡眠時無呼吸症候群(略称「SAS」と呼ばれることもあります)を疑ってみた方が良いでしょう。

名前だけ聞くとそれほど深刻な印象は受けませんが、自分では気付いていない場合も多く、かなりの悪影響を及ぼす症状ですので、かなり注意が必要です。

睡眠時無呼吸症候群の症状

睡眠時無呼吸症候群の典型的な症状としては、主に以下のことが考えられます。睡眠時だけでなく、起きてからも症状が出やすいことが特徴と言えます。

◯睡眠時
1)いびきを日常的にかく(特に、不規則ないびきをかき、一度止まった後で急に再開するパターン)
2)呼吸が止まっている
3)呼吸が乱れる
4)目が頻繁に覚める

◯起床時
5)眠り足りない感が強い
6)頭痛がある
7)口が渇いている
8)寝起きが悪い

◯日中(活動時間帯)
9)強烈な眠気に襲われることがある
10)だるい・疲れやすい
11)集中力に欠ける

以上のような症状が、直接的な症状として挙げられます。

ただ睡眠時無呼吸症候群は、間接的に様々な病気の要因となっていると考えられています。特に高血圧や心臓病、脳卒中、糖尿病、不整脈などの生活習慣病との関係性が強いとされています

睡眠時無呼吸症候群がそのような生活習慣病を引き起こす理由としては、無呼吸状態の継続による低酸素状態や血管へのダメージ、また後述しますが、睡眠時無呼吸症候群を引き起こしやすい体型と生活習慣病の要因が合致することなどが影響していると考えられています。

睡眠時無呼吸症候群の原因

睡眠時無呼吸症候群を引き起こす原因としては、大きく2つに分けられます。

一般的な原因としては、呼吸の際に空気が通る気道(鼻・口・喉)自体が狭くなったり塞がったりして、呼吸が困難になることが挙げられます。

これにより睡眠時無呼吸症候群に陥ることを、特に「閉塞性睡眠時無呼吸症候群(略称OSAとも呼ばれます)」と呼びます。

もう一方は、呼吸の動きを無意識につかさどっている、呼吸中枢の神経に異常があって原因となっている場合です。

この場合を特に「中枢性睡眠時無呼吸症候群(略称CSAとも呼ばれます)」と呼びます。この場合には気道は狭くなったり塞がったりしていませんが、呼吸そのものに障害が発生しています。

一般的には、睡眠時無呼吸症候群の90%以上は、閉塞性睡眠時無呼吸症候群と言われています。

睡眠時無呼吸症候群の検査方法

睡眠時無呼吸症候群が疑われたら、正確な検査を受ける必要があります。

検査は病院(特に睡眠時無呼吸症候群専門の外来がある病院)で受けます。

検査方法としては、問診を経て、簡易検査とその後、更に正確性を確認するために行う確定(精密)検査の3段階の形式を取ります。

問診で睡眠時無呼吸症候群と疑われた場合に、検査に進み、簡易検査でも確定出来なかった場合に、確定検査が行われます。

簡易検査は、日常の生活のまま自宅で行いますので、生活を変える必要がないというメリットがあります。

指先に付けたセンサーから、睡眠時の血中の酸素濃度を計ったり、鼻に付けたセンサーで呼吸状態を調べたりします。

確定検査は病院に1日(或いは夕方から朝まで)宿泊して行います

精密な検査ですので、検査項目も多くなります。簡易検査で行った、酸素の血中濃度や呼吸状態の検査だけではなく、心電図、呼吸に関係する胸腹部の筋電図や目の動きを調べる眼電図、脳波、いびきの状態など細部まで調べます。

自宅でもできる睡眠時無呼吸症候群チェック

病院に行く前に、まず自分で睡眠時無呼吸症候群かどうか簡単にチェックしておくのも良いでしょう。

睡眠中ですので、本人ではわからないことも多く、家族に協力してもらいましょう。

以下にチェック項目を挙げておきます。

1)いびきをよくかく(特に突然いびきが止んだり再開したりする)
2)睡眠中呼吸が止まっていることがある
3)体重が若いときよりかなり増えた。
4)首より上が太った
5)夜、睡眠時間はしっかり取っているのに日中眠くなることが多い。特に居眠りしてしまうことが多い
6)起床時、頭痛があったり寝起きが悪い

このような症状に多く該当している場合、睡眠時無呼吸症候群の症状が出ている可能性があります。

睡眠時無呼吸症候群になりやすい人

睡眠時無呼吸症候群になりやすい人としては、体型と生活習慣の両方から、その傾向が見えてきます。

まず体型ですが、基本的に肥満傾向にある人が睡眠時無呼吸症候群になりやすいと言えますが、単に肥満であるかどうかだけで決まるわけではありません。

特に影響するのが、首から顔に掛けての状態です。

以下に具体的に挙げてみます。

1)首が短い
2)首が太い。首周りが肥満である
3)下顎が余り発達していない・小さい
4)下顎が首の方に引っ込んでいる
5)睡眠時に舌が気道を邪魔しやすい形状である
6)舌を支える筋肉(舌筋)が弱い(睡眠中に舌が落ちて気道を邪魔しやすい)

以上のように、肥満の人がなりやすいことは確かですが、痩せている人でも十分なり得ますので、体型だけで安心は出来ません。

生活習慣面では、

1)喫煙者である
2)酒をよく飲む(特に就寝前)
3)暴飲暴食をよくする(肥満になりやすいため)
4)既に生活習慣病を患っている

が挙げられます。

睡眠時無呼吸症候群の治療法

治療法としては、簡易的なものも含め、主に以下の方法が挙げられます。

1)寝る際の姿勢を変える
2)ダイエットする
3)生活習慣を変える(運動や食生活の改善。2とも重複部分あり)
4)CPAP(シーパップ)療法
5)マウスピースを利用する
6)手術

1はもっとも簡易的な応急処置で、姿勢を仰向けから横向きにすることで、気道を確保します。根本的な治療ではありませんが、費用も掛かりませんし、すぐに実行出来て効果が出ます。

2と3は、肥満による睡眠時無呼吸症候群に効く治療となります。痩せることで気道を確保します。

4のCPAP(シーパップ)療法とは、鼻にマスクを付けて、そこから空圧を掛けることで、気道を確保するというものです。

装置が必要ですし、根本的な完治ではありませんが、効果は高いものとなっています。

生活習慣の改善やダイエットと併用するのが理想的です。

5のマウスピースの利用は、顎の咬み合わせの問題で気道が狭くなっているタイプの人に有効です。

咬み合わせを高い状態にし、顎の位置を正常な状態にして気道を広げる効果があります。

6の手術は、扁桃などを切除して気道そのものを広げるものです。あくまで最終的な手段と言えます。

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