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日中の耐えられない睡魔は特発性過眠症が原因かも?

      2017/01/18

日中の耐えられない睡魔は特発性過眠症が原因かも?

正常な睡眠をとることができていれば、日中に眠気を感じることはほとんどありません。しかし、さまざまな原因によって、猛烈な眠気に襲われてしまう人もいるのです。

単に疲れが溜まっているだけなら大きな問題はないのですが、頻繁に眠気に襲われてしまう場合は注意が必要になります。

睡眠障害があるのならば、しっかりとした対処をしなければなりません。

特発性過眠症とは?

睡眠障害というと、眠りたいと思っていても眠ることができない不眠症を思い浮かべる人が多いかもしれません。しかし、眠りたいと思っていない時や眠ってはいけないときに猛烈な睡魔に襲われてしまう症状もあるのです。

もちろん、睡眠不足の日が続いていて眠くなってしまうのであれば、大きな問題はありません。ただ、十分な睡眠時間を確保しているにもかかわらず眠くなってしまう、過眠症と呼ばれる睡眠障害に悩まされる人も増えています。

過眠症と一口に言っても、いくつかのタイプがあります。

過眠症のうち、強い眠気を感じるのが日中で、1時間以上という長さにわたって眠ってしまうものを特発性過眠症と呼んでいます。

特発性過眠症の原因

特発性過眠症は日中に眠くなってしまうものなので、睡眠時間が足りていないことが原因なのではないかと思われがちですが、そうではありません。

夜間の睡眠時間を多めに確保するように心がけたとしても、特発性過眠症の症状が軽くなることはありません。特発性過眠症は原因がはっきりしていないため、厄介です。

考えられる原因としては、夜間の睡眠中に何らかの睡眠障害が発生していることや、脳内の機能に異常が生じていることがあります。中枢神経系に原因があると考えられていますが、明確には判明していません。

特発性過眠症の疑いがある時は、きちんと検査を受けることが大切です。

特発性過眠症の症状

特発性過眠症の主な症状としては、二つが挙げられます。

一つは日中に強い睡魔に襲われること。もう一つは、目覚めが悪くなってしまうこと。

十分な睡眠時間を確保していても、起きたときに頭が重かったり、めまい・立ちくらみが起きたりします。また、目覚めの悪さは朝に限られるはわけではなく、日中に睡眠発作が起こった後の感覚がスッキリしない場合もあります。

日中に睡魔に襲われるのが特徴ですが、突発的に眠くなって意識がなくなるというものではありません。徐々に眠くなってくる症状なので、自動車を運転している最中などは、気をつけてさえいれば問題がないことがほとんどです。

特発性過眠症の検査方法

特発性過眠症の症状は、時々起こるというものではなく、継続的に見られるのが特徴です。そのため、3ヶ月以上は症状が続いていることが診断の条件になると考えられています。

検査方法としては、睡眠ポリグラフ検査と呼ばれる方法を用いることが多いです。睡眠時のデータを記録していく検査なので、短時間で終わらせることはできません。医療機関で一晩寝ることになります。

記録するデータには、脳波、脚・あご・眼球の運動、呼吸、心電図などがあります。入眠するまでにかかる時間がどのくらいなのかといった点も異常の判断材料となっています。

また、日中の眠気について評価するMSLT検査で、過眠症の程度を判断することも必要です。

特発性過眠症かも? と思ったら

特発性過眠症かもしれないと感じたら、早めに医療機関を受診することが大切です。

きちんと検査、診察を受けることで、適切な対処をすることができるようになります。ただし、受診する診療科を間違えないようにしなければなりません。

適切な診療科を受診していないと、間違った診断がなされることがあります。睡眠障害は正しく対処しないと、改善に時間がかかってしまいます。

睡眠障害を専門的に取り扱う睡眠外来を受診するのが最適ですが、睡眠外来を設けている医療機関は多くありません。睡眠外来がない場合は、心療内科、精神科、メンタルクリニックを受診するのがいいでしょう。

特発性過眠症の治療法

特発性過眠症は、原因がはっきりと特定されていない症状なので、確実に症状を改善させられる治療法は存在しません。

まずは、規則正しい生活のリズムを作ることから始めることになります。しっかりと睡眠時間を確保したり、早寝早起きを心がけたりすることが基本です。

日中に強い眠気を感じるようになった時は、薬物を用いる必要があります。睡眠障害の一つとして知られるナルコレプシーと同じように、モダフィニル(別名:モディオダール)という薬を用いることが多いです。

特発性過眠症が自然治癒したというケースはほとんどないため、眠気が生じた時の対症療法は必須となります。治療を行うことで、ある程度は症状が落ち着いていくでしょう。

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