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つらい肩こりの原因はまっすぐな首…ストレートネック対処法

      2017/01/18

つらい肩こりの原因はまっすぐな首…ストレートネック対処法

常日頃から肩が凝ったり、あるいは重かったり、慢性的な頭痛や首の痛みなどに悩んでいる人は、ひょっとするとストレートネックかもしれません。

ストレートネックは、文字通り首の骨=頚椎(けいつい)が横から見て、ほぼ真っ直ぐに近い状態で伸びていることをいいます。ストレートという言葉の印象もあって、一見問題ないように感じるかもしれませんが、実は人間にとってはよくない状態です。

では、どうしてよくない状態なのか、そして、改善方法はあるのか、これから見ていきましょう。

ストレートネックとは?

すでに軽く触れましたが、ストレートネックは頚椎が真っ直ぐに近い状態になっていることです。

頚椎は七つのパーツで成り立っています。頚椎が七つに分かれていることで、首は前後左右に自由に動くことができます。

頚椎の最も頭骨に近い部分を第一頚椎、次に第二椎骨、一番下の部分を第七頚椎と呼びます。

第一から第七頚椎までは、本来ですと、お腹側の方へ向かって湾曲する形になっています。つまり頚椎全体がお腹側に反ることで、頭部の重みをバランスよく支える形になっているわけです。

このバランスが崩れると、余計な負担が肩や首の筋肉にかかるようになったり、首の神経を圧迫することで様々な悪影響が出てきてしまいます。それがストレートネックの症状として現れるのです。

頸椎の湾曲は、30~40度が適切な湾曲度合いとされています。この数値より小さい湾曲になってくると、いわゆるストレートネックと呼ばれる状態と見なされるのです。

ストレートネックの原因

ストレートネックになってしまう主な原因は、姿勢の悪さです。特に猫背と呼ばれる姿勢が強く影響します。

長時間下を向く姿勢を取ることで、首の湾曲とは逆の方向に頚椎が動き、この状態が慢性化することで、頚椎がストレートネックになってしまうというわけです。

スマートフォンを見ている人が多い現代では、ありがちといえます。

似たようなケースでは、合わない枕を使用し続けることもストレートネックの原因になることがあります。就寝中の首の状態が不自然になって、湾曲が失われてしまうのです。

他にもスポーツなどによる影響が考えられます。典型的な例としてよく挙げられるのが、バレリーナです。皮肉なことに極端に姿勢よくすることでも、ストレートネックの原因となってしまうのです。

さらに格闘技などによる首への衝撃や、スノーボードの転倒などの衝撃も原因となり得ます。また、交通事故での、いわゆるムチ打ちも、この衝撃の一種で、ストレートネックを引き起こす原因になります。

高齢化社会ということもあり、老化が原因のストレートネックも増えてきています。

頚椎症、頚椎椎間板症(頚椎椎間板ヘルニア)のような、椎間板や骨の老化による変形を原因とするものです。

ストレートネックの種類

ストレートネックの種類は、原因の部分とも多く重なりますが、以下のようなものがあります。

・上半身の悪い姿勢が原因となるタイプ(猫背)
・バレリーナタイプ
・外的衝撃タイプ(スポーツや事故による衝撃)
・下半身のバランスの悪さが原因となるタイプ

下半身のバランスの悪さが原因となるタイプとは、骨盤の歪みや偏平足などで背骨全体が歪み、それがさらに上にある頚椎の湾曲にも悪影響をもたらすものです。

上半身の姿勢が悪くなくても、ストレートネックになってしまう場合があります。

ストレートネックの症状

ストレートネックの典型的症状は、主に以下のものが挙げられます。どれも慢性的な症状です。

・頭痛
・めまい
・耳鳴り
・肩こり
・首の痛み
・首の可動域が狭い、動かそうとすると痛みが出る
(特に上を向く姿勢が辛い)
・手足のしびれ
・朝起きるとすでに肩が凝っている。あるいは首が痛い
(枕が合っていないことによる症状)

また、それほど多くないものの、以下のような症状が出ることもあります。

・自律神経失調症
・精神的疾患(うつ病など)
・逆流性食道炎、吐き気
・視力が落ちる、目が疲れやすい

ストレートネックの治療法

ストレートネックの治療法はいくつかあります。

・マッサージ
・整形外科などでの首の牽引
・理学療法士や柔道整復師による施術
・鎮痛剤や筋肉の弛緩剤の投与

いずれも対症療法的なものが多くなっています。

ストレートネックかも? と思ったら

ストレートネックの症状は他の病気や症状と重なるものが多く、その症状が出たからすぐにストレートネックと断定することはできません。

整形外科などでレントゲンを撮ってみないと、正確な診断はできないでしょう。

ただ、ある程度、個人でもチェックすることはできます。以下の項目に当てはまる場合には、ストレートネックが原因の症状といえるかもしれません。

・首を後ろに反らすと痛みが走る
・首を左右に回すと痛みが走る
・首を動かすと音がする
・姿勢が悪い

ただし、個人での独断は禁物。まさかと思ったら整形外科を受診してくださいね。

ストレートネックの対策

ストレートネックは、首の頚椎の状態を本来の姿に戻すことが重要となります。まずは、日常的に姿勢を正し、猫背などにならないようにするということが大切です。

ただ、すでにストレートネックになってしまっている場合には、ある程度矯正していかなくてはなりません。

本来は専門家などの指導の下で行うことが理想的ですが、個人でも簡単にできる対策もありますので、紹介します。

・首を反らすストレッチ

1、顎を引きます。
2、顎を引いたまま、ゆっくりと首を後ろに反らします。
※これを日常的に繰り返します。

簡単で、どこでもできますが、頚椎は神経が通っていますので、無理に反らすことは絶対にやめましょう。

あくまで痛みの少ない範囲内で。また、手足にしびれがあったり、頚椎症などの症状が出ている時には危険ですので控えるようにしてください。

・タオルなどを使ったストレッチ

1、バスタオルなどを巻き寿司状に丸めます。
2、そこに寝転がって首を置き、首の湾曲を意識しながら数十分寝るだけです。
※タオルをあまり高くしすぎないようにしましょう。

また、ストレッチだけでなく、日常的に使っているものを考え直すことも大事なことです。

・適切な枕を選ぶ

寝具の専門店などでは、個人の頭や首、体型に合った形、高さの枕を選んでくれる専門家がいることが多いので、アドバイスをもらって購入することができます。

また、自分で枕の形を変えることができるタイプや、低反発性ウレタンなどを使ったタイプの枕もいいでしょう。

これにより、寝ている間に適切な頚椎の湾曲を作り出すことができます。

以上が、簡単な対策となりますが、すでに述べたように、全身の問題からストレートネックが生じているような場合もあります。

まずは日常的に姿勢を正し、さらに本来の状態に戻すために、体全体のストレッチや適切な筋力トレーニングを行いましょう。

あまり状態がよくならない時は、専門家に一度全身のバランスを診てもらうということも必要かもしれません。

今回ご紹介したのはあくまで簡単な対策です。症状が重い場合などは医療機関を受診することを優先してください。

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