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一度寝たら簡単には起きれない…反復性過眠症は未知の病気

      2017/03/07

一度寝たら簡単には起きれない…反復性過眠症は未知の病

一日に16~20時間も眠ってしまう反復性過眠症。

様々な睡眠障害の中でも、特に発症例が少ないのがこの反復性過眠症です。反復性過眠症の原因や症状、治療方法についてご紹介していきます。

反復性過眠症とは?

別名、周期性傾眠症とも呼ばれており、数ある睡眠障害の中でも、特に発症例の少ない睡眠障害の一つです。

反復性過眠症の大きな特徴は、1日の睡眠時間が長くなる過眠と、症状が現れない時期が周期的に起こる点にあります。

発症例が他の睡眠障害に比べると少ないため、症状に関する情報や治療法、原因に関する情報も少なく、非常に治療が困難な睡眠障害であります。

まずは原因について、どのようなものが挙げられるのか、見ていきましょう。

反復性過眠症の原因

反復過眠症は非常に発症例が少なく、研究も進んでいないため、現段階でははっきりとした原因は解明されていません。

発症の引金と考えられているのは、過度のストレス、感染症や風邪による急性の発熱、睡眠不足、深酒などが挙げられます。

はっきりとした因果関係は解明されていませんが、10代の青年期での発症が多く見られ、男性の発症例が多いようです。

反復性過眠症の症状

数日から2週間ほど、1日に16~20時間ほどの長時間睡眠が、昼夜を問わず続きます。

この長時間睡眠が続いた後は、一般的な睡眠時間に戻ります。そして、その数ヵ月後に再び長時間睡眠の期間が訪れます。この睡眠周期が交互に繰り返されます。

長時間睡眠の時期は傾眠期と呼ばれ、通常の睡眠に戻る期間は間欠期と呼ばれています。

間欠期には、仮眠の症状が全く現れないのも特徴です。傾眠期には過眠の症状はあるものの、簡単な受け答えなどができる程度の意識はあり、排便や食事は自ら行うことができます。

しかし、注意力や集中力が持続しなかったり、記憶力の低下などの特徴があったり、すぐに眠り込んでしまいます。

反復性過眠症の検査方法

反復性過眠症の検査方法は、傾眠期の症状が周期的に現れるかどうかにより診断されます。診断の基準には次の4つの項目が挙げられます。

・数日から数週間にわたる傾眠期が反復する
・最低でも年に1度は傾眠期が現れるか
・間欠期において、注意力や認知機能に問題がないか
・過眠の原因が、他の睡眠障害や精神疾患、薬物服用などではないこと

反復性過眠症かも? と思ったら

もし反復性過眠症の可能性があると感じられた場合は、睡眠科や睡眠医療科など、睡眠専門の病院での診察をおすすめします。また睡眠障害を扱っている精神科もありますので、そちらもいいでしょう。

睡眠障害のほとんどは、周囲からみた場合に病気だと分かるものではなく、場合によっては怠けていると見られてしまったり、社会的評価を下げてしまうこともあります。

専門医による診断を受けることで、世間の誤解を解くこともできるので、疑わしい症状がある場合は早めの受診をおすすめします。

反復性過眠症の治療法

反復性過眠症は、はっきりとした原因が解明されていないため、治療法が確立されていないのが現状。

反復性過眠症の症状を抑えるにあたって重要なのは、過眠状態が続く傾眠期に突入しないようにすること。一度傾眠期に入り、過眠の症状が現れてしまうと、症状を止めるのが困難なためです。

反復性過眠症が発症する要因にはストレスをはじめ、様々なきっかけが考えられています。そのため、それぞれの発症の誘引に対応する治療法を見つけることが必要となってきます。

例えば、ストレスが引金となっている場合には、リーマス錠などの炭酸リチウムを投薬し、精神の安定を図ります。

また、傾眠期に入ってからの症状を抑えるために、リタリン(別名:メチルフェニデート)などの中枢刺激薬を投薬するケースもあるようですが、反復性過眠症には効果が出ないとのレポートもあるため、治療は非常に困難となっています。

反復性過眠症は20~30代になると症状が緩和してくるため、現段階では、症状が落ち着く年齢に達するまで投薬治療を続けるのが一般的となっています。

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