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長く続く止まらない咳は喘息の始まりかもしれない…咳喘息って?

      2017/01/18

長く続く止まらない咳は喘息の始まりかもしれない…咳喘息って?

風邪や発熱などの症状がないのに咳だけが続く…。

こういった症状の方は咳喘息の疑いがあるかもしれません。病院へ行くべきか悩む症状の一つでもあります。現在、国内の咳喘息の患者数は推定800万人に上るといわれています。

そこで今回は放置しておくと悪化する恐れのある咳喘息について、症状や原因、予防法などをご紹介いたします。

咳喘息とは?

咳喘息とは慢性的に咳が出る気管支系の病気です。呼吸をする際に空気を通す気道が、何らかの原因で狭くなることにより、外的刺激を受けやすくなり、咳や炎症などを引き起こします。

アレルギー性の病気の一つともいわれています。

咳喘息の症状

風邪が治ったはずなのに、咳が数週間も続く…。咳だけが1か月以上続く…。
こんな場合は咳喘息の疑いがあります。

咳喘息は放置しておくと、約1か月以上空咳が続きます。ひどい時は1年以上も続くことも。夜眠るときに咳がひどくなり、なかなか眠られないこともあります。

風邪などの症状で見られる発熱や痰などの症状も比較的少ないのが特徴です。また、喘息の症状で見られる「ゼーゼー」「ヒューヒュー」といった呼吸困難もほとんど見られません。

温かい室内から冷えた場所へ移動した時や、ご友人と長話をした後に咳が出やすい傾向もあります。

咳喘息の診断基準は、主に以下のものが挙げられます。

・空咳が8週間以上続く場合
・気道が敏感になっている
・アレルギー物質に反応して咳が出る
・気管支拡張薬が有効であることなどが見られた場合

放っておくと症状が悪化し、本格的な喘息になる可能性もあるので、咳が続く場合は早めに医療機関を受診しましょう。

咳喘息の原因

咳喘息の原因は様々なものが挙げられますが、その中でも特に多いのがストレスによるものです。

忙しく働く現代人にとって、精神的なストレスは避けられないもの。過度なストレスにより本来持つべき体の免疫力が低下してしまいます。それが風邪へ発展し、咳が治らずに咳喘息になってしまうことも多いです。

ストレスは口の中が乾燥しやすくし、それが気道を敏感にしてしまい、咳喘息を悪化させてしまうことも。

気道に刺激を与えるタバコの煙も咳喘息の原因の一つです。

自分がタバコを吸うのはもちろん、周囲のタバコの副流煙を吸うことでも咳喘息を引き起こします。気道が外的から守ろうと免疫が働き、咳を引き起こします。

花粉やハウスダストも咳喘息の原因となります。現代病ともいわれる花粉症や喘息、アレルギー性鼻炎も代表的な病気ですが、咳喘息も同様です。花粉やハウスダストを吸うことにより、気道が過敏に反応して咳を引き起こすこともあります。

アレルギーのもととなる物質、アレルゲンの除去は、咳喘息の患者にとっては必要不可欠なことなのです。

咳喘息の治療法

咳が続いているから風邪薬を飲んでいるけれど、一向に治らない…。咳喘息にかかっている場合は、風邪薬や咳止め、抗生物質などを服用しても効果がほぼありません。

咳喘息を治療するには、病院で処方される気管支拡張薬といった薬で気管を広げて空気の通りをよくします。薬を吸入したり経口のステロイド薬が用いられます。

気管支拡張薬を使った治療を開始して、咳の改善が見られて初めて、咳喘息と診断されるのです。

症状の度合いにもよりますが、最初は吸入ステロイド薬での治療から始まります。少量でも優れた抗炎症作用を発揮します。心配な副作用の心配がほどんどないため、長期間に渡って服用することができます。

場合によっては、抗アレルギー薬が処方されることもあるようです。人によっては、治療せずに自然治癒することもありますが、その割合は高いものではありません。病院を受診し、自分に適した治療を行っていきましょう。

咳喘息を放置しておくと、本格的な喘息へ移行していく可能性も高まっていきます。自己判断は禁物ですので、早めの受診で咳喘息を治していく必要があります。

咳喘息にならないための予防法

咳喘息を引き起こしている原因を探り、改善していくことも大切です。

例えば、咳喘息を悪化させるタバコを止めること。禁煙するには、強い意志が必要です。禁煙する自信がない方は、禁煙外来を利用しましょう。

また、普段からストレスと上手に付き合うのも咳喘息の予防につながります。楽しいと思える趣味の時間を持ったり、ご友人とランチしに行くなど、ストレスを溜めない生活を送りましょう。

そして、感染症が流行する冬は要注意です。

風邪やインフルエンザにかかると、気道の粘膜が炎症を起こしてしまい、咳喘息が起こりやすくなります。風邪予防の基本である手洗いとうがいも心がけ、気道を乾燥させないように加湿器を置くなどして咳喘息を予防しましょう。

 - 肺・気管支の病気