アレルギー・ヘルスケア119番

鼻炎やアレルギー、アトピーや健康全般についての情報サイト。

*

肌の赤みと盛り上がり…乾癬(尋常性乾癬)は現代の病気です

      2017/01/18


肌の赤みと盛り上がり…乾癬(尋常性乾癬)は現代の病気です

戦後から増え始めた病気で、まだ広く知れ渡っていない病気です。症状や予防法、外用・内服薬の他、紫外線を当てる治療などを紹介しています。

思い当たる点があれば専門医の意見を聞いてみるのもいいかもしれません。

乾癬(尋常性乾癬)の症状

皮膚に赤い発疹と、その上にも白色に変色した皮膚症状が現れます。白色の部分は皮膚の表面にある角質細胞が剥がれ落ちたものです。まわりの正常な皮膚よりも少し盛り上がった状態になります。

全身のどの部分にも症状が現れますが、特に現れやすい部分は肘や膝、そして頭皮です。爪の表面にも発症することがありますが、眼や唇には現れません。

見た目とは異なり、痒みの感じ方は様々です。あまり痒みを感じないというケースもあれば猛烈なかゆみを伴うというケースもあります。

この症状は人には感染することはありません。また、命に関わる可能性もまずありません。ただし、精神的なダメージを受けることも少なくありません。

発疹のある部分を皮膚の表面に平行に削ると点状の出血が起こったり、正常な皮膚の部分に物理的な刺激を与えた場合は、その部分に発疹が現れたりします。

乾癬(尋常性乾癬)の原因

原因はまだ明確にはされていませんが、高脂肪摂取によるものや様々なストレス、気候の変化など生活環境による事例が多く見られています。食生活が和食から西洋化されていることも考慮されています。

そのため、体質的なものに加えて食生活や身体的・精神的なストレス、紫外線不足などが関与している可能性もあると考えられています。

皮膚の表皮が形成されるには約457時間を要するとされますが、発症した部位では約37.5時間とされます。

通常であれば皮膚が新しく形成され、古いものと入れ替わるまで約4週間かかりますが、この病気の場合は3~4日ほどとなります。表皮が増殖し、皮膚の入れ替わりが激しくなるのです。

これが白く変色する原因です。リンパ球の一種であるT細胞と呼ばれるものや自分の身を守る免疫系が関わっているという可能性も考えられています。

乾癬(尋常性乾癬)の治療法

初診時は外用薬としてオキサロール群、ドボネックス軟膏、ボンアルファ軟膏、ハイローションなどが処方されることが一般的です。皮膚の乾燥を防ぐ目的として保湿剤を併用することも多いです。

ビタミンD3を含む外用薬は急性腎不全になる副作用が見られるという報告もあります。薬に対する個人差があるため、時間をかけて一つずつ試していくこともあり、部位や症状に合った治療を見つけていきます。

光線療法も行われています。これは内服薬を飲んだ後、紫外線を当てることで病気を治療する方法です。最近は症状の現れている部位にのみ照射するターゲット型も誕生しています。

安全性が高く、効果もよく現れていることで注目を受けているようです。

内服薬による治療では、ビタミンA誘導体のレチノイドや免疫抑制剤のシクロスポリンなど、保険適用により治療薬として処方されます。ネオーラル低用量の導入も実現されています。

副腎皮質ステロイドの常用は他の皮膚疾患を引き起こしたり、免疫力を低下させるなど、長期にわたる使用は行われません。血液検査は必ず実施し、腎機能など観察が必要となります。

乾癬(尋常性乾癬)の予防法

身体的にも精神的にもストレスを溜めないことが予防につながります。

身体的には疲労が蓄積しないように心がけ、精神的なストレスはできる限り発散させることが望ましいです。睡眠を多く取ることも大切です。睡眠不足はストレスの原因になってしまいます。

食事では高脂肪のものは控えるようにし、規則正しく3食をとることも心がけるように生活しましょう。卵や乳製品もできれば控えるようにします。

そして、皮膚は清潔を保つようにします。怪我をしないように注意することも大切です。

適度に日光を浴びることも推奨されています。基本的に生活習慣病に類似している点が多いため、生活を見直し、気づいた点を改善することが重要とされます。

 - 肌トラブル・皮膚の病気