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二の腕のブツブツ除去できるかも…サメ肌とも呼ばれる毛孔性苔癬

      2016/10/19

毛孔性苔癬

痛みやかゆみはほとんど感じないけど、何だかブツブツが二の腕に出来ている、そんな症状にお悩みの方はいらっしゃいませんでしょうか。

その二の腕のブツブツ、もしかすると「毛孔性苔癬(もうこうせいたいせん)」という皮膚病かもしれません。

毛孔性苔癬の症状

毛孔性苔癬は皮膚に出来る皮膚炎の一種です。

毛孔性苔癬は毛孔角化症(もうこうかくかしょう)とも呼ばれ、古くからの一般名称として「さめ肌」という呼び名でも呼ばれています。

毛孔性苔癬は主に二の腕、太もも、背中、そしてお尻の部分に出来やすく、触ってみるとブツブツ、ザラザラとした感触があるのが特徴です。

ブツブツやざらざらした箇所は赤く腫れあがる事や、痛みを伴う事はなく、色も普通の肌の色に近い肌色もしくは薄めの赤色や茶褐色をしています。

毛孔性苔癬は特に思春期の世代の人達に多く見られる皮膚炎の一つで、年齢を重ねるごとに症状は軽くなってゆきますが、成年、中年の方でも毛孔性苔癬にかかってしまい、症状がなかなか良くならない患者さんも居ます。

毛孔性苔癬は思春期の世代の人達の他にも、妊娠や出産をする妊婦さんが発症する事もあります。

毛孔性苔癬を発症する年齢については、患者の約半数が10代の内に症状が現れ、特に小学校の高学年の子どもの毛孔性苔癬の発症率は約20%、5人に1人の子どもが毛孔性苔癬にかかっているという調査結果が報告されています。

毛孔性苔癬は20代になって成人した後は皮膚炎の症状も徐々に少なくなり、30代になると皮膚の表面に見えるブツブツも自然に消えてゆく事が多いですが、ブツブツがそのままずっと残ってしまう人も少なくありません。

この為、男性もかかる毛孔性苔癬ですが、女性の方が見た目などの問題から二の腕のブツブツを気にしている人が多く、女性の「3.5人に1人」の方が二の腕のブツブツの症状に悩んでいる、というアンケートの調査結果もあります。

毛孔性苔癬の原因

毛孔性苔癬の原因は、二の腕や背中、お尻や太ももなどの肌の部分に詰まってしまった、古い角質が原因となって引き起こされます。

毛孔角化症という別名の通り、毛孔性苔癬になると皮膚の毛穴の部分の内部にある角質層がだんだんと分厚くなります。

そうなると、古くなった角質が今度は角栓というかたまりの物質となって毛穴を塞ぎ、かたくなった角質が毛穴を埋める状態となり盛り上がって二の腕や背中、お尻のブツブツとなります。

毛孔性苔癬は医学用語で「丘疹(きゅうしん)」と呼ばれ、古い角質と毛穴の中の毛が毛穴を埋めて盛り上がってしまっている状態の事を指します。

毛孔性苔癬は現代の医学においても、いまだはっきりと原因を突き止める事が出来ておらず、毛孔性苔癬を引き起こす可能性として考えられているものは現在3つあります。

1.「皮脂腺の機能異常」
2.「ビタミンAの欠乏による機能異常」
3.「遺伝による物」

しかし、どれも毛孔性苔癬の決定的な原因とまでは断定出来ていないのが現状です。

毛孔性苔癬の治療について

毛孔性苔癬の治療を行う際には、尿素が配合された「尿素クリーム」をブツブツの症状が出ている二の腕などに塗布して治療を行ってゆきます。

尿素クリームは市販のクリームまたは皮膚科で処方されるクリームでもどちらにも尿素が配合されています。

尿素が配合された尿素クリームは、尿素の成分が毛穴の古くなった角質を溶かす作用があり、硬くなった肌の表面を尿素が柔らかくして余分な角質を取り除きます。

尿素クリームは保湿成分も含まれている為、治療を行うと同時に肌を乾燥から守る事も出来ます。

毛孔性苔癬の治療には他にも角質溶解の作用があるサリチル酸が含まれたピーリング剤を使った皮膚科での治療や、ケミカルピーリングを使った古い角質の施術による除去ダーマローラーという極細の針がついたローラー器具を使った肌を刺激して活性化させながら行う治療、そしてレーザーを用いて脱毛や皮膚にわざと弱いダメージを与えて肌の再生力を強めながら行ってゆく治療法などがあります。

毛孔性苔癬の予防法

毛孔性苔癬を予防する予防法としては、普段の生活習慣を見直しながら行う予防法が主な予防策となります。

具体的には、毛穴を詰まらせてしまう皮脂の過剰な分泌や皮膚の乾燥を引き起こしてしまう紫外線に出来るだけあたらないように気をつける「紫外線対策」

毛孔性苔癬の直接の原因とも言われている皮膚の乾燥や皮膚への刺激を防ぐ為にお風呂あがりや普段の生活でなるべく肌を乾燥させないようにローションやクリームを使って行う「保湿・乾燥対策」

そしてカミソリを使ったムダ毛処理などで不必要に皮膚に刺激を与えないようにする「刺激対策」

この3つの対策を行う事で、毛孔性苔癬の症状が悪化しないよう事前に予防出来る確率が高くなります。

症状を悪化させるNGな行動

毛孔性苔癬の症状を悪化させてしまう「NGな行動」としては、「紫外線対策をせずに太陽の光を長く浴び続けてしまう」事や、「皮膚を乾燥させてしまう」事。

そして「カミソリなどを使ったムダ毛処理で必要以上に肌に刺激を与えてしまう」事など、これらの行動は毛孔性苔癬の症状を促進させてしまうので要注意です。

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