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めまい、耳鳴り、難聴…謎多きメニエール病は心から

      2017/01/18

メニエール病

突然起こるグルグルとしためまいやしつこく続く耳鳴り、そして「なかなか治らない難聴の症状にお悩みの方はいらっしゃいませんでしょうか?

単なる疲れと放っておいたそれらの症状は、メニエール病の可能性があります。

メニエール病とは

メニエール病とは、30~50代の女性が多く発症する病気であり、耳の中にある三半規管や蝸牛(かぎゅう)と呼ばれる器官が水ぶくれとなってしまうことでめまいや耳鳴り、難聴を引き起こす病気です。

三半規管や蝸牛の水ぶくれは内耳の中にリンパ液が過剰に増えてしまうためであり、リンパ液が増えて内耳の三半規管や蝸牛に異常をきたすことでメニエール病の症状が現れます。

また、めまいを伴う突発性難聴と症状が似ていることも特筆すべきことです。
耳鳴り、難聴、耳が詰まる感じなどの聴覚症状を伴うめまいが反復する場合は、メニエール病の疑いがあります。

ただし、一人で判断するのではなく、医療機関を受診することが大切です。

メニエール病の症状

メニエール病の代表的な症状には、以下のようなものがあります。

・床や天井、壁がグルグルと回転して見えるひどいめまいが30分以上続く
・難聴
・耳鳴り

特に、メニエール病で引き起こされるめまいの症状は30分以上、時に6時間以上も続くことがあり、非常に大きなストレス源となることも珍しくありません。

また、これらのメニエール病の特徴は、3種類の症状が連動しており、反復するという特徴があるため、発症すると一日の生活時間の大半がめまいと難聴、耳鳴りで支配されてしまいます。

メニエール病は主に30~50代までの女性が発症しやすく、男性が発症することもありますが、子どもがメニエール病を発症するケースは稀です。

メニエール病で引き起こされるめまいは、自分のまわりの床や地面、天井や壁などがグラリと突然揺らいで、グルグルと回り出すというものや、地面に足がついておらず浮いているような感覚のものが代表的です。

また、メニエール病で起こる耳鳴りは、耳の中に何かが詰まっているような感覚や頭の中で音が響き渡るような感覚など、多種多様なのが特徴です。

メニエール病の原因

メニエール病を引き起こす直接の原因は、内耳の部分にあたる三半規管を増えすぎたリンパ液が満たしてしまうことによって引き起こされる内リンパ水腫です。

内リンパ水腫を引き起こす内耳のリンパ液の異常分泌を引き起こす原因については、現在でも謎が多いものの、考えられている原因にはストレスや睡眠不足、疲労、気圧の変化、几帳面すぎる性格などがあります。

これらの原因が内耳のアレルギーやウイルスに対する防衛反応や自己免疫機能を損ねてしまうことでメニエール病が引き起こされると考えられています。

ただ、メニエール病を引き起こすメカニズムについてはまだ解明されていない部分が多いのが現状です。

メニエール病の治療法

メニエール病を治療する際には、耳鼻咽喉科での検査を受けた後、各種薬剤の服用や外科的な手術を行います。

薬剤による治療を行う場合には、体内で発生するリンパ水腫の症状を抑えるために利尿剤を服用したり、血流改善剤、ステロイド剤を使っていきます。

また、めまいや耳鳴り、難聴の症状がひどい場合は、入院治療で安静にした上で、点滴によって体内に栄養を送り込むと同時に発作を軽減させる安定剤を併用して治療を行うこともあります。

さらに、メニエール病の症状が頻発して生活が難しいケースでは、内リンパ水腫の症状を改善するための外科手術を行います。外科手術はメニエール病の重い症状に悩まされている方には特に有効となるケースも多いようです。

ただ、何よりも大切なのはメニエール病には、ストレスを感じないようにする生活習慣の見直し。外科手術に踏み切る前に体と心のケアを行うことも大切なプロセスです。

メニエール病の予防

メニエール病は、現代の医学においても直接の原因をはっきりと解明出来ていない病気であり、予防法についても確立されたものはないのが現状です。

現在では、日頃からストレスフリーな生活を心がけることや、物事にこだわりすぎないようにするなど、リラックスした精神を保つことがメニエール病の予防につながると考えられています。

メニエール病は一度発症してしまうと長く続くめまいや耳鳴り、難聴で強いストレスを感じる方も多い病気ですが、決して治らない病気などではなく、適切な治療で改善できる病気です。

まずは、普段の生活を少しでもストレスのかからないように見直すことがメニエール病における重要な予防策となります。

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