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気管支ぜん息 実は「ストレス」が一番の発作の原因?!

      2017/01/27

気管支ぜん息 実は「ストレス」が一番の発作の原因?!

ストレスが喘息に与える影響とは

成人喘息患者の約3割がアレルギー反応に関係なく起こる非アトピー型喘息だと言われています。この非アトピー型喘息の発作が起きる原因と言われているものの1つにストレスがあると言われています。
ある非アトピー型喘息の患者さんは、残業が多くなってから半月ほどたった頃から吐き気と咳が出始めるようになり、病院に行き抗生剤などを服用していましました。しかし1ヶ月ほどたっても治る気配がなく、別の病院に診察に訪れると呼吸器科で気管支喘息であると診断されました。
この患者さんのケースを見る限りストレスが非アトピー型喘息に全く関係していないとは言い切れなません。これは、一般的に「心身症」と診断されることが多いようです。
近年の調査で非アトピー型喘息にかかる患者のうち、40~50代の方が最も多いと言われています。特にこの年代は、職場で責任のある役職や立場である事に加えて、家庭で育児や介護などのためにストレスが多い年齢でもあります。また、この年齢で最も多いと言われているストレスが仕事上のストレスで、主婦の抱える家庭内のストレスが多いことがわかっています。
更に、このストレスが原因で私生活に影響がでる場合があります。代表的な症状として睡眠不足や食欲不振、更には自律神経の働きの乱れなどを引き起こしてしまいます。この結果、ホルモン分泌の働きが悪化してしまったり、免疫低下を招いてしまったりします。この免疫が低下すると言う事が、アレルギー性疾患全般に悪影響を及ぼしていると言われています。
非アトピー型喘息もアレルギー性疾患の1つなので、この免疫力の低下というのが影響を受けます。さらに、喘息患者が強いストレスを感じると肥満細胞からヒスタミンという化学伝達物質の分泌が促されます。また、自律神経の乱れが副交感神経を刺激し、アセチルコリンの分泌を促します。ヒスタミンとアセチルコリンは気道平滑筋を収縮させる効果を持っており、非アトピー型喘息を持つ患者の気道を収縮させることで呼吸が困難な状態が引き起こされます。
更に、病気になったことによる仕事に対する不安からくるストレスや、家庭のストレスなどの心理的ストレスが免疫グロブリンE抗体(IgE抗体)の生産を促進してしまうため、気道粘膜にダメージを与え、粘膜過敏になってしまいます。さらに、このグロブリンE抗体が増えることで、免疫力が低下しアレルギー反応(抗原抗体反応)を引き起こしやすくなります。つまり、非アトピー型喘息の患者が更なるストレスを受け続けることで、アトピー型喘息を引き起こす原因にもなっているのです。

ストレスを溜めこまないために

「心の疲れ=ストレス」というように、私たちの生活のいたるところに溢れているストレスです。職場及び家庭の人間関係から、生活環境であったり、満員電車や人混みなどの生理的な不快感などであったりとストレス社会という名にふさわしいです。ストレスを溜めず上手く付き合うには、立ち向かおうと頑張ったり、我慢したり克服しようとするよりも、上手くかわすことのほうが重要です。
まずストレスを溜め込まない為に重要な事は、十分な休養を取ることです。会社で働いている時は休憩時間を取れないク企業もありますが、帰宅後や休日はその分ゆっくりと休んで下さい。また毎日、十分な睡眠を取るように心がけましょう。また仕事でのノルマは大変大きなストレスになります。仕事の状況を見極め、自分に無理なノルマを課さないなどの配慮も必要です。状況が許すなら病状などを職場や家庭に説明することで、職場や家庭の理解があると、ストレスを減らす事ができます。周りが気遣いをしてくれ、自分の作業を手伝ってくれるなどの環境ができれば理想的です。
またストレスを解消するためには心と体両方のリラクゼーションが必要です。どちらか一方だけではなく、心と体の両方を行うことで心身ともにストレス解消を実感することができます。休日は自宅でゆっくりするのもいいですが、気分転換に体を動かしたり、趣味に没頭したりするのもいいです。日頃ストレスを感じていることから意識を外すことで、良い気分転換にもなります。リラクゼーションの方法で呼吸を深く行う、自律神経を整える効果がある「呼吸法」などもよいです。大切なのは、自分にとってリラックスが出来ているとい実感でで、ストレスの解消には、アロマオイルやヒーリングミュージックと考えがちですが、ロックを聞いて叫んだり、スポーツをして汗を流すことでストレスを発散させることが癒しにつながるという人もいます。心の疲れがとれることや、元気がでると感じることがらは人によってもそれぞれちがいます。自分に一番合う方法を見つけて、自分だけのリラクゼーション方法を試すことが重要です。
また、ストレスが過度な場合は、心療内科や精神神経科が有効な場合もあります。喘息で心療内科に行くのか、と意外に思われるかもしれませんが、ストレスが原因となっている場合は、喘息の治療に繋がります。

 - Ⅰ型, アレルギーの種類, 気管支ぜん息