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日射病と熱射病の違いとは?タイプ別対処法

      2017/01/18

日射病と熱射病の違いとは?タイプ別対処法

猛暑どころか酷暑と呼ばれる、35℃を超えるような日々…。暑さで体調を崩す人も多くなり、最悪のケースでは死に至ることもあります。

夏になると、ニュースなどで日射病や熱射病といった言葉を頻繁に見聞きする機会が増えていきます。そこで、日射病と熱射病の違いについて理解を深め、正しい対処法などを身につけていきましょう。

なお、熱中症とは、日射病や熱射病などの総称となっています。

日射病と熱射病の共通点

まずは、それぞれの病名の定義について説明していきましょう。

・日射病
日射病とは、夏場の強い日差しの中、帽子などを被らずに屋外で活動する際にかかる病気のことです。

汗を多量にかいて水分が不足したり、血管の拡張により、心臓に戻ってくる血液が不足した状態であり、同時に脱水症状を起こしています。

・熱射病
熱射病とは、高温多湿の中で活動し、血液や体内の水分や塩分が減少し、体温調節が出来なくなって、体温が異常に上がった状態です。

日射病、熱射病共に、ある程度高い気温の中で身体を動かし、水分が不足した状態になるという共通点が見受けられます。また、どちらも症状として、どちらもめまいや吐き気を伴います。

日射病の特徴

日射病にのみ見られる特徴としては、直接的な原因が強い直射日光であり、必ずしも高温多湿を必要としないことが挙げられます。日射病は天気が悪い時には発生しません。

症状の特徴には、日射病を発症後も多量の発汗があり、身体の表面温度は平常もしくは低くなっているということがあります。

血圧が低くなり、頭部の血行が悪くなりますので、顔色も青白くなり、脳への血液も不足して、ふらつきや頭痛を発症することも。

熱射病の特徴

熱射病は日差しを必要とせず、気温、湿度が高ければ発症する可能性があります。屋外のみならず屋内でも発生することがあり、体温調節能力の低下した方の場合は、家の中で発症することも多いようです。

熱射病は気温がそれほど高くなくても、湿度が高く、発汗などによる体温調整が難しいと発症する可能性があります。気温だけ高くて湿度が低い状態よりも危険といえるかもしれません。

症状は、熱射病の発症後では発汗はほとんどなく、体温が39℃以上という非常に高い状態が続きます。顔色は紅潮したままです。熱射病の症状が悪化した場合には、痙攣や意識障害を発症することもあります。

日射病・熱射病の治療法

日射病と熱射病、それぞれの応急処置、治療法は共通点も多くなっています。先に共通点から説明します。

日陰で風通しのいい場所や、エアコンの効いた屋内などに移動させて、寝かせます。吐き気を伴う場合、吐瀉物で気管などが詰まらないように横向きに寝かせる場合もあります。

その後は、首元や大腿部など太い血管がある場所を中心に冷やすようにします。太い動脈を冷やすことで、効率よく体温を下げることができるのです。ただし、冷やしすぎは禁物です。

そして水分を補給します。できればスポーツドリンクや経口補水液のように塩分を一定量含むもので水分補給してください。

次に、日射病、熱射病ごとの治療法を紹介いたします。

・日射病
日射病を発症している時は血圧が下がって頭部に血液が行っていないことが多いので、寝かせる際には少し足を頭より高くするといいでしょう。日射病では体温低下を伴う場合もあり、その時は体温を下げないように注意します。

・熱射病
熱射病の場合は寝かせる際には、体温が高い内は頭を足よりも高くした方がいいでしょう。というのも、脳は熱に弱く、熱を持った血液が大量に脳に届くと、意識障害を引き起こしたり脳に後遺症が残る場合もあるからです。

体温が下がってきてからは、通常の状態で寝かせても問題ありません。

日射病・熱射病の予防法

日射病と熱射病の予防法は、共に睡眠を十分にとり、夏の日中はできるだけ静かにして、体力の低下や脱水状態を避けた上で、水分・塩分補給をこまめにしましょう。

・日射病
日射病の原因は強い日差しです。直射日光が頭部に当たらないようにすることが先決です。広めのつばのある麦わら帽子などを被ることが発症リスクを下げることができます。

服装も日差しを反射する白色のものを着用しましょう。気温がそれほど高くなければ、長袖でも問題はありません。できるだけ日陰で活動することを心がけましょう。

・熱射病
屋内にいる場合には、エアコンを活用します。屋外にいる場合には、直射日光を避けましょう。そして、通気性の高い服装で体温が上がらないように工夫することが大切です。長袖や黒の服は避けましょう。

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