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耳がゴーっとして違和感を感じる人は耳管狭窄症・耳管開放症かも

      2016/10/19

耳管狭窄症・耳管開放症

耳管狭窄症(じかんきょうさくしょう)は、言葉こそ難しいですが、実は誰にでも起こりうる身近な病気です。

鼻と耳の間を通る耳管と呼ばれる部分が開放されたままの状態になったり、うまく機能しないことによって起こります。

このことから、耳管開放症(じかんかいほうしょう)とも呼ばれます。

それではさっそく、この病気について詳しく見ていきましょう。

耳管狭窄症の症状

症状として代表的なものは、

・聞こえにくい
・耳鳴り
・痛む
・頭痛
・めまい
・違和感

などがあります。

違和感としては、電車に乗っていてトンネルに入ったときに感じる、耳が塞がれたような感じがしたり、自分の声が頭の中にぼんやり響いたり、というものです。

軽度の場合はそれほど深刻な事態にはなりませんが、症状が進行し、鼓室鼓膜から水が出て溜まるなどすると、中耳炎と呼ばれる病気になってしまうので、放置することは避けねばなりません。

では次に、原因について見ていきます。

耳管狭窄症の原因

耳管とは、鼻と耳を通る約3.5cmの細い管のことです。

この耳管が(もしくはその周辺が)、炎症を起こすことでうまく機能しなくなることで起こります

つまり、腫れることで耳管の開閉がスムーズにできなくなる、ということです。

この炎症が起こる理由もいくつかあります。
①上気道炎
②副鼻腔炎(ふくびくうえん)
③後鼻漏(こうびろう)
などがそれに当たります。

その他、咽頭扁桃が肥大化することによるもの(アデノイド)や粘膜が異常に膨らんでしまうことによるもの、が原因として挙げられます。

鼻や耳に普段から違和感がある人は、ふとしたきっかけで炎症を起こしやすいので注意しましょう。

どんな人がなりやすい?

特に気を付けなければならない状態としては、風邪を引いている最中と治った直後の状態です

鼻水や咳などが頻繁に出る風邪の場合はなおさらですが、耳管の開閉が繰り返されたり、免疫力が弱まっていたりしています。

なので、風邪を引いているときは耳管狭窄症にも注意が必要なのです。

また、風邪でなくても、ストレスや不規則な生活習慣を抱えている人、疲れやすい体質の人なども比較的なりやすいと言われます。

耳管は気圧の変化にも敏感に反応します。耳の中の空気圧を外の気圧と同じにする役割を持っています。

なので、航空機に乗る機会が多い人などは、その働きが頻繁に行われることになるので、かかりやすい人の特徴として挙げられます。

最近では、ダイエットをしていて体重の変化が激しい女性もかかりやすい、ということも言われています。

耳管狭窄症の治療法

治療は主に耳鼻科で行われます。

原因によって治療方法は異なりますが、抗生物質や炎症を抑える薬剤による方法が一般的なようです。

薬剤を耳管内に吹きかける”耳管内噴霧”と呼ばれる方法がその1つです。

また、ふさがっている状態であれば、専用の管(カテーテル)によって空気を入れることで通気を行ったり、適切な耳抜きの方法を指導してくれたりという方法で治療を目指します。

軽度の場合は、医師の指導による耳抜きだけで改善されることもあるようですが、元々の体質によっては再発しやすい耳内環境である人もいるので、人によっては完治することは難しい病気とも言われます。

症状がなかなか改善されないときには、漢方を使用したり、これら様々な治療を併用して治療が行われていくことになります。

耳管狭窄症の予防法

日常的にできる予防法をいくつか紹介します。

1つは、鼻水を処理する際の注意点です。はやくスッキリしたいがために思いっきり、吸ったり、ティッシュに吐いたりしてしまう人が多いです。

しかし、これは耳管の機能を無理やりに使うことになりますのでやめましょう。
大きく息を吸ってゆっくりとかむことが大切です。

また、中耳炎につながらないようにするためにも耳抜きの適切な方法は知っておくと便利です。

簡単な鼻抜きのやり方
1.鼻をかんで、鼻の通りをよくします。
2.鼻をつまみ、軽く息を吸い込み耳に吸った息を送ることを意識します。(このときは口を閉じてください)
3.つばを飲み込みます。

上記が一般的な鼻抜きのやり方となりますが、あくまでもこれは応急処置程度のものです。

これでも痛みが生じる人、全く改善されない人は耳鼻科で専門医に診察してもらいましょう。

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