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喘息発作は季節や気候に要注意?!

      2017/01/27

喘息発作は季節や気候に要注意?!

喘息と季節・気候の関係性

気管支喘息の症状は、1年を通してみられますが、特に9~10月ごろの夏から秋に入る時期と3月ごろの冬から春にかけて暖かくなる時期の、季節の変わり目に症状が強くみられます。これは、昔から一般的に知れ渡っていることですがその理由は明らかではありません。
しかし、季節、気候が気管支喘息の症状に強く関係していることは確かであり、季節の変わり目に症状が強くみられたり、発作が出やすかったりすることは、寒くなりきる前や暑くなりきる前の時期に気候が不安定となりやすいことが関係していると言えます。
また、季節の変わり目は夏の暑い時期、冬の寒い時期の疲れやストレスも加わって、気候の変化に体がついていかず、体調を崩しやすく、風邪をひくことも多くみられます。風邪症状が気管支喘息の症状を増悪する原因となっていることも、季節の変わり目に気管支喘息の発作が起こりやすい理由の一つと言えます。
季節の変わり目の他には、梅雨の時期や秋雨の時期、寒冷前線が訪れるころや移動性高気圧が通る時、台風が来る前なども気管支喘息の症状が悪化しやすく、強い風が吹くことや気温や気圧、湿度などの気候が大きく変化することに影響を受けていると考えられます。
気管支喘息の症状は、気候そのものの変化に直接的に影響を受けることはもちろんですが、気候の変化に伴うアレルゲンの増加にも、気管支喘息の症状は影響されています。
アレルゲンの増加によりアレルギー症状が出現すると、気管支喘息の症状も増悪します。
強い風が吹くことや大気が大きく移動すること、雨で気温が下がり湿度が上がることなどで、空気中の埃や塵、化学物質などがまとまって移動することとなり、空気中に浮遊する埃や塵、化学物質などのアレルゲンの濃度が増すことや、梅雨の時期はカビが繁殖しやすくなること、8月ごろに繁殖するダニの死骸が秋の初めに多量に家の中のハウスダストに増えること、秋に入るころに出てくるブタクサなどのイネ科の植物の花粉や春の初めに出てくるスギやヒノキの花粉、夏の初めに出てくるカモガヤの花粉など、気管支喘息の症状の増悪因子であるアレルゲンの増加も季節に大きく関わっています。
このように気管支喘息は季節、気候の移り変わりに影響を受けやすく、特に春と秋、梅雨や台風の時期に症状が増悪しやすいという特徴があります。

季節ごとに気を付けたい事、予防策

春や秋などの季節の移り変わりの時期に、気管支喘息の症状は増悪しやすい傾向がありますが、季節ごとに気を付けたほうが良いこと、注意するべきことを紹介します。
春はスギやヒノキなどの花粉の影響を受けやすい時期です。花粉でのアレルギー症状が出ると気管支喘息の症状も悪化しやすく、症状が出てからでは症状を抑えるための対処的な治療しか行えません。そのため、花粉によるアレルギー症状が出る、春になる前の時期から予防を行う必要があります。かかりつけの病院で相談し、アレルギー症状を抑えるための予防治療を行うことがおすすめです。
春は学校では新学期、社会でも新しい年度の始まりを迎え、イベントごとなどで何かと忙しくなる時期でもあります。ストレスなどで気管支喘息の症状が悪化することもあるのでストレスをためないように睡眠、栄養をしっかりとって体調を整えるようにしましょう。
5月にはゴールデンウィークも控えており、遠出の外出やや旅行などに行く機会もでてきます。日ごろから飲んでいる薬や吸入薬や健康保険証の準備を忘れずにして、いつもと同じペースで過ごせるように予定を立てることが大切です。
梅雨の時期は、雨が多く湿度が高いため、アレルゲンであるカビの増殖が多い時期です。カビを繁殖させないために、こまめな拭き掃除や除湿剤、除湿器などを利用して湿気対策を万全に行い、天気の良い日は窓を開けて空気の入れ替えや布団を干すなどの対策が必要です。また、気候が安定しないため、気管支喘息の発作が起きやすい時期でもあります。日ごろからかかりつけ医の指示に従い吸入薬などの予防を行うことが必要です。
夏は夏休みで海や山、レジャーに出かけることも多く、出かける先でいつもと違う環境の変化や気候の変化などが起きやすい時期でもあります。事前に出かけ先の気候情報などは把握し、衣服などで調整できるように準備しておくことが望ましいでしょう。
夏が終わり、9月に入ると台風の時期になります。気候が目まぐるしく変化する時期であり、気管支喘息の発作が起こりやすい時期です。体調を崩すことで気管支喘息の症状が悪化しやすいので、体調管理を万全にし、症状を引き起こす原因となるハウスダストを極力減らすようにこまめに家の掃除を行うようにしましょう。また、ブタクサなどイネ科植物のアレルギーがある人は、症状が出る前からかかりつけ医に相談し、アレルギー症状を抑える対策を立てましょう。
気候がだんだん寒くなり冬になると、風邪やインフルエンザなどの感染症が流行る時期となります。気管支喘息の発作の原因ともなりますので、体調を崩さないように外出先から家に帰ったら手洗い、うがいを徹底し、規則正しい生活を心がけるようにしましょう。
さらに2月ごろ、ぐっと冷え込む時期になると外に出て、冷たい空気の刺激で気管支喘息の発作が出ることもありますので、外出する際はマスクをするなどの予防をするのが良いでしょう。
3月に入るとスギ花粉の時期になります。花粉アレルギーの症状が出る前からかかりつけ医に相談して早めの予防を行い、外出したら花粉を落としてから家に入る、布団は外に干さないようにするなど花粉を家の中に入れないようにする対策が必要です。
季節ごとに気候やアレルゲンなどの影響を考え、早めに予防と対策を行っていくことが望ましいと言えます。

 - Ⅰ型, アレルギーの種類, 気管支ぜん息