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食生活の乱れからストレスまで!意外と知らない便秘の種類と原因

      2016/11/21

便秘の種類

便秘とは、大腸内の排泄物である便がなかなか通過しない状態となり通過に時間がかかってしまったり、大腸内に便が長時間に渡って留まってしまうなどの状態の事を指します。

具体的には、便が排出されない状態が3日間続いたら便秘と思って良いです

また、毎日1回排便があったとしても、便の量が少ない、便がすっきりと出た感じが無く残便感がいつまでも残っている、便が硬くなりなかなか排泄出来ない、排便の時間が不規則などの症状がある時には、これらの症状を便秘とみなす事もあります。

便秘になりやすい人

慢性的な便秘に悩まされている人は、男性よりも女性の方が多い事が判明しています。

女性の中でも特に20代~40代の年齢層の女性は慢性的な便秘になりやすいのが特徴です。

男女比率で男性が3、女性が7という割合の慢性便秘に悩まされている女性の内、特に便秘になりやすい人は「働いている母親」という事が明らかになっています。

お子さんや旦那さんの食事を作り、掃除、洗濯、その他の家事を一手に引き受けながら働いているお母さんは、朝の起床時から目まぐるしい生活リズムで活動しており、朝食をしっかりと取っていない、排便に時間をかける事が出来ない、食事の時間が不規則になりがち、睡眠不足になりがち、など便秘になる要素が多い為、特に便秘になりやすい傾向にあります。

また、一人暮らしをしている独身女性も朝食を抜きがちだったり、男性社会で働く事のストレスなどが原因となり、便秘になるケースが少なくありません。

便秘の主な原因

便秘の主な原因としては、特に女性においては生理前の「女性ホルモン」の影響で便秘をしやすくなります

女性ホルモンが影響している女性の便秘は、排卵から月経までの期間にプロゲステンと呼ばれる黄体ホルモンが多く分泌され、このプロゲステンが体内に水分を溜め込む性質を持っている事から大腸の腸壁部分にある水分も吸収されてしまい、便が硬くなる事で便秘の症状が発生します。

さらに、プロゲステンは女性が排卵をした後に妊娠した場合に備える機能として、子宮の筋肉である子宮筋を抑制する作用も持っており、プロゲステンが子宮筋以外の大腸部分を動かす筋肉にも影響を及ぼしてしまうと便を排出する運動である、腸のぜん動運動が抑制されてしまい、便秘となってしまいます。

また、女性は男性と比べて便を直接押し出す力を持つ腹筋や横隔膜の筋力が男性と比べて弱い為、便を適切に排出する事が出来ずに便秘となる場合もあります。

そして便秘の大きな原因として挙げられるのが、「精神的要因」による便秘です。

特に女性は大便を行う場所についてデリケートな考え方を持っている人が多く、外出先では排便をがまんしてしまうなど、意識して排便を行わない生活を日常的に送っている事が心理的要因である羞恥心につながってしまい、「便を出せない」生活が結果として便秘を引き起こしてしまうケースが少なくありません。

男女に関係なく便秘の原因になる事柄としては、「ダイエットや不規則な食生活」が挙げられます。

ダイエットでご飯や麺類、パンなどの炭水化物を控えるなど身体に必要な糖質を制限してしまう食生活を送っていると、本来摂取しなければいけない食物繊維が十分に摂れずに便秘となってしまう場合があります。

便秘の主な症状

便秘の主な症状としては、便が長時間出ない、3日間以上便が出ない、腹部の膨満感、肌荒れ、むくみ、太りやすくなる、などさまざまな症状があります。

機能性便秘

便秘の原因は大きく分けて、腸の中で便が作られてゆく過程が排便のシステムに障害が発生した事で起きる「機能性便秘」と、大腸そのものの病気が原因となって起こる「器質性便秘」の2種類があります。

そして機能性便秘は、そこからさらに「弛緩性便秘(しかんせいべんぴ)」「痙攣性便秘(けいれんせいべんぴ)」「直腸性便秘(ちょくちょうせいべんぴ)」「食事性便秘(しょくじせいべんぴ)」に分類されます。

弛緩性便秘

大腸が便を排出する運動であるぜん動運動の働きが弱まってしまったり、腹筋など腸が便を押し出す力に関係する筋力の低下が原因で発生します。

弛緩性便秘は出産回数の多い経産婦の女性や高齢者の方に多く見られる症状でもあります。

弛緩性便秘について詳しく知りたい方はこちら

痙攣性便秘

ストレスや精神的な不安が原因となり、自律神経の働きが乱れてしまう事によって腸の運動がひきつった状態となってしまい、便の通りが滞る事で発生します。

下剤を乱用した事により下痢を繰り返し、下痢と便秘を繰り返してしまう痙攣性便秘のケースもあります。

痙攣性便秘について詳しく知りたい方はこちら

直腸性便秘

便が大腸内を通り肛門のそばにある直腸部分にまで到達しているにもかかわらず、通常であれば伝わるはずの便意が脳に伝わらない事で発生します。

精神的な要因が原因で便意を我慢しすぎてしまったり、浣腸を乱用してしまう事で発症するケースもあります。

直腸性便秘について詳しく知りたい方はこちら

食事性便秘

食物繊維の少ない食生活を送っていたり、ダイエットなどで糖質を制限して炭水化物を控える食生活を送っていると、体内に食物繊維が取り込まれずに便が硬くならず、大腸の腸壁に適度な刺激を与える事が出来なくなり発症します。

器質性便秘

器質性便秘(きしつせいべんぴ)は、大腸内の潰瘍や大腸がんなどが原因となって腸管そのものの幅が狭くなってしまったり、先天性の大腸過長症で腸の長さや幅に異常があって発症する「腸そのものが原因の便秘」の事を指します。

器質性便秘について詳しく知りたい方はこちら

便秘の予防法

便秘を予防するには、まずはしっかりと一日3食食べる食生活を心がける事と、睡眠時間の確保、そして食事をする時間と排便をする時間を毎日一定のリズムで行う規則正しい生活を送る事が大切です。

そして食物繊維を多く含んでいる野菜や炭水化物をしっかりと摂り、適度な運動を行い、水分もこまめに摂取するのも便秘の重要な予防法です。

さらに日常生活で出来るだけ考え込まないようにするなど、精神的なストレスを溜め込まないようにする事も、便秘を予防する為には不可欠の項目となります。

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