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イヤホンで起こる耳のトラブル…外耳炎とは?

      2017/01/18

イヤホンで起こる耳のトラブル…外耳炎とは?

耳の中の痛みを感じる、かゆみを感じるといった症状を覚えた時にまず疑うべきは外耳炎とされています。

外耳炎は中耳炎よりも軽症なケースが多いため、適切な治療をせずに放置してしまう人も多いのですが、症状の重さによっては、外耳炎は重篤な症状を引き起こすきっかけにつながることもあります。

耳の中に違和感があったり、いつも耳の中が痛い、かゆいという症状が繰り返しているようであれば、早めに耳鼻咽喉科を受診することをおすすめします。

外耳炎の原因

外耳炎で炎症を起こす最大の原因が、耳掃除のしすぎです。

外耳は耳かきや綿棒を使った耳掃除で最も傷つきやすい器官の一つであり、過剰な耳掃除によって外耳が傷つくことで外耳炎が引き起こされてしまいます。

耳掃除で外耳炎を起こす理由は、耳かきや綿棒で簡単に触れることができる外耳の中でも、特に外耳の奥にある部分は皮膚が薄いため傷つきやすく、ちょっとした刺激でもすぐに傷がついてしまうからです。

このため、耳かきや綿棒などを使った耳掃除を頻繁に行いすぎてしまったり、強い力で耳掃除を行ってしまうと外耳に傷がつき、そこから細菌が感染して外耳炎を発症してしまうのです。

また、外耳炎はイヤホンなどの耳に装着するオーディオ機器が原因となって発症することもあります。

イヤホンなどのオーディオ機器は、装着する人の外耳の形状に合っていない製品を使うことで外耳を傷つけて発症してしまったり、イヤホンの素材が外耳の皮膚にアレルギー反応を起こし、発症するケースも珍しくありません。

そして、夏の季節に起こりやすいのが、プールに入ったことが原因で起こる外耳炎です。プールは不特定多数が入るため、細菌に感染しやすい環境になっています。

外耳に傷がついている時にプールに入ってしまうと傷ついた外耳に細菌が感染し、外耳炎を発症するケースがあります。

さらに、ヘアスプレーや毛染め剤などが外耳部分に入ってしまうと、外耳の皮膚に強い刺激を与えることとなってしまい、外耳炎を発症することがあります。

外耳炎の症状

耳の中で起こっている痛みを外耳炎と判断するためには、外耳が耳の中のどの部分にあるのかを理解しておく必要があります。

外耳とは、耳の穴の入り口から鼓膜までの部分を指します。外耳炎はこの部分の皮膚が傷つき細菌が感染したり、アレルギー反応によって皮膚がダメージを受けることで発症する症状の一つです。

外耳炎を発症すると、耳の穴の中の痛みや耳の穴の中のかゆみを感じ、外耳部分にできた傷から漿液(しょうえき)と呼ばれる体液が出ることによって起きる耳だれやヒリヒリとした耳の穴の中の灼熱感が症状として出ることもあります。

外耳炎の症状は外耳道全体にわたって発生する広汎性外耳炎の他にも、外耳の部分に小さなおでき(耳せつ)ができることで起きる外耳炎があり、耳せつが外耳にできる外耳炎では耳せつ部分の皮膚が破れて中の膿が出てきてしまうケースも多いです。

これらの外耳炎の症状は、放置していても自然治癒する場合が多く、実際に外耳炎を発症しても適切な治療を受けない人も少なくありません。

しかし、外耳炎の症状が繰り返し発生しているケースや耳せつができて耳の中に膿が溜まっているケースなどは耳鼻咽喉科で適切な治療を受けることで、より早く外耳炎の症状を治癒させることができます。

また、外耳炎の中でも緑膿菌という細菌が原因で起こる細菌感染によって外耳、中耳、内耳の頭蓋骨部分にまで症状が拡大する悪性外耳道炎は、耳だれが多く出て強い痛みを感じ、髄膜炎などの重篤な症状を発症することがあります。

非常に強い痛みや大量の耳だれが出ているような場合には、すぐに耳鼻咽喉科を受診しましょう。

外耳炎と中耳炎の違い

外耳炎を発症して耳の穴の中に痛みやかゆみを感じると、中耳炎ではないかと不安になる人も多いのですが、外耳炎は耳の中でも鼓膜の前の部分に痛みやかゆみを感じる症状です。

一方で、中耳炎は症状が重くなるまであまり痛みは感じず、鼓膜の裏の部分に膿が溜まってしまう症状ですので、耳の穴の中の痛みやかゆみを感じる場合、ほとんどは外耳炎であることが多いです。

外耳炎になってしまったら

外耳炎になってしまった場合には、まず耳掃除を行わないようにしてください。耳の穴の中には極力触れないようにして、症状の悪化や広がりを防ぐことが大切です。

また、医師の許可が出るまではプールにも入らないようにしましょう。

外耳炎の治療

外耳炎の治療においては、市販薬による治療で耳の痛みやかゆみを和らげる方法もあります。しかし、外耳炎の各種の症状によっては市販薬が効かないケースもありますので、外耳炎の治療には耳鼻咽喉科の専門医の指導が必要です。

耳の穴の中に膿が溜まっている場合などには、耳鼻咽喉科での切開が必要となるケースもあります。

いずれにせよ、再発することが多い耳の病気ですから、しっかりと対処していきましょう。

外耳炎の予防

外耳炎を予防するためには、耳かきや綿棒での耳掃除を頻繁に行わないようにすること、そして、耳の穴の中に痛みやかゆみがある時にはプールに入らないようにすることが肝心です。

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