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ズキズキ痛む虫歯ってそもそもなに?

      2017/01/18

ズキズキ痛む虫歯ってそもそもなに?

虫歯と聞くと、とにかく痛い、歯医者に行かなければいけないなどのイメージを持たれる方が多いかもしれませんね。しかし、いざ「虫歯ってなに?」と聞かれると、虫歯のことをはっきり知らないという人もいるのではないでしょうか。

今回は、虫歯とはなんなのか、虫歯になる原因や歯の構造、そして、虫歯を放置し続けるとどうなるのかについて、詳しくお話をさせていただきます。

歯の構造

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・歯冠
歯の上部。

・歯根
歯の下部。

・歯頸
歯冠と歯根の境界部。

・エナメル質
歯冠の表面を覆っている非常に硬い物質。ダイヤモンドの硬さを10とした時の基準・モース硬度では6~7で、水晶と同程度の硬さを誇っています。

・象牙質
エナメル質の下にある歯の本体。モース硬度ではエナメル質に劣っています。

・歯髄
歯の内部にあり、神経や血管が通っています。

・セメント質
歯根にあり、象牙質と隣接しています。

・歯槽骨
歯根にあり、歯を支える顎の骨です。セメント質と歯槽骨の間にあり、歯の構造物質を強く結合させる役割を果たしています。

虫歯の原因

虫歯は口の中に潜んでいるミュータンス菌が原因となって起こります。ミュータンス菌は口の中に潜んでいる300~700種類ある細菌の内の一つであり、歯に穴を開けてしまいます。

ミュータンス菌が作り出した虫歯の穴を深く大きくしていってしまうのが、ラクトバチルス菌という細菌です。ラクトバチルス菌は乳酸菌の一種であり、ミュータンス菌とラクトバチルス菌の二つが虫歯の原因となって症状を悪化させてしまいます。

ミュータンス菌とラクトバチルス菌は人の歯の表面に付着している歯垢(プラーク)を餌にして活動しており、プラークの中に含まれる糖分をエネルギー源としています。

糖分を多く含むご飯や麺類、パン、砂糖が含まれているお菓子、清涼飲料水などを摂取した後に歯磨きを怠ってしまうと、食べ物や飲み物に含まれている糖分が歯に付着し、プラークが形成されてしまいます。

それが原因でミュータンス菌やラクトバチルス菌の活動が活発となり、結果として虫歯ができてしまうのです。

プラークを放置し続けると歯石に変化し、歯石と歯の間にミュータンス菌やラクトバチルス菌が棲みつきやすい状態を作り出してしまい、虫歯を誘発してしまいます。

虫歯の時、歯はどうなってる?

虫歯になると、エナメル質や象牙質に穴が開いた状態となりますが、歯の神経部分にあたる歯髄にまで虫歯が達していなければ、神経は侵されていないため、痛みを強く感じることはありません。

しかし、歯髄にまで虫歯が及んでしまうと、神経が侵されて強い痛みを感じることとなります。歯髄まで虫歯が進行した場合は、歯の神経を抜く治療(抜髄)や歯の根の中の治療(根管治療)を行う必要があります。

虫歯はうつる?

本来、人の口の中には虫歯の原因菌であるミュータンス菌は存在していません。

しかし、ミュータンス菌を持つ大人が赤ちゃんにキスをしたり、口移しで食べ物を食べさせたりしてしまうと、唾液に潜むミュータンス菌が赤ちゃんの口に感染してしまい、虫歯菌であるミュータンス菌が棲みついてしまいます。

赤ちゃんにはキスや口移しで食べ物を与えなければ、虫歯菌であるミュータンス菌が感染する確率を下げることができます。

虫歯を放置し続けるとどうなるのか?

虫歯が歯の神経である歯髄に達してしまうと、日常的にズキズキとした痛みを感じるようになります。さらに虫歯を放置していると、歯髄は虫歯菌に侵されてボロボロになってしまい、今度は痛みを感じなくなります。

歯髄を越えて歯根部の歯槽骨まで虫歯菌がおよんでしまうと、顎の骨が虫歯菌によって侵され破壊されてしまったり、最終的には虫歯菌が歯根から血液に入り脳や心臓にまで達し、命に関わる重篤な症状を引き起こすこともあります。

 - 口・歯の病気