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食物繊維をとるのは間違い!直腸性便秘の対処法

      2017/01/18

食物繊維をとるのは間違い!直腸性便秘の対処法

食生活やライフスタイルの変化から、便秘に悩む人が男女問わず増え続けています。大腸がんや直腸がんなど、様々な病気の原因ともいわれる便秘ですが、便秘自体の原因も数多く存在しており、対策も原因によって違ってきます。

今回は直腸性便秘について、詳しく見ていくことにしましょう。

直腸性便秘の原因

直腸性便秘は、その名の通り、直腸まで便が移動してきているにもかかわらず、肛門の周辺に問題があって、便を排出できない状態のことです。原因となる肛門の周辺の問題とは、具体的には以下のようなことが挙げられます。

・痔
排便時に痛みがあるので、なるべくトイレに行かないように我慢している内に、排便の回数自体が減り、それが慢性化して便秘になってしまうというものです。

さらに排便が減ると、一度の排便の量が増えるので、ますます痔が悪化するという悪循環に陥りやすくなります。

・排便時に力が入りすぎる
無理に排便しようとする(いきむ)癖がある人の中には、肛門が無意識に締まってしまうタイプの人がいて、その場合に排便が難しくなってしまいます。

また、そのような排便で肛門付近が傷つき、痔と同じように排便がおっくうになって、さらに似たような便秘状態に陥ることもあります。

他にも女性の場合、いきむ癖が直腸瘤と呼ばれる、直腸性の便秘症状をもたらすことがあります。直腸瘤とは、女性器側に直腸が膨らみ、それが元で便通が悪くなって便秘になることです。

・便意の我慢
仕事や学校、通勤などで、便意を我慢する癖がつくことも、直腸性便秘の原因となります。日常的に直腸の神経が便意の刺激に慣れてしまうことで、ある種の麻痺状態に陥り、排便の機能が衰えてしまうことで発生します。

・老化
老化によって便意を伝える直腸周辺などの神経全体が老化し、排便の機能が衰えてしまうことです。

・下剤に頼りすぎる
便秘解消のため下剤や浣腸などに頼っていると、直腸周辺の神経が、強い刺激がないと排便できないようになってしまい、さらに便秘になって、下剤や浣腸にますます頼るようになるという悪循環に陥ることがあります。

・骨盤底筋が弱化
排便時に直腸と肛門を直線的につなげる機能がある骨盤底筋が弱くなると、排便がうまくできなくなります。

直腸性便秘の症状

直腸性便秘の典型的な症状としては、以下のようなものが挙げられます。

・便意を催さない
排便したいという便意自体が、少なくなったりほとんどなくなってしまう症状です。

便が直腸に来ることで直腸周辺の神経が刺激され、その刺激が脳に伝達されて、脳が排便を促すという、排便に至る一連の流れがあるのですが、直腸周辺の神経の働きが弱くなり、この流れが阻害されてしまうというものです。

・排便による痛み
もともと排便時に痛みや違和感が出る場合や、便秘によって便の量が増えることで肛門周辺を傷つけるなどして、痛みや違和感が出る場合があります。悪循環になりやすいので注意が必要です。

・便が固くなる
直腸まで来ている便は、それ自体水分が減っている状態ですので、便秘の状態になると特に固くなりやすく、太くなってしまいます。これも排便時などの痛みをもたらす原因です。

・排便時間が長くなる
直腸性便秘になると、排便機能が落ちてうまく排便できない場合が多く、トイレに入っている時間が長くなってしまいます。

・いきむことができなくなる
排便しようとしても、適切にいきめなくなって、排便が難しくなることがあります。

・排便後の残便感
排便した後も、完全に出しきった感覚がなく、すっきりしないことが多くなります。

直腸性便秘の治療法

便器の症状を感じている場合は、肛門機能などについての専門病院へと行くといいでしょう。

中には便秘専門の外来がある病院も存在しています。様々な医学的精密検査により、医師が治療法を決定します。基本的に以下の治療法を単独もしくは併用して行います。

・下剤
市販されている下剤ではなく、医療用の下剤を用います。

・直腸や肛門の機能回復トレーニング
医学的に排便機能の回復を図ります。いきむための筋力的回復や、いきみ方を医学的に教えてくれます。具体的には、腹圧のかけ方や肛門の弛緩の仕方などになります。

直腸性便秘の改善法

軽度の直腸性便秘の改善法としては、以下のようなものがあります。特に生活習慣の見直しが中心となっています。

・便意を我慢しない
便意を我慢する癖を治します。排便を行う時間帯を決めることで排便しやすい環境を作ります。排便の時間帯は、基本的には朝が理想的です。仕事や学校生活などで便意を我慢する癖がついている人に有効です。

便意がなくても、その時間帯にトイレに入るだけでも改善に向かうことが期待できます。

・水分補給をこまめにする
水分の少ない食生活により便秘になっている場合や便秘によってさらに便が固くなってしまうような場合に、水分を多くとることが有効です。

・食生活の改善
直腸性便秘の場合には、一般的な便秘解消法である食物繊維を多くとることが逆に症状を悪化させることがあります。便が少ないことによる便秘ではないからです。あえて食物繊維を少なめにして、便の量を減らすということも考慮する必要があります。

・骨盤底筋の強化、肛門括約筋の調節
排尿する際に、一度止め、その後緩めるなどの行為を繰り返すことで、骨盤底筋や肛門括約筋の動きを鍛えることができます。

・排便姿勢
トイレでの姿勢も見直す余地があります。前屈みになり、肘を膝の上について、踵を上げるといいでしょう。腹圧がうまくかけられるようになります。

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