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大人になってから(後天性)の気管支喘息は要注意?!

      2017/01/27

大人になってから(後天性)の気管支喘息は要注意?!

成人気管支喘息とは

喘息には基本的に二つのタイプがあると言われています。一つが遺伝によるもの、そしてもう一つが様々なアレルゲン(アレルギー反応を引き起こす物質)によって引き起こされる喘息です。様々なアレルゲンには、仕事や日常生活におけるストレス、あるいは運動や仕事から発生する過労、そして自然界に存在する花粉などや居宅の壁に使用される様々な化学物質も含まれます。
遺伝による喘息は早くは子供のころから症状が出るので、遺伝によるものとして治療も早く始まることが多いのですが、成人気管支喘息は後天的なアレルゲンを起因として起こることも多いので、最初に症状が出ても、他の病気と間違うことも多く、結果として病院に行くことも遅れるので、症状が悪化してしまうことも多いです。
特にここ数十年で成人気管支喘息は数倍に増加したというデータがあります。
喘息の症状は遺伝性、後天性によって多少の差はありますが、基本的には同じで、気管支が狭くなることで、炎症を起こしやすく、放置しておくと慢性化して、突然の発作に襲われることになります。慢性化で突然咳き込みが始まったり呼吸困難を起こして喉から穴が開いたような音、ヒューヒューが連続して起こることになります。いったん喘息が始まると、呼吸はできても吐くことが困難になり、吐くことの困難さが心臓に必要以上の負担を掛けることにつながります。顔はその呼吸困難の苦しさから真っ赤になり、繰り返し咳き込みを続けるようになります。
放置すれば、心臓発作にもつながりかねないので、早急に処置が必要になります。通常、患者はメプチンエアーなどの短時間でのどの軌道を広げる薬を吸入することで、呼吸が楽になり発作は当面治まるのですが、ただこの手の薬は5.6時間効けばいいほうで、ふたたび発作が起これば吸入が必要になり、喘息が慢性化するとこの薬そのものが心臓への余計な負担になるだけに、日ごろから医師に長期的な治療薬を処方してもらう必要があります。
こちらのほうはあまり体への負担はないのです。
成人気管支喘息に限ると、そのアレルゲンの種類が多すぎてなかなか特定することが困難です。戦後食生活の欧米化で日本人の寿命も延びましたが、同時に肥満も常態化してしまって、大人の首の軌道も狭くなっていると言われています。結果、成人気管支喘息に掛かってしまった大人は肥満も加わって、より症状が重くなっていると思われます。
まずは食生活の改善により肥満を解消して、仮に成人気管支喘息になっても薬が的確に効くような体作りをしておかねばなりません。

風邪との違いに注意

つぎに気管支喘息と風邪の違いです。この二つは非常に症状が似通っていて、風邪は一般人には当たり前の病気なので、仮に本人が成人気管支喘息になっていても、風邪と間違って結果として間違った治療法を受けがちになります。
これは非常に危険な症状につながります。風邪の場合、ビールスの特定が難しいので多くの風邪薬にはさまざまな成分が含まれていて、症状を抑えるのですが、これがもし成人気管支喘息であった場合、風邪薬を飲むと、副作用が発生して喘息の症状がより重くなるのです。喘息のせき込みを風邪のせき込みと間違って判断してしまうためです。風邪薬を飲めば飲むほど、逆に症状が悪くなるので、患者は風邪薬のオーバードウス状態(過剰投与)になり、非常に危険な症状を迎えます。それだけに素人判断で症状判定すべきでなく、できるだけ早く医者に受診してもらって本当の病気を特定してもらってください。
喘息の既往者で風邪の経験者いわく、風邪薬の過剰投与で喘息発作だけでなく、気分が最悪になり、吐き気に襲われ、立っていることもおぼつかなくなったそうです。くれぐれも他山の石としてほしいと思います。

具体的な治療方法

成人気管支喘息は基本的に治療法は遺伝性と同じでいいと思います。
まず医者に受診して発作時の薬を自宅に常備しておきます。発作は深夜、寝静まってからいきなり起こることが多いです。これは体が寝るために、交感神経から副交感神経へ切り替えた結果、発作が起こると言われています。この場合は、毎回医者に駆け込むことは不可能なので、まず一時的な発作に対しては短時間で効く薬で対処します。ただ前述したようにこの薬は多用すると心臓に負担を掛けますので、日ごろは医者から処方された効きがマイルドで長期的にのどの軌道の炎症を抑える薬を服用したらいいと思います。
さらに食生活の改善で肥満を極力解消し、のどの軌道周りに巻いている皮脂もなくしていくほうが、症状の改善につながるでしょう。
さて、成人気管支喘息はさまざまなアレルゲンを因子として発生すると言われています。ストレスは現代社会では避けて通れない要素です。それでも心の持ちようでストレスは回避できます。いつも前向きな姿勢で明るく過ごしたり、ストレス回避のため趣味を持つのも婉曲的には成人気管支喘息を回避できると思います。
過労も大きな要因です。できるだけ過労を避けるように日ごろから生活全般を見直し、バランスよく生活を組み立てる工夫をしたらいいと思います。
杉ひのきの花粉や化学性物質も今日ではありふれたアレルギー発症物質です。これらからはなかなか逃げ切ることは困難ですが、できるだけ室内は清潔にして、最近はやりの空気清浄器で空気を清潔に保つとともに、保湿器も活用して室内を常に乾燥させないような工夫もすべきでしょう。これらは全て喘息の悪化を避ける方法です。

 - Ⅰ型, アレルギーの種類, 気管支ぜん息