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赤血球が多くなる多血症は誰にでも起きる病気…予防法は?

      2017/01/18

赤血球が多くなる多血症は誰にでも起きる病気…予防法は?

多血症は、貧血とは反対に体内の赤血球が増えてしまう病気です。貧血はよく耳にすることもあるかもしれませんが、多血症という病名を聞く機会は少ないでしょう。

多血症になってしまうと、どのようなリスクがあるのか、またどの様に治療するべきなのか、詳しく紹介してまいります。

多血症の症状

貧血と同じように、ふらつきや疲労感などを感じる方が多いようです。また、増えた赤血球が原因で体や手足にほてりやかゆみが現れたり、目の充血、顔の紅潮、歯茎からの出血などが起こりやすくなります。

チアノーゼとなり指先や唇が青紫色に変化してしまう場合もあります。チアノーゼも突然生じると驚くかもしれませんが、プールなどで寒さを感じると唇が紫色になることはよくありますので、場合によって気にならないこともあるでしょう。

そのため、いくつかの症状に気づいたとしても、受診する方が少ないというのが現状です。人間ドックや健康診断を受けて、初めて抱えていた多血症という病気に気づくという例も少なくありません。

多血症は赤血球が必要以上に増えてしまうことで、血液は粘性を高めていきます。ドロドロの血液が心筋梗塞や脳梗塞などを引き起こす原因になりえるのです。

最悪の場合、死に至るケースもあるため、軽視できない恐ろしい病気だということを知っておきましょう。

多血症の原因

多血症にはいくつか種類があり、その種類ごとに原因が異なってきます。種類別に細かく見ていきましょう。

・真性多血症
がん細胞が増え続けるのと同じように、血液がどんどん増え続けてしまう場合、真性多血症と呼ばれます。遺伝ではありませんが、遺伝子の異常で起こるといわれ、慢性骨髄増殖性疾患のうちの一つとして認められています。

・続発性多血症
酸素の薄い高い場所で過ごし、酸欠状態となることで引き起こされたり、もともと持っている心臓や肺の疾患が原因となって発症するものを指します。別の疾患がもととなって引き起こされるため、二次性多血症ともいわれています。

・相対的多血症
汗をかいたり、下痢、嘔吐を繰り返すことで体内の水分量が減少し、実際には血液は増えていないのにもかかわらず、赤血球の割合が高くなる場合、相対的多血症と呼ばれます。脱水症状となってしまった場合や、利尿剤を使用した場合などにも起こりやすくなります。

・ストレス性多血症
ストレスが原因で引き起こされる多血症です。他に原因となるような病気がなく、脱水症状も見受けられない場合、ストレス性と診断されます。高血圧であったり、喫煙している男性に多いともいわれています。

・先天的多血症
新生児の段階で認められるケースが多いのですが、多血症の家族を持っている場合、遺伝によって多血症となってしまうことがあります。

このように多血症となってしまう要因はあちこちに存在しています。

多血症診断チェック

では、今現在、多血症を患っているかどうか、どのように判断したら良いのでしょう?一番は病院へ行き、適切な診断をしてもらうことが大切なのですが、それ程大きな症状を抱えていないのに受診することは躊躇ってしまうものですね。

そこでまず、病気が隠れていないか、以下の項目でチェックしてみることをお勧めします。当てはまる項目が多い場合、多血症の疑いがあると考えられます。一つの診断基準として行ってみましょう。

  • 喫煙している
  • 睡眠不足が続いている
  • 疲労感がある
  • ストレスを感じている
  • ふらつきを感じる
  • 目の充血、紅潮を感じる
  • 体のほてり、かゆみ、赤みを感じる
  • 家族に多血症の人がいる
  • 視界が揺れて見える場合がある
  • 視界の中に暗い点が見える
  • 高血圧である
  • 小さな傷でも出血が激しい
  • 歯磨きの際、歯茎からの出血が増える

これら全ての項目に当てはまったとしても、必ずしも多血症だとは断言できません。しかし、なにかしらの病気が隠れている可能性は高くなりますので、医療機関を受診することをおすすめします。

多血症の治療法

人によって症状や原因は様々ですので、それぞれに合わせた治療法が行われるため、一概には言えません。

ただ、血液が増えすぎてしまう真性多血症の場合は、たいてい瀉血(しゃっけつ)という治療が行われます。これは定期的に増えすぎる血液を抜き取り、赤血球の量を調整させるという方法です。

同時に、赤血球や血小板が作られることを抑制させる働きのある薬も使用される場合があります。これによって赤血球の量を正常に戻すことができるでしょう。

また、水分量が減少してしまったことで起こる相対的多血症の場合は、水分補給や点滴などで回復を狙います。

ほてりやかゆみ、充血などの症状がある場合は、個々の症状を抑える薬も使用されます。

多血症の予防法

真性多血症や先天性の多血症の場合、遺伝子異常で起こってしまいます。現在は明確な予防法が見つかっていませんが、それ以外の多血症であれば、普段の生活の中で少し気をつけるだけで、予防につなげることができるかもしれません。

例えば、適度にストレスを解消させること。ストレスを減らすことができれば、多血症の予防につながる可能性があります。しっかりと睡眠をとり、疲れを取り除くこともまた予防につながります。

また、飲酒や喫煙も多血症だけではなく様々な病気を引き起こす原因の一つです。高カロリーの食事なども好ましくはありません。

これを機に普段の食事や生活習慣を見直してみるといいかもしれません。

 - 血管・血液の病気