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突然できる謎の瘤…若い女性がかかりやすいガングリオン

      2017/01/18

ガングリオン

ガングリオンの語源は、塊という意味を持っています。

男性よりも女性に頻繁に起こりうる病気であるガングリオン。各年代で発生しますが、10~20代女性に多いといわれています。皮膚の下にできる腫瘤です。

突然手の関節などに直径3センチぐらいの腫物ができます。良性であることが多いのですが、やはり病院での治療が必要になります。この病気の症状、原因、治療、予防について紹介します。

ガングリオンの症状

ガングリオンは中胚葉性細胞で多糖類生成の過程で起こった異常により、粘稠多糖類が蓄積したものです。関節にゴロゴロとした塊ができます。丸く、球形が多く、卵より少し小さいぐらいのサイズです。

皮膚と腫瘤はくっついていないので、外側からこすると、皮膚が前後左右に動きます。外側は硬いのですが、中はゼリー状の粘液です。時々痛むことがありますが、触らずになにもしていなければそれほど困ることはません。

ただ、見栄えが悪く、取り除かないとだんだん大きくなる恐れがあります。足首、膝、手首、手の指にできる傾向があります。手首にできた場合、関節を曲げると特に著しく盛り上がり、一目で異常な状態だと認識することができます。

最初は少しだけですが、しばらくするとどんどん大きくなって行きます。腕立て伏せなどの激しい運動で関節を曲げて力が加わると、激痛が走ります。

ガングリオンの原因

激しい運動やストレスなどと諸説ありますが、原因が明確に特定されているわけではありません。手首の場合は、例えば腕立て伏せをしすぎたり、学校や会社での人間関係に悩んだりする時に発症する可能性があります。現在では、怪我やストレス、関節の動かしすぎが原因だといわれています。

ですが、同じことをしてもなる方とならない方がいらっしゃいます。基本的には体質もあると考えられます。また、誰かの手が関節に当たったり、物がぶつかったりしてもなるかもしれません。若年層はスポーツをしたり、思春期などが重なり、ガングリオン発症のきっかけが訪れやすいのかもしれません。

また、ガングリオンの原因の一つにホルモンバランスの崩れというのがあります。女性の場合は、ホルモンバランスが崩れる機会が男性よりも多く、このことが女性での発症例が多い理由につながっていると考えられています。

ガングリオンの治療

注射でゼリー状の液体を抜き取という方法がありますが、再発することが多いようです。注射で不十分な場合は、摘出の手術が必要です。注射で吸い取ると、取り残しが再発につながる可能性がありますので、最適な方法は手術による完全摘出となるでしょう。

予後としては、同じような状況や活動をしないようにして、怪我などに気をつけストレスをため込まず、関節を動かしすぎないことが大切です。完全に治るまでに、何回か注射吸引が必要になることもあります。医師と相談しながら、根気よく続けましょう。

また、ぶつかったりして、ガングリオンが破裂して、自然になくなることもあります。ただ、最近による感染症の恐れもありますので、医師の指導のもとでの治療を進めてください。

ガングリオンの外側の袋状の部分は取り除きにくいといわれています。袋状のものは関節嚢や腱鞘につながっています。それを完全に袋状のものまで取り除くとなると、治療にも時間がかかるでしょう。

ガングリオンの予防

がむしゃらに行動しない、無理をしない程度になんでもほどほどに対処すると心がければ、なりにくいといわれています。また、関節などを人や物にぶつけない注意が必要かもしれません。何事も慌てないようにすると、ある程度はガングリオンの発症を防げるでしょう。

ガングリオンの原因となる、怪我やストレス、関節の動かしすぎに注意して生活することが予防につながるでしょう。また、規則正しい生活やしかりとした睡眠をとるなどホルモンバランスが崩れないライフスタイルを築いていくことも大切です。

健全なライフスタイルの確立はガングリオンだけでなく、他の病気の予防にもつながっていきます。ガングリオンになってしまったときは、一度自らの生活を振り返り、無理をしていないか考えてみるといいでしょう。

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