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顎の痛みは心の病につながっている?!顎関節症とは

      2017/01/18

顎関節症

顎関節症とは、顎の関節の周辺になんらかの異常があり、顎が痛い、顎が鳴る、口が開けにくいなどの症状が出る慢性的な疾患のことです。20~30代の若い女性に多く見られ、芸能人でも顎関節症にかかる方が多くいらっしゃいます。

食事をしていると顎がだるい、噛みしめると痛みを感じる…そんな症状があったら、顎関節症かもしれません。

顎関節症の基本的な症状は3つ

・顎が痛む(顎関節痛)
・顎を動かすと音が鳴る(顎関節雑音)
・口が開かない(開口障害)

顎関節内にある、関節円盤というクッションの役割をしている場所が前方にずれてしまうことで、下顎頭が関節円盤に引っかかり、さらに前に出るとひっかかりが外れ、カクカクという音が生じます。

さらに関節円盤の変形が強くなると、下顎頭が関節円盤に引っかかったまま外れなくなり、口が大きく開けられないという症状につながります。その他にも、下顎を動かす筋肉がうまく動かなくなり、口を開けるときに頬やこめかみの筋肉が痛むということもあります。

症状が軽度であれば、時間と共に治ることもありますが、適切な治療を受けないでいると再発することも多いようです。顎関節症によって、頭痛、耳鳴り、肩こり、肩、首の痛みなどが出ることもあります。

さらに、顎関節症の方は自律神経失調症やうつ病にもなりやすいといわれています。顎関節が歪むと頭蓋骨にも歪みの力が伝達されてしまい、自律神経に乱れが生じます。これらの症状が出る前に、歯科医師に相談し、きちんと治療をした方がよさそうです。

顎関節症の主な原因

・噛み合わせの悪さ
・歯ぎしりや歯をくいしばる癖がある
・ストレス
・頬づえをつく癖がある
・左右どちらか一方で噛む癖がある
・横向きでテレビを見ながら食事をする習慣がある
・ムチウチなどの外傷

これらの様々な要因が重なってしまい、その人の持つ耐久力を超えてしまうと症状が出てしまうようです。さらに、顎関節症を気にしすぎるとストレスがかかり、症状がさらに悪化することもあるようです。

パターン別・顎関節症を緩和する方法

顎関節に痛みが出たり、異常を感じた時に自分でできる改善方法を紹介いたします。

・痛みが強く、何もしていなくても痛みがある時
氷水を入れたビニール袋や保冷材を痛む顎関節の外側に当てて、10分を限度に冷やします。冷やしたらゆっくりと口を開け閉めして顎関節を動かし、筋肉を引き延ばします。これを一日数回行います。

・痛みが落ち着き、物を食べる時以外に痛みが出ない場合
蒸しタオルで温めたり、マッサージを行います。

人差し指と中指で円を描くように顎関節をほぐします。ただし、あまり強くすると逆効果になるので注意しましょう。食べ物は小さく切るようにして無理に大きく口を開けないようにし、固すぎるものは食べないようにしましょう。

顎関節症の治療法

顎関節症の治療は、関節部分やその周辺に負担をかけないよう、口周辺の機能や生活習慣を改善していくことが第一です。その上で次のような治療をしていきます。

・スプリント療法
歯型をとって、スプリントというマウスピースのような装置を作り、上の歯に装着します。これを就寝中に使用することで、寝ている間に無意識に噛みしめてしまう癖による関節や筋肉への負担を軽減させます。

・薬物療法
鎮痛剤、消炎剤、筋弛緩薬剤、精神安定剤などを服用し、痛みや炎症を和らげます。

・理学療法
マッサージなどで関節や筋肉の運動機能を回復させ、痛みを軽減させます。

・歯科治療
噛み合わせを治すため、歯列矯正などを勧められる場合もあります。

・整体治療
顎や顎に負担をかけている部分、顎の歪みにより負担がかかっている部分をもみほぐします。姿勢の歪みから食いしばりや歯ぎしりを起こしてしまっている方には効果的な治療法といえます。

これらの治療を行っても改善が見られない場合、外科手術が必要となることもあります。

顎関節症の予防法

顎関節症は再発することの多い病気です。再発を防止するためにも、普段の生活の中で顎に負担のかかる動作などは避けるようにしましょう。頬杖を突く、うつぶせで寝る、日中の食いしばりに気をつける、片側で噛む癖をやめるなどです。

また、高すぎる枕も避けましょう。ストレスから症状が出ることもあるので、ストレスを溜めないようにすることも大切です。小顔がもてはやされる現代において、顎関節症患者はとても多くなっています。

痛みに悩まされることのないよう、日頃から顎に負担をかける癖をなくすようにしましょう。

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