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生活習慣を改めても予防はできない偽痛風とは?痛風との違いは?

      2017/01/13

生活習慣を改めても予防はできない偽痛風とは?痛風との違いは?

偽痛風は、結晶化したピロリン酸カルシウムが軟骨に溜まって付着することにより、関節炎を引き起こす病気です。別名、軟骨石灰化症とも呼びます。

膝関節に発症することが大半で、手首関節、足関節、股関節、肘関節など多関節に及ぶケースも少なくありません。ほとんど性別による差はなく、60~80歳ぐらいの高齢者によく起こります。

偽痛風の症状

偽痛風は、痛風と同じように突如起こり、関節に発熱を伴う激痛を感じます。痛みの程度は痛風ほどではありません。発作は膝関節に発症することが大半で、手首関節、足首関節、股関節、肘関節など、大きい関節に起りやすいのが特徴です。

急に痛みが起きた時には、腫れ、発熱、痛みなどがあり、関節がスムーズに動かなくなります。各々の関節に、こわばりや慢性的な痛みが長期間続く場合もあるので、関節リウマチと間違えられることもあります。

偽痛風の原因

結晶化したピロリン酸カルシウムが軟骨に溜まって付着することに伴い、関節に炎症が起こります。原因は生活・食生活の習慣に関係するものではなく、遺伝や副甲状腺機能亢進症であると考えられています。

加齢による軟骨の損傷部分に結晶が沈着しやすいことも原因になるといわれています。多くはありませんが、心筋梗塞や脳梗塞が原因で偽痛風になる場合もあります。明らかな原因がわからないケースも少なくありません。

痛風と偽痛風の違い

偽痛風は痛風と同じように、最も多い症状は関節炎ですが、原因や治療方法などが異なります。痛風は結晶化した尿酸が関節およびまわりに溜まって付着することによって関節炎を起こすのに対し、偽痛風は、結晶化したピロリン酸カルシウムが関節に溜まって付着することにより関節炎を起こします。

痛風発作は激痛を感じるのが特徴で、6割以上は足の親指の付け根に関節炎が起こります。偽痛風も、最も多い症状は関節炎ですが、痛風に比べると痛みが軽いのが特徴です。

膝関節に関節炎が起こることが多く、偽痛風患者の半数以上が膝関節に症状が現れています。偽痛風は、関節炎以外に、発熱したり体重が減ったりすることもあります。

痛風が起こる原因の多くは、食生活の乱れであり、痛みを緩和する治療の他に、尿酸値を下げる薬剤を服用したり食事療法を行ったりします。

一方、偽痛風は、遺伝や副甲状腺機能亢進症が原因で、食生活には無関連です。慢性的に症状が起こるようになり、日常生活に影響がでるようになった場合は、関節内を洗浄したり、人工膝関節置換術などの外科的処置を施したりすることがあります。

痛風患者の9割以上が男性で、痛風発作が起こる年齢は40~50代です。食生活の乱れや社会に出て働く女性が増えているので、女性や30代でも痛風にかかる人も多くなっています。

偽痛風は、ほとんど男女差はありませんが、60歳以上の高齢者がかかることが多いという特徴があります。

偽痛風の専門科は整形外科になります。激痛により歩くことが困難な場合などは、救急科を受診します。ただし救急科の場合は、受付が24時間であっても整形外科医が必ずいるとは限りません。夜間や土日祝日は、整形外科医がいるか確かめてから受診するようにしましょう。

痛風は、基本的に内科での診察になります。内科を診療科目に入れている、かかりつけの病院があるのであれば、かかりつけの医師に診断してもらう選択肢もあります。

痛風外来を持っている総合病院があるのであれば、内科などを受診せずに、総合病院の専門科にかかるのがおすすめです。ですが、このような専門科は、内科などを受診した後に院内紹介で受診ができるようになる場合もあります。この場合、予約なしでの受診はできないので、受診方法を病院に問い合わせるといいでしょう。

偽痛風の治療法

偽痛風の原因となる、ピロリン酸カルシウムの結晶を薬で除去できないので、痛みを緩和することが基本治療になります。症状が急激に現れる時期では、痛みを取るために、非ステロイド性抗炎症薬を投与します。発熱したり慢性化したりした場合は、関節内への注射が行われます。

生活習慣の改善やリハビリテーションなども行われます。強い症状が現れている場合は、関節内洗浄をしたり、人工膝関節置換術をしたりすることもあります。

偽痛風の予防法

健康を維持するために、運動することは大切です。しかし、運動によって関節や関節を保護しているヒアルロン酸やコラーゲンが減ると、骨が弱くなってしまいます。適度な有酸素運動程度に止めておいた方が安心です。

運動後は関節を氷などで冷やして、熱を取り除いておきましょう。お風呂や湿布で温めて、関節が炎症を起こさないようにすることで、偽痛風の予防になります。

偽痛風を誘引する病気にかかっている方は、治療することが予防になります。変形性関節症の場合、体重による関節への負担が大きいと、関節痛の状態がさらに悪くなってしまいます。肥満体質の方は、関節に負担が掛からないように、ダイエットすることで予防になります。

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