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貧血が生み出す氷食症は異食症の入り口…早めの対処を!

      2017/01/13

貧血が生み出す氷食症は異食症の入り口…早めの対処を!

喫茶店で出された飲み物に浮かぶ氷…。暑い時期や喉が渇いた時には、口に含むこともあるでしょう。しかし、今回紹介する氷食症は、より大量の氷を日常的に口にしてしまう病です。

女性は妊娠や出産、月経が原因で貧血になりやすいものですが、その貧血が引き起こす病気である氷食症について説明してまいります。

氷食症とは

氷食症は読んで字のごとく、氷を食べてしまう病気です。少しの量を食べるぐらいなら病気ではありませんので、ご安心を。

氷食症になった場合は1日に1皿以上の製氷皿の氷を食してしまいます。レストランなどのお冷の氷をガリガリ食べるくらいの量なら、あまり心配する必要はないと思いますが、それでも油断は禁物です。

大量の氷を食べる症状のほかには、貧血症状として現れるのが食欲低下や動悸、息切れ、さらに睡眠障害や顔色が悪くなるなどといった症状もあります。

さらに、氷だけでなく、髪の毛や粘土、土、紙を無意識に口に運んでしまうように症状が発展していく可能性もあります。

氷食症の原因

氷食症の一番の原因は鉄欠乏性貧血や鉄欠乏症であるといわれています。しかし、体の中で鉄分が足りなくなってしまうと、人は氷を異常に食べたくなってしまうのかということは、まだ明らかになっていないのです。

一説には赤血球が不足すると、脳まで十分に酸素が行き届かなくなり、自律神経が正常でなくなり、体温調整ができないことで体温が上昇してしまうためともいわれています。

貧血は男性よりも女性に多い傾向があります。氷食症も同じく、男性よりも若い女性に多いのです。また、妊婦さんは氷食症になりやすいのですが、これはお腹にいる赤ちゃんにへその緒から栄養を送り込むため、鉄分不足になりやすいからなのです。

さらに、氷だけでなく通常食べるようなものでないものまで、口に運ぶ症状が出ている場合は、貧血だけでなく、大きな精神的な悩みやストレスも原因の一つになっています。

氷食症診断チェック

自分が氷食症なのかどうか、以下の氷食症診断チェックで確認してみましょう。当てはまる項目が多いほど氷食症の疑いがあります。

  • 季節に関係なく無性に氷が食べたくなる。
  • 貧血の症状がある。または貧血と医療機関にて診断されたことがある。
  • 口の温度が高く、冷たいものがほしくなる。
  • 以前よりも体が疲れやすくなったと感じている。
  • いつも顔色が悪く、血色が悪いと言われる。
  • 寝つきや寝起きが悪いと感じている。

ほとんど当てはまってしまった人は、かなり自覚症状があるはずです。一度医師の指示を仰ぐといいでしょう。

氷食症の治療法

氷食症は他の病気よりも気づきやすいものです。また、製氷皿1皿分以上の氷を食べているとなると、自分でも異変に気づく可能性が高いでしょう。自分だけで氷食症を治そうとせず、医療機関にて血液検査をして、自分の状態を知ることから治療が始まります。

病院では鉄剤などの薬物療法で鉄欠乏症を改善させることができますし、精神的なストレスを抱えているのであれば、メンタル面でのケアも必要になってきます。自分に合った医療機関にて治療することをおすすめします。

氷食症の予防法

貧血を予防することが、氷食症を予防することにつながります。食事面の改善と適度な運動、医療機関でのサポートが大きな予防になるでしょう。

食事面では、鉄分を多く含む食材を積極的にとることが大切です。レバーやホウレン草などの緑黄色野菜、大豆の入ったひじき、プルーンなどの食品は鉄分が多いので、貧血予防には最適です。

毎日多くの野菜を摂取することも大変な時には、鉄分のサプリメントで補充するのもいい方法です。鉄分の含む食材に注目するだけでなく、その食材の調理方法によっても鉄分の量が変わってしまいますので、注意が必要です。

野菜はゆでるよりも、電子レンジを利用した温野菜や蒸し野菜のほうが、栄養分が逃げません。また、医療機関に行くと、ひどい貧血の場合は鉄材をもらえるので、それも効果的です。

どの方法で鉄分を摂取するかは、自分の生活パターンなどに合わせましょう。ただし、カフェインなどは鉄分の吸収を妨げるので注意してください。

 - 摂食障害