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動脈って?生活習慣病って?わかりやすい動脈硬化の基礎知識

      2017/01/13

動脈って?生活習慣病って?わかりやすい動脈硬化の基礎知識

身体の中を流れる血管である動脈が硬くなってしまう動脈硬化。

動脈硬化は正しい名称を動脈硬化症と言い、さまざまな悪影響を人の身体にもたらします。

食品に含まれているコレステロールなどが原因となって発症する動脈硬化は、症状が進行してしまうと命にかかわる事もあるおそろしい症状の一つです。

今回は、動脈硬化の基礎知識、また生活習慣が原因の動脈硬化や動脈硬化の予防法について詳しくご説明いたします。

動脈と静脈の違い

人の体内の中に走っている血管である動脈と静脈の違いは、動脈が心臓から送り出された血液を体内に循環させる血管であるのに対して、静脈は心臓へ血液を送り返す血管であるという事です。

動脈と静脈はどちらも人の身体の中に走る血管ですが、その役割、そして血管の構造は大きく異なってきます。

動脈の血管構造は心臓から勢いよく送り出される血液の血流の衝撃に耐える為、血管そのものが分厚い構造をしています。

静脈の血管構造は心臓へ帰る血管である事から血管の構造自体は動脈と比べて薄く、血液が逆流しない為の逆流防止の機能を持つ弁が血管についています。

そして動脈と静脈では血管内を流れる血液の性質もまったく異なります。

動脈の中を流れる血液は勢いは良いものの静脈と比べて酸素量も血液に含まれる栄養分も少ないのが特徴です。

これに対して静脈の中を流れる血液は、人の血液の中でも最も酸素量が多い肺から心臓へと流れている肺静脈であり、人の血液で最も栄養分が高い血液が流れているのは小腸周辺を流れる静脈の毛細血管となります。

人の身体の中を流れる血液においては、心臓から出て行く血管の動脈よりも心臓へ帰る血管である静脈の方が多い酸素量と栄養分を運んでいます。

動脈硬化とは?

動脈硬化とは、その名のとおり人の体内を流れる血管の動脈が硬くなってしまう事です。

血管である動脈が硬くなってしまうと、血管の特性でもあるやわらかさやしなやかさが失われてしまい、血管が血液をうまく送り出せなくなってしまいます。

血液をうまく送り出せなくなってしまった動脈は徐々に心臓に負担をかけてゆきます。

また、動脈の血管が硬くなってしまうと、動脈の血管の中にコレステロールなどから出来ているこぶのような物体の粥腫(じょくしゅ)と呼ばれる物質が血管の中に発生してしまい、動脈の血管内を狭めてしまったり、動脈の中を詰まらせる原因になってしまいます。

また、動脈の血管の中に出来た粥腫がはがれる事で血液の中を流れてさまよい、細い血管を詰まらせる事もあります。

動脈硬化はよく水道管のつまりに例えられますが、古くなった水道管の管の中にさびが出来てしまったり、水道管が汚れでつまってしまう現象は動脈硬化と似ていると言う事が出来ます。

さらに動脈の血管内が粥腫によって狭められる事で人の各臓器に酸素や栄養を含む血液が十分に行き渡らなくなってしまい、臓器や各種の組織が正常に機能しなくなる事もあります。

動脈硬化は最終的には血管を完全に詰まらせてしまい血液が流れなくなり、血液が送り込まれなくなった臓器や組織の壊死を引き起こします。

動脈硬化が原因で発症する病気

動脈硬化が原因で発症する病気については、動脈硬化により心臓に大きな負担がかかる事により高血圧や心肥大、そして心不全などの心疾患を引き起こします。

また、動脈が硬くなる動脈硬化が原因で動脈の血管内が狭くなってしまったり血管の内部が詰まる事により、心筋梗塞や狭心症、脳梗塞や足の血管に血液を十分に送り込む事が出来なくなって発症する下肢閉塞性動脈硬化症という症状を発症する事もあります。

さらに動脈硬化により脳内の血管が詰まってしまい血管が破れてしまう事で引き起こされるクモ膜下出血を発症するケースも珍しくありません。

このように、動脈が硬くなる動脈硬化は人の命にかかわる重篤な症状を引き起こす原因となります。

こんな生活習慣の人は動脈硬化になりやすい

実は、動脈が硬くなる動脈硬化はすべての人が発症する血管の症状でもあります。

人は年を取り老化すると血管が硬くなり、誰しも動脈硬化の状態となります。

この事から、動脈硬化は一種の老化現象であるとも表現出来ます。

しかし、動脈が硬くなる動脈硬化は年齢が同じ人であっても動脈の状態には差がある事からも分かるように、年齢以外にもさまざまな事柄が原因で動脈硬化を引き起こしやすくなる事が判明しています。

例えば、高血圧の人はそうでない人よりも動脈硬化になりやすく、血糖値が高い高血糖の人も動脈硬化になりやすいのが特徴です。

さらには脂質異常症や高尿酸血症などの病気にかかっている人も動脈硬化になりやすい事が明らかになっています。

そして日頃からストレスの多い生活を送っている人や、喫煙をする、運動をほとんどしない運度不足の人なども、生活習慣が原因となって動脈硬化を引き起こしやすくなります。

動脈硬化は内臓に脂肪が過剰についている状態の内臓脂肪型の肥満の症状がある人においても、発症しやすくなる事が判明しています。

このような生活習慣や症状を抱えている場合には、生活習慣を見直すと同時に定期的に医師による健診を受け、動脈硬化の予兆があるかどうか、また動脈硬化の症状が進んでいるかどうかを認識しておく必要があります。

動脈硬化の予防法

動脈硬化を予防する為には、第一に行うべき事として生活習慣の改善が挙げられます。

動脈硬化の大きな原因となる喫煙やストレス、運動不足などの生活習慣を改善する事で動脈硬化の症状が進行するのを遅らせる効果を期待出来ます。

動脈硬化を予防する有効な方法には、日頃から運動をするように心がけ、ストレス解消をかねて適度な運動を日常的に行う方法が効果的です。

さらに運動を行う際にはあまり激しい運動や負荷が大きくかかる運動は行わず、あくまでも軽い適正な運動を行う事が動脈硬化の予防につながります。

運動を行う場合には、スポーツインストラクターや医師など専門家のチェックを受けてから行うとよいでしょう。

そして動脈硬化を予防する方法としては、食生活の改善も有効な方法となります。

脂っこい食事はなるべく控え、野菜や海藻類を意識して摂取し、いわしやさば、さんまなどの青魚からも良質のタンパク質を積極的に摂り、栄養バランスの良い食事を日頃から意識して食べるようにしましょう。

また、動脈硬化の症状によっては、医師による診察を受けた後、処方薬によって動脈硬化の進行を遅らせる事も動脈硬化の症状改善の為に有効な方法となります。

 - 生活習慣病