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髪を食べてしまう食毛症にはしっかりとしたサポートが必要です

      2017/01/13

髪を食べてしまう食毛症にはしっかりとしたサポートが必要です

原因不明の腹痛で病院に運び込まれた患者。手術でお腹の中から取り出されたのは、大きな毛の塊だった…。

珍しい事例としてネットニュースで取り上げられることのある食毛症は、強いストレスを伴っていることが多くあります。長い間、毛を食べ続けてしまったことで開腹手術を受ける羽目になってしまいます。

また、食毛症は子どもでも起こりえる病気です。もし自分の子どもが食毛症になっていたら…そんな時のために、ここでは症状や改善法などを紹介してまいります。

食毛症とは

食毛症とは、文字の通り髪の毛を食べる病気です。自分の髪の毛を食べるだけでなく、繊維素材の毛をむしりとってしまうこともあります。主に思春期の子どもに生じる精神疾患ですが、抜毛症と併発している方が多いといわれています。

そして、自分で繰り返し抜いてしまった髪の毛は、毛根が傷ついてしまい、どんどん生えにくい状態になってしまうのです。さらに、食毛症が原因で腸閉塞や胃腸炎、異食症に悪化してしまうので、放置しておくのは大変危険な精神疾患なのです。

短い髪の毛は、消化されることが多いですが長い髪の毛や、多量の髪の毛を消化することはできません。手術をして髪の毛の塊を胃から取り除かなければいけなくなります。

食毛症の原因

食毛症の主な原因はストレスになります。その人にとってストレスは様々だですが、家庭内の環境や学校でのいじめなど問題を抱えていることが原因といわれています。

親の干渉のしすぎが原因で子どもを追いつめている場合、その子どもは大きなストレスを抱えてしまっているのかもしれません。自分で髪の毛を抜いて食べるという行為を自分自身で異常だと感じ、人に相談しずらくなっている場合、そのストレスまでもが食毛症を悪化させてしまうこともあるといわれています。

思春期の子どもに多い食毛症ですが、成人後に発症するパターンもあり、妊娠出産のストレスが原因になっている人もいます。つまり、年代に関わらず、大きなストレスを抱えている人には、いつでも発症してしまう恐れがあるのです。

食毛症が他の病気よりも打ち明けずらいのは、毛を食べるということが気持ち悪がられるのではないか、または実際にそういった経験がトラウマとなり、悪化してしまったという人もいます。

食毛症の治療法

食毛症を治療には、自分が抱えている一番のストレスの原因を取り除くことがよいとされています。食毛症の症状が出てしまっているのなら、その人は心の病気にかかってしまっています。

心の病気はたった独りでは解決することができません。家族はストレスを一緒になって取り除く手助けをしてあげればいいのです。家族だけでなく、専門的な知識を持ったカウンセラーや病院に行って精神科医に相談をするのがおすすめです。

自分が髪の毛を食べてしまっているということを自分自身に受け止めさせる心理治療や抗うつ剤などの薬物療法も効果的だといわれています。

食毛症の予防法

食毛症を発症している人は、無意識に髪の毛を抜いて、髪の毛を口に運んでしまってるという方も多いのです。とても単純な方法ですが、髪の毛が縛れる長さの人は、髪を縛って無意識に抜けないという環境を作ってしまうのも一つの手段です。

なにより、髪の毛を食べる癖があるんだということを認知することが治療の第一歩です。周囲の人は、その人がまた同じストレスを抱えても相談できる環境を作り、心のサポートをすることが食毛症の予防になるのです。

 - 摂食障害