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未然に防げる!?理解と協力がが大切な病気「てんかん」

      2017/01/13

未然に防げる!?理解と協力がが大切な病気「てんかん」

ニュースでも時折取り上げられている事故として、てんかん発作時に起こった自動車運転事故などがあります。

てんかんの症状が見られる方の場合、こうした運転免許の取得には、ある一定条件が加わっていることもあります。

このてんかんという症状は、なぜ、このように注意喚起されてしまうのでしょうか。

具体的に症状や原因をみていきましょう。

てんかんとは?

てんかんとはわかりやすく説明すると大脳の病気です。

繰り返しのように発作的に引き起こされてしまい、通常時よりも大脳が異常に興奮してしまう状態のことをてんかんと言います。

つまり、1度だけしか起こらない発作や熱性の痙攣などの場合はてんかんとは言いません。

また、例えば、交通事故によるその後の回復期に発作が起こる場合や、脳の手術、そして脳炎の急性時期などに見られる発作というのも、てんかんとは言いません。

こうした病気から回復し、脳が安定してからも何度も発作的に続く異常状態というのが”てんかん”と言うのです。

てんかんの症状

それでは具体的にてんかんの症状を見ていきましょう。

人間の脳にある神経細胞というのは、本来、一定の規則的なリズムで電気の流れのような活動を行なっているのですが、この電気活動が突然乱れてしまうことで、脳に過度の電気活動が起こってしまい、それによって引き起こされる精神や身体症状のことをてんかんと呼びます。

てんかんの場合、引き起こされる原因というのは様々であり、慢性の脳の病気とも言われています。

そのため、世の中には様々なてんかん症状と検査の所見があると言われています。

このように、てんかんは主には脳の電気活動の異常が原因で起こる神経症状のことを言いますが、人口10万人に対して約200人から300人ほどが有病であることから、てんかんを患っている患者が多いことがわかります。

てんかんの原因

前述のように、てんかんが起きてしまう原因というのは多種多様ですが、その原因により特発性てんかんと症候性てんかんにわけることができます。

まず、特発性てんかんというのは病院による検査でも異常が発見されず、原因不明とされるてんかんのことを指し、生まれながらにしててんかんにかかりやすい傾向があったと考えられます。

てんかんは基本的には遺伝はしないと言われていますが、この特発性のてんかんの一部の中には、てんかんにかかりやすい傾向というのが遺伝されてしまう可能性もあるとされています。しかし、現在でも不明点は多く、今後の医療研究が期待されています。

一方、症候性のてんかんというのは、脳に何かの原因により障害が起きてしまったり、脳の一部に傷ができてしまったことから引き起こされたてんかんのことを指します。

てんかんによる合併症

てんかんの方に見られる特有の合併症は、その原因によって大きく3つに分けることができます。

まず、1つ目が脳の障害による症状です。

脳の障害のある部位によって、知的障害や言語障害、それに運動の障害が見られる場合があります。

特に症候性てんかんの場合は知的障害を認める場合もあり、脳の障害がてんかんと知的障害を併せて引き起こしたと考えることができます。

一方で、特発性のてんかんの場合は、基本的には知的障害を認めてはいません。

次に2つ目ですが、てんかん発作に関係した精神症状です。

例えば、てんかんが起きてしまう前に怒りっぽくなったりする場合があったり、てんかん後に不安や興奮状態が見られる場合もあります。てんかんに関連した精神症状としては、意識障害、感情障害、性格変化、行動異常などが挙げられます。

最後に3つ目ですが、てんかんであることによって引き起こされる二次的症状です。

てんかんによって多くの患者さんが心理的負担をかかえ、社会生活でも問題を抱えて暮らすことになりますが、うつ病などの精神的症状を引き起こしてしまう場合もあります。

てんかんの治療法

てんかんの治療法としては、抗てんかん薬による薬物療法が考えられます。

抗てんかん薬というのは、前述のような脳に起きた過度の電気運動や脳神経細胞の異常を抑えてくれる働きを持っており、これによっててんかんも抑えてくれる薬のことを指します。

てんかん初期はこうした抗てんかん薬を必要最小量からスタートします。あまり効果が見られないときは用量を少しずつ増やしていき、他の薬に変更したり、多剤服用したり変更する場合もあります。

このような薬物療法の場合は、てんかん発作の種類や病気の度合いに合った薬の選択が重要になり、医師との話し合いも大切になってきます。

てんかん発作は予防できる?

てんかんは突発的に起こるため、いつ発作が始まるかはわかりません。そこで、てんかん発作を予防する3つの方法をご紹介します。

1.体にぎゅっと力を入れる

患者さんによっては発作の前に何かしらの前兆を感じるという方も多く、前兆があるという方はぎゅっと体に力を入れることをおススメします。簡単でありながら、これだけでもてんかんが起こりづらくなると言われているからです。

2.十分な睡眠

睡眠不足の時というのはてんかん発作が起こりやすくなると言われているため、毎日の十分な睡眠時間の確保が予防にもつながります。

3.ストレス発散

ストレスが溜まってしまうと、てんかん発作を誘発すると言われているので、日ごろからストレスを溜め込まない生活を心がけましょう。

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