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オフィスでの作業が生み出す現代病・VDT症候群とは?

      2017/01/13

オフィスでの作業が生み出す現代病・VDT症候群とは?

テクノストレス眼症はVDT(Visual Display Terminals)症候群とも呼ばれます。パソコンや携帯、 テレビの画面などを見ることで起こる症状です。

その症状は疲れ眼やドライアイに留まらず、肩こり、背中の痛み、指のしびれなど様々な症状に進行し、イライラや不安感を招く精神症状にまでおよぶこともあるので深刻です。

VDT症候群の症状

VDT症候群の症状は、一般的には目の症状だけでは留まらず、心身の病気にまで進行する症例もあります。まずは酷使している目に不調が現れます。

目の異常

・眼精疲労
・かすみ、視界がぼやける
・充血
・視力の低下
・ドライアイ

また、同じ姿勢で作業するために筋骨格系の症状も出てきます。

例えば、 肩こり、首・肩・腕・背中・腰の痛みなどです。長い時間、パソコンのキーボードを叩いていれば手指が痛くなったり、しびれが出てきたりします。

身体的な不調を重ねていくと、精神・神経系の症状が出てくることもあります。頭痛、めまい、疲労感、食欲不振、イライラ、不眠、無気力、不安感、抑うつ状態にまでに進行恐れも。さらには、自律神経失調症となることもあるのです。

VDT症候群の原因

現代において、VDT症候群の症例は、オフィスで多くみられます。

VDT症候群の原因は、ディスプレイなどのコンピュータの表示機器を使った長時間の作業で画面を集中して見ていることです。また、同じ姿勢を何時間も強いられることで、筋肉の負荷も大きく、ひいては腱、骨にまで影響をもたらします。

画面を凝視することでまばたきの回数が減り、ドライアイになりやすくなります。特に、空調が効きすぎた場所は ドライアイになる傾向が強くなります。

パソコンの画面などからはブルーライトが発せられています。ブルーライトには、眠気の源になるメラトニンの分泌を抑制する働きがあり、不眠症の引金になりえるのです。

身体的疲労と不眠が重なることで、自律神経の不調に至ってしまう…。VDT症候群は現代の社会がもたらす複合的な症状といえそうです。

VDT症候群の治療法

VDT症候群は複合的な症状のため、身体の異常に一つ一つ対処していく必要があります。

・目の異常
目の疲れに関しては 温熱療法などがあります。針や灸、指圧などを併用しての治療も存在します。

・筋肉の異常
肩こり、腰痛などの整形外科的痛みは、ストレッチ体操やランニング、速歩、水中、水泳などで解消します。カイロプラクティックなどの筋弛緩法で心身の緊張をほぐすことも効果的治療となるでしょう。あまりにも肩こりや腰痛がひどい場合には、湿布外用薬などを使用します。

・不眠
睡眠導入薬などを用います。

・精神的な症状
十分な休息が必要です。加えて、臨床心理カウンセリングや精神科の受診も大切です。精神科では、精神療法や行動療法、薬物療法などを併用して適正な治療を施してくれるでしょう。

VDT症候群の予防法

長時間ディスプレイなどを使って作業を続ける場合は、1時間に10~15分ほど休息時間をとり、目を休ませるように習慣づけましょう。

やむをえず作業を続けなければならない時は、身体を曲げ伸ばししたりなどの運動をしたり、少しの間でも遠くを眺めたりして目を休め、リラックスして精神的なストレスを解消するよう努めましょう。

またドライアイにならないためには、目のまばたきを意識して多くするようにしたり、目薬をさしたりして目の乾燥予防をすると眼病の予防になります。ディスプレイの設定も、疲れにくい明るさなどに設定しましょう。

冷やした濡れタオルや、少し熱めの蒸しタオルを目に当てても血行が良くなり、疲れ目も軽減されるはずです。こうすることで、視力の低下や眼精疲労予防にもなることでしょう。

また、正しい姿勢で作業することも大切です。姿勢が悪いと身体に必要以上の負担がかかり、肩こり、腰痛や背中の痛みなどの原因になります。きちっとした姿勢で作業をすれば、少しはVDT症候群の予防につながります。

ビタミンB1とB2は視神経の働きを高め、肩こりなどを改善します。ビタミンBも、目の調節機能である水晶体と毛様体筋の主成分となるタンパク質の吸収に不可欠です。

ビタミンAは、毛様体の筋肉の弾力性を回復させ、疲れ目やかすみ目を改善してくれます。こうしたビタミン類を意識的にとりましょう。

 - 現代病