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喘息に良いオススメの運動と注意したい運動

      2017/01/17

【197】喘息にオススメの運動と注意したい運動

喘息と運動の関係性について

喘息はアレルギー性の症状で、頻繁に症状が出ている時期は運動を控えるべきです。

なぜなら、喘息は季節の変わり目や環境の変化、アレルギー物質の有無などに左右される非常にデリケートな疾患なので、周辺環境を安定させることが好ましいからです。

ただ、まったく運動をしないと体力の低下を招き、それに付随して抵抗力、免疫力も低下してきます。

また、運動をしないということは肺活量も低下し、いざ発作が起こったときに酸素の取り込みが少なくなる危険性もあります。

身体は適切な運動である程度強くしておかないと、より喘息という疾患に耐えられなくなってしまうのです。

精神的なストレスもまた、喘息の発作を誘発するので、適度な運動を持続することによって強い身体を作ると、強い精神も手に入れることができ、発作の回数が少なくなっていきます。

体調のいい時期に、喘息に適した運動を取り入れた生活をしたいものです。

喘息の場合、気をつけた方がいい運動例

ただ、喘息に運動が必要といっても、してはいけない運動もあります。

その一つはマラソンです。

マラソンは一気に大量の空気を気管支に取り込むため、デリケートになっている気管支が刺激され発作を誘発してしまうので避けるべき運動です。

有名な喘息持ちのアスリートもいるのですが、彼らは医師と相談し、特別な訓練を受けて喘息の発作が出ないようコントロールしています。

ですから、安易に真似しないようにしましょう。

また、マラソンは空気中のホコリやアレルギー物質も吸い込みやすいので、その観点からも、アレルギー発作でもある喘息にはおすすめできません。

そして、サッカーも運動による喘息・運動誘発喘息を引き起こしやすいスポーツです。

運動そのものが非常に激しく、運動強度も強く、体力を激しく消耗するので喘息が起きやすい運動です。

サッカーを禁止するお医者さんもいるくらいです。

サッカーもまた、マラソンと同じようにホコリを吸い込むスポーツです。

サッカーをしても大丈夫な人もいますが、あくまで例外だと思ってください。

バスケットボールも上記の理由でおすすめできません。

マラソン、サッカーと同じように、一度に吸い込む空気が大量なこと、ホコリを吸い込みやすいことなどが理由としてあります。

そして、ここで挙げた運動は、体力の消耗が激しく疲労を招き、疲労は免疫力の低下を招き発作に直結します。

よほど専門的なトレーニングを受けている方でない限り、挑戦しないほうがいいでしょう。

喘息におすすめの運動

喘息に一番おすすめの運動は水泳です。

これはどのお医者さんもすすめていますが、喘息の大敵は乾燥と激しい体力の消耗です。

プールには常に湿度があり、急に空気を取り込むということもありません。

浮力を利用して、マイペースに身体を動かしていけるので、体力の消耗も緩やかで徐々に体力もつきます。

喘息もちの方の中には、歳をとってもプールに通うことで、発作が起きないよう工夫している方もいらっしゃるくらいなので、一生続けるつもりで取り入れることがおすすめです。

また、昔は夏場にプールに10日間通えば冬に風邪をひかないと言われたくらい、プール通いは抵抗力・免疫力を高め、体力づくりには非常に有効です。

ただ、プールの塩素にむせて発作を誘発しないよう、塩素の強いプールは避けましょう。

次におすすめなのがウォーキングです。

ウォーキングも有酸素運動であり、自分のペースででき体力もつきます。

酸素をゆっくりと取り込んでいけるため、酸素の血中濃度も増えていきます。

歩くことによって肺活量も高まり、運動による喘息が誘発されにくくなっていきます。

周辺の景色を見ながらマイペースに行うことで、ストレスが和らぎ自律神経を安定させる効果もあります。

ただ、ここでも気をつけなければならない点があります。

やはり外気の冷たさとホコリを吸い込むことです。

できれば気候のいい、暖かい時期に行い、ホコリを予防するためにマスクをかけるのがいいでしょう。

マスクは取り込んだ空気を温めてくれるので、少し寒い時期にも有効ですね。

サイクリングもおすすめです。

サイクリングは、上記2つの運動と同じ有酸素運動であり、脚力・筋力も鍛えられて身体を強くします。

ただ、自転車はスピードを上げると急な空気の取り込みにもつながるので、サイクリングをするときはあくまで喘息治療の一環として行い、スピードの出し過ぎや、坂道を無理に登って体力を消耗しないようにしましょう。

マスクやネックウォーマーで気管をガードすると、気管支の冷えを防ぐことができます。

これら3つの運動は、身体に負担がかからず体力がつき、有酸素運動で身体に適切に酸素を取り込むので、体調を安定させる効果があります。

また、チームプレイではなく個人でできるため、人間関係のストレスもなく、ストレスで発作が出る喘息の方には有効な運動といえます。

喘息との付き合いは長期におよびます。

ここで紹介したような運動で体力をつけ、発作の起きにくい身体を作ることが大事です。

 - Ⅰ型, アレルギーの種類, 気管支ぜん息