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正しいフォームで泳げてますか?力み過ぎ注意スイマーショルダー

      2017/01/13

正しいフォームで泳げてますか?力み過ぎ注意スイマーショルダー

 

水泳は老若男女が楽しめ、ダイエット効果もある素晴らしいスポーツですが、特徴的なケガがいくつかあります。

水泳を始めたばかりだったり、競技として水泳をやっていたりすると、肩が痛む症状が起こることがあります。

なぜ肩が痛むのか分からない人も多いでしょう。水泳による原因不明な肩の痛みを感じているのなら、スイマーショルダー(水泳肩)かもしれません。

スイマーショルダーとは?

スイマーショルダーとは、水泳を行っている人に起る肩関節痛の総称です。ストロークの繰り返しにより、肩の腱が肩甲骨などにぶつかって炎症を起こします。

スイマーショルダーは正式な病名ではありません。痛みが起こる部位によって、診断名が変わります。

・棘上筋腱炎
・関節唇損傷
・肩峰下滑液包炎
・上腕二頭筋長頭腱炎

クロールとバタフライの選手に多くみられる障害で、腕力に頼る傾向がある、短距離選手や男性に起りやすい特徴があります。

クロールの場合は、反呼吸側の肩に起る傾向があります。

正しいフォームを身に付けていない初心者や、肩の柔軟性が劣っている中高年にも起こりやすい傾向があります。

スイマーショルダーの症状

水を掻いているときや前に腕を伸ばすときに、肩の痛みを感じます。筋肉痛や乳酸疲労などによる痛みとは違って、肩の内側で関節がきしむような痛みです。

初期段階では、運動時やトレーニング後、肩に違和感があります。具体的には、以下のような症状が起こります。

・ぶつけたわけではないのに肩が痛む
・体重をかけると肩が痛む
・肩を押すと痛い
・肩を動かしたときの音がおかしい

病状が悪化すると、腱板損傷やインピンジメント症候群などを発症し、腕を動かした程度でも肩が痛むようになります。

夜に肩が痛んだり、痛くて肩が動かせなかったりする場合は、かなり症状が悪化していると思っていいでしょう。

スイマーショルダーの原因

多くの場合、ストロークに問題があるために起ります。

クロールのときに、腕を後ろから前に戻す際、無理な角度で行なうために、肩周りのインナーマッスルが、肩甲骨と上腕骨に挟まれて炎症を起こします。

水をとらえるときに、力を入れすぎることも原因になります。力みがあって余計な力を入れると、肩の腱が肩甲骨などにぶつかってしまうのです。

余計な力を入れていなくても、ある程度は接触していますが、力みによって影響が大きくなってしまいます。

スイマーショルダーの治療法

スイマーショルダーの効果的な治療法はチュービングです。

気をつけの姿勢をとり、腕を真っ直ぐに伸ばしながら、45°くらいまでゴムチューブを引っ張ります。45°くらいまで引っ張ると、棘上筋が収縮します。

これにより腕を高く持ち上げるときに、棘上筋が十分に収縮し、肩峰と上腕骨によって挟み込まれるのを避けることができるようになります。

痛みが強いときは、休養を取ったり練習方法を見直したりする必要があります。また、フォームやストロークを修正すると、肩への負担が軽減されます。

トレーナーがついている場合は、今の状態に合ったトレーニングメニューや目標などを話し合いながら決めていくといいでしょう。トレーナーはその道のプロフェッショナルなので、プロならではの専門的な意見とともに、スイマーの意向も大切に考えてくれるでしょう。

やはり、肩の痛みを感じたら、症状が悪化する前に病院で診察してもらうのが賢明です。手術することになる場合もあるので、早めの診察をおすすめします。

診察してもらう場合は整形外科でもいいですが、スポーツ障害を専門的に診察、治療しているスポーツ整形外科のほうがより安心です。

スイマーショルダーの予防法

スイマーショルダーを発症する原因をなくすことで、予防になります。

・肩甲上腕関節、肩甲胸郭関節など、肩関節周りの柔軟性を向上させるためにストレッチを行う
・肩関節の外旋に関わる筋肉のバランスが保たれていないことを正すために、筋力を強化するトレーニングを行う
・フォーム、ストロークを修正する
・.練習後に肩関節をアイシングする

フォームを修正する際には、過度に肩関節が伸び広がっていないか、内旋がないかに注目します。

ローリングを大きくしたり、呼吸側を変えたりすることで、スイマーショルダーの予防になります。

スイマーショルダーに効果的なトレーニング・ストレッチ

肩関節の外旋に関わる筋肉のバランスが保たれていないことを正すために、筋力を強化するトレーニングを行います。肩関節の外旋に関わる筋肉のトレーニングが中心になります。

筋力トレーニングの方法は、チューブなどを使った、肩関節の外転運動や外旋運動があります。

肩甲上腕関節、肩甲胸郭関節など、肩関節周りの柔軟性を向上させるためにストレッチを行います。

ストレッチの対象となる筋は、棘上筋、棘下筋、肩甲下筋、三角筋、大円筋、小円筋、上腕二頭筋、上腕三頭筋など、肩甲骨から上腕骨に付着する筋です。広背筋、大胸筋、菱形筋など、体幹と肩甲骨の間にある筋も対象になります。

筋力トレーニングやストレッチは、予防として行うものです。肩に痛みがあるときに行うと、炎症が悪化してしまう場合もあるので注意してください。

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