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気管支喘息に有効な呼吸法は「腹式呼吸」と「口すぼめ呼吸」

      2017/03/14

気管支ぜん息に有効な呼吸法とは?!

喘息発作と呼吸の関係性

喘息は、非常に苦しく、また危険で、厄介な病気です。
そして、その喘息発症の原因は様々ですが、病原菌、ストレス、何かの物質に対する激しいアレルギー反応などが考えられます。
その結果、気温や湿度の変化、感情的な動揺や運動といった要因も発作の原因となってしまうこともあります。
そして、その喘息患者の肺を刺激して、発作を引き起こす原因をなるべく避けるということは非常に大事です。中でも空気に気を配ることの重要性は決してやり過ぎということはありません。
例えば、周りの方の喫煙はもちろん、そういった煙の充満した場所や埃っぽい締め切った場所やそれらを巻き上げるような作業は避けるようにしましょう。
ほこりが巻き上がらないようにするためには、寝室は毎日掃除することは当然、室内の湿度が適正に保たれていることも重要なのです。
理想的なのは、わずかに温かく湿っている状態になっていることでしょう。

それではこの辺で、気管支喘息とはどんな病気かということと、呼吸との関連性を書きたいと思います。
気管支喘息とは、色んな種類の刺激に対して気道の過敏性亢進を伴う、いわば気道の慢性炎症になります。
そしてそういった症状は急に発症してしまい、呼吸困難や咳が頻繁に発生してしまうことです。
つまり、気管が汚れた空気などを吸ってしまうことによって収縮されてしまい、呼吸が苦しくなるということです。

喘息発作が苦しくなってしまう理由としては、気管支が収縮により狭くなってしまい、肺の中に入る酸素量も当然減ってしまう訳ですから、
普通の人間であればそこでパニックになってしまいます。

そして低下した肺の機能を十分に活用するには、効率のよい呼吸法が必要となります。
特にこれらの病気に有効とされる「複式呼吸」と「口すぼめ呼吸」です。
たばこが好きで、体力が低下してしまって、すぐに息切れする方にも使えます。

本来であれば、薬による治療が一番なのですが、もし急に発症した場合ですとか、お薬が切れてしまったなどの緊急事態の時なんかにも使える呼吸法を紹介したいと思います。
これら呼吸法は、気管支喘息の患者さんのみだけではなく、肺気腫の患者さんにも使える呼吸法となっています。

オススメ呼吸法(腹式呼吸)

まずは、オススメの呼吸法のひとつである「複式呼吸」の有効性とその方法について解説したいと思います。
なぜ複式呼吸が気管支喘息に有効なのかというと、気管支喘息の患者さんは息を吸う時よりも吐く時が困難になると言われています。
そこで複式呼吸がとても有効になってきます。
どういったことか解説すると、日常生活では意識することは普通少ないと思われますが、私たちは、胸郭と横隔膜を動かしながら、胸式、腹式呼吸の両方の呼吸を行っているのです。
しかし、喘息の発作が起きると空気を通る気管が収縮によって制限されてしまい、吐ききらずに残ってしまった空気により肺を膨らませてしまうので胸郭の動きが圧迫。
胸式呼吸があまり出来ない状態になってしまうので、腹式呼吸を強化する必要性があります。
ここで横隔膜の動かし方、つまり複式呼吸(横隔膜呼吸)のコツを掴めば割と楽に呼吸することが可能となります。
それでは、腹式呼吸の方法を紹介したいと思います。

①ティッシュペーパーなどで鼻をかんで、鼻の中が詰まっていない状態にします。
それから、体の力を抜いて仰向けに寝たあとに膝を立てて下さい。
②右手をお腹付近、左手を胸の真ん中に持っていきます。
そうすれば呼吸に合わせて胸やお腹が動くことがわかるので、その動きを確認します。
③口を軽く閉じます。そしてゆっくり大きく息を吸い込みます。下腹部を出来るだけ膨らませます。
この時左手が動かないこと。
④口をすぼめて、ゆっくりとお腹に力を入れながら息を吐き出して下さい。
吸った時よりも時間をかけることを意識して下さい。下腹部のへこませる感じで吐き出せば上手くいきます。この時に左手が動かないこと。
⑤最後は、②~④を繰り返し行って下さい。
コツは、吸い込んだ息をゆっくりと吐きだすこと、吐き出す時にお腹で背中を押すような気持ちで行うことを意識してみて下さい。

オススメ呼吸法(口すぼめ呼吸)

一般的に、気管支喘息に効果的な呼吸法として複式呼吸はメジャーですが、今から紹介する「口すぼめ呼吸」はあまり認知されていないのではないでしょうか?
実はこの「口すぼめ呼吸」と、先程紹介した「複式呼吸」の両方を組み合わせると、発作時の呼吸が相当楽になると言われています。
実は、腹式呼吸同様にこの「口すぼめ呼吸」は無意識に行っていたのです。
そこで、今からそんな「口すぼめ呼吸法」について詳しく解説していきたいと思います。
まず、この呼吸法。その名の通り、口をすぼめながら行う呼吸法なのです。
しかしながら、喘息の発作が辛い時、実は気管支喘息の患者さんは無意識にこの方法を行っていたりするものらしいです。
それは、この呼吸法を行うことにより、若干呼吸が楽になるからです。
また、「口すぼめ呼吸」を行うと喘息を隠すこともできます。
人や状況によっても一概にそうとは言えませんが、喘息の患者さんの中には、周りに喘息の発作が起きていることを隠す方もおられます。
その中で、喘息の音が聞こえないように、無意識に「口すぼめ呼吸」を行っている方もおられるのではないかと思います。
そして、この呼吸法を行うメリットとして、1回あたりの呼吸で取り込める酸素の量は増加しますし、それに呼吸回数を減らす効果もあります。
呼吸回数が減ってしまえば、当然発作時の症状が減る訳ですから、このことが楽にしている要因のひとつとも言われています。
現にこの呼吸法に関しては、慢性閉塞性肺疾患の患者さんには、こういったメリットを生かせるために、「口すぼめ呼吸」を推奨されているのです。
それでは、そんな「口すぼめ呼吸」の方法を紹介していきたいと思います。

①口すぼめ呼吸は、鼻から息を吸って、息を吐くときに口をすぼめて息をふーっと吐き出します。その時に頬に力を入れてぷくっと膨らませないように注意して下さい。
②息はゆっくりと吐き出して下さい。
口すぼめ呼吸を行う目安として、吸う時の約2倍~5倍の長さが必要と言われています。
しかし、いざ発作が起こってしまうと、そういった余裕もないと思われますので無理のない範囲内で行うようにしましょう。
複式呼吸の時と同様に、これらを何回か繰り返して下さい。

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