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太ももやふくらはぎに起こりやすい肉離れの応急処置や予防法

      2017/01/13

肉離れ

スポーツ選手などがケガをしたときに、肉離れというワードを聞く機会は多いですが、具体的にどんなケガの状態なのかと言われると、「肉が離れる」という言葉のイメージが強すぎて、意外とよくわかっていない方も多いのではないでしょうか。

そんな肉離れがどんな症状なのか、これから詳しく見ていきます。

肉離れってなに?

肉離れを簡単に説明するなら、筋肉が離れる、つまり筋肉の一部が断裂したり、筋膜と呼ばれる筋肉を包む膜が断裂したりする状態のことを指します。

正式名称は筋断裂や筋膜断裂ですが、こちらだと肉離れより言葉からも状態がわかりやすいのではないでしょうか。

肉離れは、筋肉が伸ばされた状態から急激に収縮するときに、筋繊維と呼ばれる筋細胞が耐え切れずに切れてしまうことで発症します。

よく調べないと、断裂していることがわからないレベルから、筋肉が完全に断裂してしまう重症状態までさまざまな症状があります。

肉離れの症状

肉離れの症状としては以下の内容が挙げられます

●歩行困難
脚部で肉離れが発症し症状が重い場合には、歩けなくなることがあります。

筋肉の大部分が断裂して、筋肉の動きが全く伝わらないことが原因です。

●痛み
断裂の程度によって痛みも変わります。

軽度の場合は、患部を押すと痛みがはしり、もう少し重い症状になると、断裂した筋肉を動かそうとしたり、体重をかけたりすると強い痛みがあったりします。

ひどく断裂している場合には何もしなくても強い痛みがあり、自力では動けない状態になります。

●腫れや内出血
筋肉が断裂したことで体内で出血するためこのような状態になります。

●断裂した部分の筋肉がヘコむ
断裂した部分は筋肉がつながっていませんので、その部分が皮膚の上から押すと凹みます。

●断裂する際に音がする
重症の場合には、筋繊維が断裂する際にパチンという音がします。

肉離れの原因

肉離れになるのには以下のようなことが原因となります。

●筋肉の柔軟性の欠如
いわゆる筋肉が硬い状態だと、動きや力に耐えられず肉離れになりやすくなります。

●筋肉疲労
筋肉が疲労した状態ですと硬くなりますし、筋肉の動きも悪くなるため肉離れになりやすくなります。

●運動不足
普段筋肉を動かす習慣がないと、筋肉の動きに筋肉自体が耐えられなくなるためです。

●筋力の低下
筋力の低下は筋繊維が細くなることにつながりますので、その状態ですと筋繊維が切れやすくなります。

つまり肉離れを起こしやすい状態です。

●筋力が強すぎる
極端な筋トレなどを行って筋肉をつけた場合、その筋力の強さに筋肉そのものの耐久性がついていけないことがあり、肉離れが発生します。

●筋力バランスが悪い
隣り合った筋肉同士はお互いに影響していますので、バランスが低下すると強い方の筋肉に引っ張られる形で断裂してしまうことがあります。

肉離れかも?と思ったときの対処法

肉離れ時の対処は肉離れの状態によって変化します。特に症状で対処も変わってきます。ですから、まず肉離れの状態を把握する必要があるのです。

一般的に肉離れは強い痛みがあり、患部を押すと凹むような状況であれば、かなり重度(重症)の肉離れであると言えます。またそのような場合、肉離れが脚部で発生していると歩行困難を伴います。

中度の場合には内出血や腫れと痛みが発症しています。筋肉を動かすことは出来ますが痛みがかなりあるでしょう。

軽度の場合にはさほど痛みもなく筋肉も動かすことが可能です。

そして症状の程度が判断出来れば、以下のように処置します。

●重度から中度の場合
RICEと呼ばれる、スポーツでケガをした場合の応急処置の基本を実践します。

RとはRest(安静)を意味します。患部を動かさず、添え木などで固定することもあります。

IとはIcing(冷却)のことです。肉離れによる炎症や内出血を抑えるため、患部を冷却します。

CとはCompression(圧迫)です。患部の出血や腫れを防止するために、包帯などで圧迫します。

EとはElevation(高くする)を意味します。患部を心臓よりも高い位置に上げて、出血などを少なくします。

●軽度から中度の場合
一度安静にした上で、アイシングを中心に行います。痛めた直後に患部を揉んだりストレッチしたりするのは止めましょう。

症状を悪化させる可能性が高くなります。

肉離れの治療法

肉離れの治療法としては、応急処置後の痛みや腫れなどが引いた後、基本的に以下の治療を選択して行います。

●温熱療法
患部を温め、血行を良くすることで治癒を早めます。

●マッサージ
筋肉をマッサージすることで血行を良くしますが、特にタイミングが重要で症状が治まってきてから行います。

これを間違えると悪化させてしまいます。

●手術
断裂の状態がひどい場合には、筋肉をつなぎ合わせる手術が必要となります。

●湿布や塗り薬
筋肉の回復に効く薬剤を皮膚から浸透させます。

●食事療法
タンパク質やビタミンC、ビタミンB6、マグネシウムなどを重点的に摂取します。

これらのような治療で回復してきたら、適切な段階でリハビリテーションを行います。ただし、ここで無理をすれば再発しかねないため、慎重に行うことが大切です。

リハビリの際にテーピングなどで動かし過ぎないように保護しておくことも重要でしょう。

肉離れにならないための予防法

予防法としては以下の内容が挙げられます。

●柔軟性の確保
運動前のストレッチや柔軟体操などで筋肉を柔らかくしておくと、肉離れになりづらくなります。

●適度なトレーニング
筋力は弱くても強すぎても肉離れを起こす可能性がありますので、適度に運動やトレーニングを行います。

また、バランスを考えて一部の筋肉だけ鍛えるのは止めましょう。

●食生活
タンパク質やビタミン、マグネシウムなどを普段から積極的に摂取し、適度な筋肉をつけます。

●テーピング
テーピングにより筋肉の可動範囲を制限したり、筋肉の補助を行ったりすることで肉離れに起こしにくい状態を作ります。

肉離れになりやすい運動

肉離れを起こす原因は、筋肉の伸び縮みの大きい急激で速い動きですので、具体的には陸上競技(特に短距離)、野球の走塁、バレーのスパイク(アタック)でのジャンプなどが当てはまります。

特に、静止状態から身体を一気に動かす運動で、肉離れを発症しやすい傾向にあります。

肉離れになりやすい身体の部位

肉離れになりやすい箇所と言えば、太ももの裏側の筋肉の総称である「ハムストリングス」と「ふくらはぎ」です。

ハムストリングスは、太ももの表側の大腿四頭筋とのバランスが悪いときに肉離れを発症しやすくなります。特に大腿四頭筋と比較して、ハムストリングスの筋力が弱い傾向にあることが理由となります。

ふくらはぎは、その筋肉自体が筋肉疲労や柔軟性の不足などになりやすいため、肉離れを発症しやすくなっています。

この二つの部位の筋肉については、運動する前に重点的にストレッチしておくと良いでしょう。

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