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放置は危険!腰椎椎間板ヘルニアにも密接な関係「腰椎分離症」

      2017/01/13

放置は危険!腰椎椎間板ヘルニアにも密接な関係「腰椎分離症」

腰椎分離症は、腰椎の損傷によって鈍い腰痛を感じるようになる病気です。

放置していると腰椎がすれたり、椎間板ヘルニアのような他の病気にもつながります。

大人だけでなく子どもにも多い病気ですが、成長期なら早めに治療を行うことで回復しやすい病気でもあります。

腰椎分離症とは?

骨盤の上には椎骨という5個の骨があり、人間はこれを必要に応じて伸び縮みさせ、あるいは旋回させることで、身体を自由に動かしたり、着地の衝撃を吸収したりすることができます。

この重要な骨は本来うまく組み合わさっているのですが、何らかの原因でこれに隙間ができてしまっている状態が腰椎分離症です。

腰椎分離症の症状

腰に鈍い痛みがあり、身体を後ろに反らすとそれが強まるのが特徴です。

病状があまり進んでいない場合は、スポーツなどで体を激しく動かした時だけ痛むこともあります。

病状が進むと、長時間同じ姿勢を保つことが(痛みのせいで)難しくなったり、歩行などちょっとした動作でも痛みを感じるようになります。

また、腰椎分離症は腰椎がずれてしまう腰椎すべり症へと発展することもあり、これにより神経が圧迫されると、足のしびれや痛みといった症状も出てきます。

これをさらに放置していると、椎間板ヘルニアや腰部脊柱管狭窄症になる場合もあります。

腰椎分離症の原因

隙間ができてしまうのは、椎骨に疲労骨折が発生し、それがうまく修復されなかったためです。

先天的に骨の形や強度に問題があるケースもまれにありますが、多くの場合は椎骨に負担をかけ続けたことが原因です。

小さな負担が積み重なり、40~60代で発症することもありますし、激しいスポーツなど、大きな負担が短期間にかかったことで、若い時に発症することもあります。

特に多いのが成長期の子どもたちで、部活動や運動系の習い事によって、まだ成長途中の身体に過度の負担がかかり続けると発症しやすくなります。

腰椎分離症の治療法

まずCTやMRIなどの検査で状況を調べ、治療方針を決めます。

症状が軽い場合には、コルセットを付けて腰を固定し、数か月間運動を休止します。

この時、お腹やお尻の筋肉を鍛えることで、コルセットを外した後も筋肉がその代わりになるようにし、同時に太ももや腰のストレッチも行って再発を防げるようにします。

成長期なら、多くの場合はこの方法で骨がつながることが期待できます。

一方、骨の成長があまり見込めない年齢になると、自然に骨がつながる可能性は低くなります。

腰を固定し、できるだけ運動を避けるという方法そのものは変わりませんが、今以上に悪化させないようにし、痛みが緩和されるのを待つことが主な目的となります。

痛みがひどい場合には、痛み止めや神経ブロック注射が使われます。

日常生活に支障があるほどの重症になると、外科手術が検討される場合もあります。

腰椎分離症の予防法

成人の場合は、子どもの頃のスポーツで蓄積されたダメージによって発症することが多いため、そうした経験のある人は特に注意が必要です。

力仕事が必要な職業ではなく、趣味でスポーツをすることが無かったとしても、たとえば姿勢の悪さなどによって、引き続き腰に負担をかけている可能性があります。

骨が未成熟な子ども以外でも起こる可能性がありますから、大人になってから急にスポーツを始める場合も要注意です。

成長期の子どもの場合には、身体の成長具合や疲労の状態に応じた運動を行い、適度に休息を挟むことで、極端な無理をさせないことが重要です。子どもたちにそれを求めるのは難しいため、大人による適切な指導が必要となります。

その上で、もし子どもが腰の痛みを訴えるようなことがあれば、早めに医師の診察を受けるようにしてください。

どの診療科に行けばいいの?

病院で腰椎分離症を治療してもらう場合、受診するのは骨折や関節痛などを扱う整形外科です。(似た名前の形成外科は、主に身体の表面の治療を行います)

コルセットは市販もされていますが、整形外科に行けば自分の身体に合った物を作ってもらうことができます。

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