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向精神薬が引金になることも…薬物依存とは?

      2017/01/13

向精神薬が引金になることも…薬物依存とは?

薬物中毒は向精神薬から始まることが多いともいわれています。継続的に使用することで、やめることが難しくなるケースが見られます。

そのような依存と、嗜好で用いられる麻薬のケースもあります。いずれの場合も心身になんらかの障害をきたします。

薬物中毒の症状

あへん

使用すると痛みのある部分は和らぎ、同時に恍惚状態をもたらします。まるで夢の中にいるような感覚に陥るといいます。

あへんの成分が体内から消えていくと、手足の疲れ、不眠、発汗、悪寒、けいれん、下痢に悩まされるようになります。

一度に大量に摂取すると呼吸困難や心臓疾患などが生じる危険があります。

麻薬

心身のつらさを一時的に忘れる喜びを覚え、使用を繰り返すようになります。幻視や幻聴のような幻覚症状や思い込みによる傷害など、事件への発展、自殺や他殺におよぶケースもあります。

被害妄想や嫉妬妄想などの中毒性の精神病の症状を併発するため、病気と見分けにくい現状があります。また、急性中毒によって死に至るケースもあります。

向精神薬

薬の服用により、心の症状で悩まされる苦しみが軽減するため、継続的な使用で依存するケースが多く見られます。特に抗不安薬は依存性のある薬であるため、やめることが難しくなります。

薬の効き目が切れ始めると、手が震え出したり、不安が強くなるなど離脱症状が現れます。使用量が増え、複数の医療機関から処方してもらうようになり、せん妄状態から普段はしない言動に及ぶことがあります。

なぜ中毒が引き起こされるのか

中枢神経系に作用することで、気分を高めたり抑制する効果があります。最初に使用した時と同じ効果を求めるようになりますが、使用に慣れてしまうため使用量や回数が増え、やがて連続して使用したり、強迫的に使用するようになります。

また、成分が体内から消えていく時に伴う心身の苦しさに耐えることが難しくなり、なかなか止めることができない状態に陥っていきます。やめてしまうと苦しいという状態と、もう一度効果を得たいという気持ちから、コントロールが利かなくなっていきます。

使用者は、まだ大丈夫だろうという考えを少なからず持っていることも要因の一つとなります。実際には借金をしたり、社会的な生活を送ることに支障が出ているなど問題点が明らかに浮上していても、こういった気持ちが続く限り、使用を繰り返すことから抜け出せなくなっていきます。

現実と向き合う恐怖が強くなり、中毒に対する恐怖が薄れていくため余計にやめることが難しくなります。

薬物中毒の治療法

薬物中毒の治療法として認知行動療法が有効とされています。中毒によって見られる言動や様々な問題を、使用者本人に責任として自覚させることで、使用をやめる気持ちに向かわせます。

今の状況を続けていくことはなんのメリットもない、ということを実感することが大切です。まず、本来の自分の姿と比較して今の自分はどうなのかを考えます。

また、動機づけ面接も有効とされています。中毒者自身の希望や生き方と現状との矛盾を中毒者自身に気づかせるようなカウンセリング手法です。中毒者とカウンセラーは対等な立場で言葉を交わし、お互いに足並みを揃えて問題解決の糸口を探していくのです。

薬物の常習性について

薬物を常習していると、顔色や行動に現れてきます。青白い顔をしていたり、頻繁に喉が渇いてドリンクを飲んでいることなどが挙げられます。

覚醒剤の場合であれば、たとえば、注射痕で皮膚が変色して腫れています。酩酊している状態が続き、真っすぐに歩くことができていなかったり転倒しやすくなります。

危険ドラッグの場合は死に至るケースも考えられます。頻脈になり、呼吸困難を起こしたり、意識が戻らないままなど症状の現れ方は様々です。

麻薬も常習性はありますが、向精神薬の常習性は高くなる傾向があります。最初は処方された通り服用するため常習に至るリスクには気がつきません。しかし、薬に対する耐性ができてしまうと、同じ量や回数では効果が下がったと考えたり、心の問題が悪化したと考えることがあります。

そこで主治医に相談することから始まります。このような手順で服薬しているため、常習になるような依存に陥っても気がつきにくいという点があります。

 - 中毒症