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歯並びは胃腸にも影響する…矯正の期間や費用は?

      2017/01/13

歯並びは胃腸にも影響する…矯正の期間や費用は?

歯並びが悪いと、人と話したり、笑顔を見せることにためらいや不安を感じる場合があります。

さらに、乱れた歯並びは虫歯や歯周病の原因になったり、食べ物をしっかりと噛み砕かずに飲み込むことで胃腸に余計な負担をかけて病気を招いたり、肩こりや頭痛を生じさせることもあります。

歯並びの種類

・叢生(そうせい)、乱杭歯
顎が小さく、歯が大きい人の場合、狭い所に無理矢理押し込めるような形になるため、歯が凸凹に並ぶことになります。犬歯が目立つ形で飛び出すこともあり、この場合は八重歯とも呼ばれます。

・正中離開(せいちゅうりかい)
顎の大きさに対して歯が小さい場合には、歯と歯の間に隙間ができてしまいます。

・過蓋咬合(かがいこうごう)
横から見ると下顎が後ろに引っ込んでいる状態。

・反対咬合(はんたいこうごう)
下顎が前に出すぎていたりして、前歯がきちんと噛み合っていない状態。

・開咬(かいこう)
口を閉じた時に上下の前歯がピッタリ合わず、隙間ができる状態。

・上顎前突(じょうがくぜんとつ)
過蓋咬合のように下顎が引っ込んでいたり、上の前歯の角度に異常があるために前歯が突き出てしまっている、いわゆる出っ歯の状態。

・下顎前突(かがくぜんとつ)
下の前歯が突き出している状態。

歯並びが悪いことで生じる弊害

叢生や正中離開の場合、歯と歯の間に食べ物のカスが詰まりやすく、さらに歯磨きをしても取りにくいという問題があります。食べカスが残っていれば虫歯の原因になりますし、歯周炎や歯周病を引き起こす可能性もあります。

正中離開や開咬のように前歯に隙間があると、サ行やラ行の発声にも問題が出てきます。

過蓋咬合の場合、下顎が十分にうまく動かせないため、顎関節症になる可能性が高まります。下顎が大きく引っ込んでいる場合には、下の前歯が上前歯の内側を傷つけてしまうこともありますし、そうでない場合には下の前歯が上の前歯に内側から当たり続けることで、正常な上の歯にまでダメージを与えてしまいます。

反対咬合の人は口を閉じて歯を見せていない状態でも、突き出した顎によって気づかれてしまうことが多く、そのコンプレックスから消極的な性格になりがちです。発音がうまくできず、相手から聞き取りにくいといわれることが多いのもその一因となります。

上顎前突や下顎前突もすこし口を開いただけで気づかれやすく、閉じても口元の形に違和感があるため、同様にコンプレックスの原因となりやすいものです。

噛み合わせが悪いタイプ全般にいえるのは、食べ物をうまく噛み砕くことができず、胃腸での消化吸収が悪くなりやすいということです。普通の人と同じように食べていても、胃や腸に重い病気を抱えてしまう危険性は高くなります。

そして、噛む力のバランスが取れていないため、顎や頬の筋肉に余計な負担がかかり、そこにつながる首や肩のコリ、頭痛などを招くこともあります。

歯並びが悪くなる原因

歯並びが悪くなってしまう原因の一つは遺伝ですが、現在は必ずしもそれがすべてではなく、生まれた後、成長していく過程での問題が組み合わさることで目に見える形になることが多いと考えられています。

たとえば、なんらかの病気で十分な栄養が摂れない時期が長く続けば、歯は成長しきれず、隙間が目立つことになります。
また、虫歯になってしまった時、それを治療しなければやがて歯を失い、その空間に前後の歯が傾いて倒れこむような形で歯並びが悪くなっていくこともあります。

そして子供のよくする指しゃぶりや舌を唇の間から突き出す動作、上唇を噛む癖なども、長い期間続けていると、顎や頬の筋力のバランスを崩したり、関節をゆがめたりする可能性があります。

これらの癖以外にも、鼻炎などが原因で口呼吸を続けるのも歯並びに悪影響を与えるとされています。

歯並びの矯正

歯列矯正で最も一般的な方法は、歯に矯正用の器具(ブラケット)を取り付けてワイヤーで引っ張る方法です。正確に位置を決められる反面、器具が目立つという難点がありましたが、現在は透明な器具を使ったり、歯の裏側に器具をつけるといった方法も出てきています。

矯正する歯を引っ張るための土台として、インプラントを利用することもあります。

抜歯が必要なほど大がかりな矯正を行わない場合には、マウスピースを使うという選択肢もあります。

透明なマウスピースを使い、必要なら自分で取り外すこともできるため、矯正中ということを他人に気がつかれにくく人気がありますが、簡単に外せてしまうために不快感から取り外し、ついそのままにしてしまうことで治療が遅れるというリスクもあります。

これらは歯全体を矯正し、噛み合わせを整えるための方法で、医院や状況にもよりますが、矯正費用は100万円近く、あるいはそれ以上かかってきます。

前歯だけを調整したい、といった部分的な治療の場合には3か月前後という比較的短期間で、矯正費用も20万円ほどで行える場合もありますが、治す部分が増えたり、抜歯などが絡む複雑な処置が必要となれば、その分費用と治療期間は増えていきます。

 - 口・歯の病気