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肺に穴があいてしまう気胸は禁煙で予防できる!

      2017/01/13

肺に穴があいてしまう気胸は禁煙で予防できる!

気胸とは、破れた肺から空気がどんどん出て行き、胸膜と肺の間の胸腔に空気が溜まってしまう病気です。

肺は風船のようなもので、破れるとしぼんでしまいます。生まれ持った体質によっても気胸になりやすい、なりにくいなどがあり一度気胸になると再発して何度も気胸になってしまう人もいます。

気胸はとても緊急性の高い病気ですので、しっかりと気胸について知っておきましょう。

気胸の症状

気胸は交通事故などによる外傷性のものもありますが、原因不明であることも多く、突然発症する場合が多いです。

気胸の症状として代表的なものは、呼吸困難、顔色や唇の色が悪くなる(チアノーゼ)、動悸、咳、胸痛などです。症状によっては気胸がどうかの区別がつきにくく、しばらく様子を見てしまいがちなものもありますが、特に緊張性気胸の場合は片肺が機能しなくなってしまいショック状態に陥ることもありますので十分注意しましょう。

気胸の原因

気胸には、二つのタイプがあります。一つは、肺気腫や塵肺など、肺の病気を持っている方が起こす続発性気胸です。そしてもう一つは、体質的に肺の表面を覆っている胸膜が浮き上がって泡状の病変を持った方が起こす原発性気胸です。

原発性自然気胸の原因である泡状のブラと呼ばれるものは、肺の表面の一部が、泡や風船のように膨れる病変です。ブラは、体質的にできやすい人とできにくい人がいて、長身で痩せ型の男性にできやすく、15~25歳にできると考えられています。

ブラが破れて空気が漏れてしまうことで、肺が縮んでしまうのが気胸です。ブラの破裂は、運動や怒責、咳などで肺胞内圧が上がった場合や、飛行機やダイビングなどで大気圧が低下した場合に起こることもありますが、ほとんどの場合原因になるような物はなく、安静時に起こります。

突然の胸痛や咳、呼吸困難などの症状がある場合、背が高く痩せていて、タバコを吸う男性の方は、医師の意見を聞くのがいいでしょう。

気胸かな? と思ったら

気胸は呼吸困難など重い症状を示すこともありますが、軽度な場合は自然治癒してしまうことも多いのです。気胸を疑う状況では、まずは安静にすることが一番大切です。

そして重い物を持たない、大笑いしないなど肺に負担がかかるようなことは避けるようにしましょう。気胸は軽度の場合は呼吸に障害が出るこようなこともなく、自然治癒していくケースが多いので、どれだけ気胸に早く気づき、安静にするかが大きな分かれ道となります。

肺に破れた穴がそれ以上広がらないように十分に気をつけましょう。

気胸の治療法

気胸は重症度によって治療法が変わります。

破れている部分の大きさが小さい場合は、2週間ほどで溜まった空気が吸収されて治る場合もありますので、数日様子を見て、再度レントゲンを撮影して、溜まった空気が吸収されていない場合は、カテーテルや胸腔チューブを気胸内に挿入することで、さらに早く空気を抜くこともできます。

呼吸に支障が出るほど重症の場合は、胸部に挿入したカテーテルに太い注射器を取りつけて、空気を抜くこともあります。

カテーテルによる吸引で効果がない場合や、続発性自然気胸や外傷性気胸などの気胸の場合は、胸腔チューブを用いて空気を抜きます。胸壁を切開して胸腔チューブを挿入し、片方をウォーターシール式のドレナージ装置または空気を逆流させずに放出できるように弁に接続します。

そのような処置をしても気道と胸膜腔の間から空気が漏れ続ける場合は、吸引ポンプを胸腔チューブに接続することもありますし、場合によっては手術が必要になります。

手術は、多くの場合胸壁から胸膜腔内へ挿入した胸腔鏡を用いて行われます。

気胸が再発すると、かなりの身体障害が生じることがあります。気胸が再発しないように手術を行うこともあります。一般的な手術では、肺の空気が漏れている部分を修復し、胸膜の内側の層と外側の層をしっかりと接着します。

また気胸が再発した人で健康状態が悪いために手術に耐えられない場合は、胸膜腔から空気を抜いている胸腔チューブを通して、タルク配合剤またはドキシサイクリンという薬を注入して、胸膜腔を塞ぎます。

しかし、この胸膜腔を塞ぐ方法は、手術より効果が劣りますし再発する可能性もあるので注意しましょう。

気胸の予防法

気胸は生まれつきの体質によるものが大きいのですが、一番の予防は禁煙することです。気胸は背の高い男性になりやすい傾向があり、さらには喫煙していることで気胸になるリスクを高めてしまうからです。

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