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芸能界のあの大御所も発症している!?「大人のチック症」

      2017/01/13

芸能界のあの大御所も発症している!?「大人のチック症」

一般的に子どもの方が発症しやすいと言われているチック症ですが、大人になっても治らなかったり、大人になってから発症したりすることがあります。

有名なお笑い芸人や政治家でも、そのような症状が見られる人がおり、これを発症していると言えます。

ここでは、チック症について、特に大人のチック症に焦点を当てながら説明していきたいと思います。

チック症とは?

チック症のチックは、突然の速く反復性のある動きや発声を意味します。リズムは一定ではなく、無意識に意味もなくやってしまうという特徴があります。興奮時やストレスが掛かった状態などで発症しやすくなります。

後で詳しく触れますが、症状としては、音(声)を伴うチックや身体や顔の部位を、意味もなく繰り返し動かすような、運動性のチックがあります。

大半が一時的なもので、幼少期から思春期の前までに発症します。

思春期を過ぎれば徐々にチックの症状は減っていくといわれていますが、前述したように、まれに成人してからも症状が残ったり、再発したり、或いは成人してから発症するような大人のチック症もあります。

症状の中身は子どもでも大人でもほとんど変わりありません。

また、症状が4週間以上1年未満の継続の場合には一過性チック症、1年以上継続する場合には、慢性チック症と分類されます。大人のチック症の場合、慢性チック症の可能性が高くなります。

チック症の症状

症状としては、運動チックと音声チックに分かれ、更に運動チックも音声チックも共に、それぞれ単純(性)や複雑(性)に分けられます。具体的には主に以下のようなものが挙げられます。

◯運動チック
身体や顔の部位を、意味もなく繰り返し動かすようなチックの症状です。

・単純性
異常に多いまばたきを繰り返したり、首をしつこく振り動かしたり、肩をしつこくすくめるようなチック症状です。顔を繰り返ししかめるような場合もこれに該当します。

・複雑性
物にしつこく触れたり、自分を叩いたり、飛んだり跳ねたりと言った行動に出ます。

◯音声チック
繰り返し音を出したり発生したりするチックの症状です。

・単純性
何度も意味もなく咳払いをしたり、鼻をしつこくすすったりします。唸り声や奇声を発するようなパターンもあります。

・複雑性
「アホ「バカ」」などのような汚い言葉を吐いたり(汚言症)、同じ言葉を意味もなく繰り返したりします。

チック症の原因

チック症の原因は、今現在明確にわかっているわけではありません。

ただ、大脳の中心部にある、運動情報の伝達に関わるドーパミン系の神経の異常活動によるものという仮説が有力となっています。

また、直接的な原因ではありませんが、精神性のストレスが症状悪化に関わっているという研究結果もあります。

チック症になりやすい人の特徴

チック症になりやすい大人の特徴としては、以下のようなことが考えられます。

・真面目な性格
・完璧主義者
・ストレスを溜めやすい性格
・神経質
・せっかち

いずれも、リラックスしにくい性格の人と言えます。そして、子供の頃からチック症の症状が継続していたり、そのような症状が出ていた経験のある人が、成人してからもチック症を発症しやすくなります。

また、遺伝的要素も多分にあるとされていますので、近親者にチック症の人が居た場合には、そのような症状が出る可能性が高くなると言えるかもしれません。

日常生活に与える影響は?

大半のチック症の症状は大きな影響はありませんが、運動チックと音声チックが併発するタイプの慢性チック症である、トゥレット症候群は、日常生活にも大きな悪影響を与えるものとされています。

また、運動チックも複数の症状が絡んだり、汚言症タイプの音声チックなどは、成人ですと大きな問題になり得ます。

チック症の治療法

チック症は軽度であれば治療の必要はありません。ただそれ以上ですと、特に成人の場合社会生活に大きな影響が出かねませんので、治療の必要があります。

治療法としては以下のものが主に考えられます。

・心理療法
ストレスの解消や心の持ち方を工夫するように指導し、症状を改善させる方法です。

・行動療法
チック症を訓練によって抑えようとするものです。習慣逆転法が有効とされています。

・薬物療法
薬物によりチック症状を抑えます。ドーパミンの分泌を抑制する薬や精神安定剤などが用いられます。

チック症にならないために

チック症にならない(悪化しない)ようにするために、主に以下のような方法が考えられます。

・ストレス解消やリラックス
ストレスがチック症の悪化に影響すると考えられていますので、ストレスを溜めないようにします。また、物事を深刻に考えないようにすることも重要です。

・周囲の人間が気にしない
家族などがチック症を気にしすぎることで、本人のストレスが溜まり悪化しかねません。余り気にしないようにすべきです。

・食生活の改善
ストレスなどに効くとされるビタミンCやB群を積極的に摂取します。

ただ、いずれにせよ明確な予防法と呼べるものはなく、これをやったから絶対に大丈夫とは言えないことに注意してください。

 - 精神・心の病気