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躁とうつが繰り返される躁双極性障害とは…1分できる診断チェック

      2017/01/13

躁とうつが繰り返される躁双極性障害とは…1分できる診断チェック

双極性障害は、以前は躁うつ病と呼ばれていました。

1850年代、ヨーロッパで確立された概念で、うつ病とは違うものであり、慎重に診断する必要のある精神疾患です。うつ病と思われる症例の中には隠れた躁状態が見過ごされるケースがあります。

双極性障害の症状

双極I型障害の症状は、躁状態または躁状態とうつ状態が入り混じった状態が少なくとも1回見られます。症状が現れる期間と症状が表面化しない期間を繰り返すことが多く見られます。

双極II型障害の症状は、軽躁状態とうつ状態が見られます。季節によるケースや、躁状態とうつ状態を頻繁に繰り返すケースがあります。躁状態は軽度の場合は解りにくいですが、気分の高揚が続き、怖いものがなくなったような解放感があります。

イライラして怒りやすくなる症状も挙げられます。ひどい場合は人間関係に支障をきたします。うつ状態は軽度の場合は気分の落ち込みや物事に興味が湧かなくなったりします。

泳いだ後のような疲労感や不眠、逆に眠り過ぎることもあり、適切でない罪悪感をもつようになります。ひどい場合は決断することができなくなり、自殺念慮や自殺企図といった考えを繰り返します。

双極性障害の原因

遺伝子によるものに仕事のストレスのような外的な要因が加わることで発症すると考えられています。I型とII型がありますが、I型からはI型、II型からはII型へ遺伝し、潜在的なリスクを持つことになりますが、必ずしも発症に至るとは限りません。

神経細胞に関わるカルシウムイオンのコントロールに変調をきたしているという説もあります。

恐怖症や躁病に使用されたり、抗てんかん薬として使用される薬の種類に、それぞれリチウムとバルプロ酸ナトリウムが含まれている場合がありますが、リチウムイオンやバルプロ酸はカルシウムイオン依存性の情報伝達経路に影響を及ぼす可能性もあるとされています。

しかし、明確な原因は未だ解っていないため、研究が進められている段階です。

双極性障害診断チェック

以下の双極性障害診断チェックで、症状の確認をしてみましょう。当てはまる項目が多いほど、双極性障害の可能性があります。診断チェックで多くの項目が当てはまっているといっても、ご自身で判断せずに、苦しいと感じたり、悩んでいる場合は医療機関を受診しましょう。

  • 自分はなんでもできると思うことがよくある
  • 特に睡眠を取らなくても元気に過ごすことができる
  • 誰とでもいつまででも喋り続けることができる
  • 次から次へと考えが浮かび、内容が飛ぶこともよくある
  • 物事に集中することが難しく、イライラする
  • 仕事など活動的で破壊的な方向へも動くことがある
  • 衝動買い、旅行などを頻繁に行う
  • よく眠るか、不眠状態である
  • 疲労感があったり物事への意欲がなくなる
  • 喜ぶことや物事への興味がなくなる
  • 気分の落ち込みが激しい
  • 著しく食欲がなくなるか増加したり体重が減るか増える
  • 物事に価値を見いだせないか過剰になる
  • 状況に適していない罪悪感を感じている
  • 考えたり集中できず決断力がなくなる
  • 頻繁に自殺について考える
  • 上記のような内容が1週間以上続き人間関係に支障が出ている

双極性障害の治療法

躁状態の時が病気であるという認識ができないケースもあるため、うつ病ではなく双極性障害の病識を本人が持つことから始めます。周囲の人たちの協力も必要で、本人の性格で放っておかないように心がけます。

そのため、本人だけでなく家族にも病識を持つ重要性を理解してもらわなければなりません。うつ状態になり、躁状態の時に自分がとった言動に対して罪悪感を持ち、自殺を考えるケースがあります。

そのため、うつ病との違いや正しい病識を持つことで、初めて安定した治療を望むことができます。再発の可能性が高いため、再発に繋がるようなストレスなどを考え、そのストレスを乗り越える方法を考えます。

普段の生活習慣も非常に大切で、決まった睡眠を取るようにします。アルコール類や精神的に作用する薬剤は避けるようにします。

薬は気分安定薬を使用することが基本です。抗うつ剤は躁状態を引き起こすリスクがあり、躁状態に使用される薬は中毒を起こす可能性が否定できないため気分安定剤が選ばれます。

抗けいれん薬であるガバペンチンやトピラメートは処方を禁止されています。

双極性障害の予防法

継続して自分に適した薬を処方された場合はその薬を服用するようにします。個人差や症状によるので、医師と相談しながら継続していきます。こうすることで再発の予防につながります。

抑肝散(よくかんさん)などの漢方薬が有効である場合もあります。双極性障害そのものを予防するというよりは、症状が再燃しない予防となります。

また、生活記録をつけることで、自分を客観的に捉えることが可能となります。そして、眠る時間や起きる時間など生活改善にも役立ちます。双極性障害を発症しやすいケースは生活リズムが乱れていることも大きく関わっています。

徹夜することになりがちなため、時間管理をする習慣をつけることが大切です。

双極性障害はカウンセリングにウェイトを置くこと以上に日々を見直し、改善することが重要になります。

 - 精神・心の病気