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臭くて、取るとお腹が痛くなる。へそゴマって一体何?

      2017/01/13

臭くて、取るとお腹が痛くなる。へそゴマって一体何?

へその中にはいわゆる「へそゴマ」というものがありますが、見た目が示すとおり、黒いゴマに似ているためにその名が付けられました。

へそゴマは見つけると取りたくなってしまうものですが、「へそをいじるとお腹が痛くなる」と昔から言われるため、ずっとそのままにしている方もいらっしゃることでしょう。

このへそゴマとは一体、なんなのでしょうか?具体的にみていきましょう。

へそゴマの正体は?

実はへそゴマというのは、垢や皮脂、毛、汗、石鹸かすのゴミなどで、へその中でこうしたものが混じり、固まってしまうことでまるで黒ゴマのような物体になってしまったものを指します。

では、へそではどうしてこのようなことが起こってしまうのでしょうか?

それは、へそというのはくぼんでいるために、必然的に汚れが入りやすく、しかも体を洗うときに手入れが行き届きにくいため、汚れが蓄積されやすくなっています。

さらに、へその中というのは、自分ではなかなか見えづらい位置にあるので、へそ自体が汚れていたり、へそゴマがあったとしても、気づきづらいといった特徴もあります。

こうして、へその汚れであるへそゴマを長期に渡ってそのままにしておくと、どんどん大きくなっていってしまいます。

へそゴマはこのように溜め込んでしまうと、まるで棒や栓のように長くなってしまったり、石や炭のように固い大きな塊になってしまうこともあるので、注意が必要です。

へそゴマを取るとお腹が痛くなるのはなぜ?

へその約5mm下には内臓を守ってくれている腹膜があります。へそゴマを掃除すると、お腹が痛くなってしまうのは、へそゴマを取ろうとすると、腹膜が直接刺激されてしまうからです。

ちなみに、へそ以外の場所というのは、腹膜の上に脂肪などがあるため、刺激も少なくなっています。

そして、へそゴマを取ろうとすると、腹膜の神経までも刺激してしまいます。

このようにして、限りなく内臓の近くが刺激されてしまうため、お腹が痛くなってしまうこともあるのです。

へそゴマは取っていいの?ダメなの?

前述のように、へそゴマ自体はゴミなので、特に害もなく無害であると言えます。

しかし、そのへそゴマを溜め込んでおくのはよくありません。

なぜなら、へそゴマを溜めておいてしまうと、へその皮膚にできてしまった傷からゴマの細菌が入って繁殖してしまい、臍炎(さいえん)と呼ばれる炎症が起きてしまうからです。

つまり、へそゴマは取った方がよいと言えます。

へそゴマが原因でなりやすい病気

前述の通り、へそゴマが原因でかかりやすい病気の一つに臍炎が挙げられます。

この臍炎は、主にへその緒を切ったばっかりの赤ちゃんが発症してしまうへその病気なのですが、雑菌の感染によっては大人になっても発症する場合もあります。

臍炎の症状としては、

・へそに湿疹ができる
・へそが痛む
・へその周りが腫れる
・へそが化膿する
・へそから出血してしまう

などが挙げられ、特に化膿すると、へそ周りがじゅくじゅくしてしまったり、熱を持ってしまったりします。

治療はへその消毒と、抗生剤と服用といったものが主であり、これだけで治ってしまう場合がほとんどだと言われています。

続いて、へそゴマが原因でかかりやすい病気として、尿膜管遺残症が挙げられます。

臍炎の症状である膿が消毒や抗生剤の服用を続けても改善しない場合は、この尿膜管遺残症という病気が疑われます。

では、この尿膜管遺残症とはいったいどのような病気なのでしょうか。

赤ちゃんは母親のお腹の中にいたときに、へそと膀胱を尿膜管という管でつながれています。普通、出産後は完全にこの管が閉鎖されてしまうのですが、それが閉鎖されず、尿や膿が溜まってしまい、この病気が尿膜管遺残症と言います。

尿膜管遺残症の症状としては、

・へそに炎症を起こす
・へそににおいがする膿が出る
・へそが腫れる
・高熱が出る
・倦怠感や腹痛を伴う

などが挙げられます。

対処療法としては、この病気は再発の可能性が高いため、尿膜管を取り除く手術が必要となるため、要注意です。

上手なへそゴマの取り方

へその汚れはきちんと定期的に落とすようにしましょう。

簡単に行なえる方法としては、お風呂で体を洗う際に、へそもいっしょに洗ってしまうことです。

入浴のときに石鹸を含んだタオルを指に巻いて、へそにやさしく触れながらくるくると回します。これを2,3回程度行なえば十分で、さらに週に2,3回も行なえば、へそもきれいになります。

しかし、へその中に垢が溜まっていたり、奥にへそゴマがある場合はどのようにしたらよいのでしょうか。

こうした場合は、綿棒やオリーブオイル、ティッシュを用意して掃除していきます。

入浴後、へその汚れがお湯でふやけているときがおススメです。

まず、綿棒にオリーブオイルを浸し、へそをやさしく拭きます。

そして、浮いてきた垢を綿棒でからめながら取り除きます。これを垢がなくなるまで数回繰り返すだけで大丈夫です。

ドラッグストアなどには、へそ掃除用のキットやクレンジングミルクなども売られているため、へそゴマを上手に取り除いてみたいという方にはとてもおススメです。

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