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子どもがかかる原因不明の川崎病…主な6つの症状について知ろう

      2017/01/13

子どもがかかる原因不明の川崎病

川崎病は乳幼児に起こりやすい病気の一つであり、初期症状が風邪と似ている点が多く、見落としてしまうことも多いため、重症化してから初めて医師の診察を受け、病気が発覚するケースもあります。

今回は乳幼児に多い崎病について詳しく解説いたします。

川崎病という名前の由来

川崎病という名前は、発見者の川崎富作氏から名づけられました。医学的な正式名称は急性熱性皮膚粘膜リンパ腺症候群ですが、今や世界共通の病名としてKawasaki Diseaseが使われています。

なお、水俣病などのように地名に基づいた名前ではありませんので、川崎市との関連はありません。

川崎病の症状

川崎病の症状は大きく分けて六つの症状に分類されます。発症した後、10日以内にこれらの症状が複数現れているかどうかで川崎病にかかっているかどうかを判断します。

川崎病では一つの症状のみ出る、ということはほとんどなく、6つの代表的な症状が複数出るのが特徴でもあります。

・発熱が5日間以上続いている

川崎病の代表的な症状として挙げられるのが発熱です。5日間以上にわたって高熱が続いている場合は川崎病の疑いが強くなります。しかし、5日間以上の高熱は風邪やその他の病気によっても起こりうる症状のため、単に5日以上高熱が続いているからといって川崎病であると断定することはできません。

・両目が赤く充血している

川崎病にかかると、両目の眼球の白目の部分が赤く充血します。目にゴミが入ったり他の眼病にかかっていないのに、両方の目が赤く充血している場合には、ただちに医師の診察を受けることをおすすめします。

・唇や舌にブツブツができて赤く腫れ上がる

川崎病ではいわゆるイチゴ舌と呼ばれる、唇や舌にブツブツのようなものができて赤く腫れ上がる症状が出てきます。他にも口の中の粘膜や喉の部分も赤く腫れ上がります。

川崎病によるイチゴ舌の症状は、細菌感染症である溶連菌感染症という病気でも起こるために判断が難しいケースがありますが、医師の正しい診察と判断で川崎病か溶連菌感染症にかかっているかどうかを見分けることができます。

・全身に発疹が出る

川崎病では身体全体に発疹が出てきます。発疹の症状が見られる病気は川崎病以外にもあるため、気になる発疹が子どもに出てきた場合には川崎病であるかどうかを確かめるという意味でも、すぐに医師の診察を受けることをおすすめします。

・手足が腫れたり、むくんでくる

川崎病では子どもの手足が腫れたり、むくんでくるなどの症状も発生します。川崎病で現われる腫れは硬い場合が多いので、腫れた部分が硬くなっている時には要注意です。

また、症状が落ち着いてくると腫れたりむくみがあった箇所の皮膚がむけてくるのも、川崎病の特徴でもあります。

・リンパ節が腫れ上がる

川崎病の代表的な症状の一つとして、首のリンパ節が腫れ上がる、というものがあります。川崎病によるリンパ節の腫れはパンパンに腫れ上がるため、非常に特徴的といえるでしょう。

この他にも、川崎病では、BCGの予防接種の痕が赤く腫れ上がったり、下痢や関節の痛みも症状として起きてくる場合もあります。

川崎病の原因

現在のところ、川崎病の原因については明らかになっていません。川崎病の原因として挙げられている説には、なんらかのウイルスが川崎病を引き起こしているウィルス説や、ブドウ球菌などの細菌が引き起こす細菌説、遺伝子的な要因が病気を引き起こしているとする遺伝子説などがあります。

川崎病の治療法

川崎病を発症した際の治療法としては、免疫グロブリン製剤という薬剤を多量に投与する免疫グロブリン療法が効果的な治療法として採用されています。

川崎病を治療する際には、川崎病を発症したことが確認されてから、直ちに免疫グロブリン製剤をできるだけ早い時期、短期間に大量の投与を行うことで、血管の炎症を鎮静化できる確率が高まります。川崎病が原因で引き起こされる冠動脈瘤などの重篤な症状を未然に防ぐ効果も期待できます。

また、川崎病では免疫グロブリン製剤以外にもアスピリンを使用して血管の炎症を抑えたり、血管内で血液が固まることを防ぐ治療法も合わせて行う場合が多く、川崎病の症状の程度次第ではアスピリンのみを使用した治療法が採用されるケースもあります。

このように、川崎病の治療法として極めて有効な治療法が免疫グロブリン療法なのですが、免疫グロブリン製剤を投与して24~48時間以内に症状の改善が認められないケースにおいては、薬剤をステロイド剤などに変更して治療を行う場合もあります。

川崎病の予防法

川崎病は未だに原因が突き止められていない病気であり、確立された予防法は存在しません。しかし、感染症を防ぐためのうがいや手洗いをきちんと毎日行う習慣をつける、十分な睡眠をとり栄養バランスのいい食事を心がけるなど、日頃の生活習慣において心身ともに健康な状態を保つように心がけることが、川崎病の発症率を抑えられると考えられています。

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