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赤ちゃんだけの病気じゃない大人も発病する「臍炎(さいえん)」

      2017/01/13

赤ちゃんだけの病気じゃない大人も発病する「臍炎(さいえん)」

臍炎(さいえん)という病気をご存知でしょうか。あまり聞かない病名ですね。

この臍炎は主に赤ちゃんが患う病気です。

まだ未成熟ゆえにどんな病気にかかるにしても心配ですね。

しかし、実はこの記事をお読みのあなたも患う可能性があるのです。

そして実は、なかなかに怖い病気なのです。

臍炎とは?

臍炎とは、読んで字のごとく、お臍(へそ)部分に起こる炎症の事です。

最もオーソドックスなところでは生後28日以内の赤ちゃん、要は新生児によく見られます。

へその緒の処置状況によって発症するのです。

と言っても、「じゃあ、もういい年した私には関係ないわね」と油断してはなりません。

大人になっても、おへそ周りのケアを怠ると発症する可能性があります。

臍炎の症状

症状としては、おへそ周りが赤く腫れる、膿が出る、出血、その他に痛み、痒みも伴います。典型的な炎症の症状です。

あと、病気そのものの症状とは一線を画すのですが、やはり女性であれば美容の観点からも好ましくない状態と言えるでしょう。

病気で致し方ないとはいえ、おへそ周りが異形な状態であるのを彼氏には見られたくないところです。

包丁で指を切ったというのなら異形の言い訳も立ちますし、そもそも絆創膏を貼っておけば済む話ですが、おへそ周りはレアケースゆえに目立ちます。仮に何かを貼ってカバーしようにも、そのカバーを見た彼氏は「何事か」と思うことでしょう。

さらに、実は症状としてはもう一つ、異臭もあるのです。なおのこと辛いですよね。

臍炎の原因

新生児の例で説明すると、原因は前述の通りへその緒にあります。

へその緒というのは、母体と胎児を結合し、それを通して胎児は母体内での栄養補給を行うためのものです。

めでたく分娩された後、早々に切断されますが、しばらくの間は切断部分から先が赤ちゃんのおへそに繋がって残っています。

さて、へその緒とおへそがどのように繋がっているかというと、少々アバウトですが、かさぶたと皮膚のような繋がりです。

かさぶたを無理矢理ひっぺがすと出血しますね。へその緒も同様です。へその緒とおへその接続部は傷口なのです。

へその緒がポロッと取れた後に、その周りを不衛生な状態にしておくと、その傷口から細菌、バイ菌が体内に侵入してしまいます。

その結果が前述の炎症症状として現れるのです。

大人であれば、へその緒の傷口はとうの昔に塞がっていますが、へそごまを指で取ろうとして爪でおへそを傷つけてしまうこともあるでしょう。

その傷口から細菌、バイ菌が入ってしまえば新生児も大人も違いはありません。

臍炎の治療法

まず最重要なこととして、おへそ周りを綺麗にしましょう。不衛生なままで治療を進めても、延々終らないモグラ叩き状態になります。

では、綺麗にしたところで治療に移りましょう。

前述の通り敵は細菌、バイ菌です。それらを退治しなければなりません。抗菌薬による処置を行うことになります。飲み薬か、もしくは軟膏として患部に塗るかです。

それが効かないようであれば細菌、バイ菌のステージを超えてカビが繁殖している可能性があります。

それであれば抗真菌剤(真菌=カビ)での対処が有効です。

何にせよ病院で医師にかかり治療法を提示してもらいましょう。

内科、皮膚科、形成外科が該当します。

総合病院であれば受付で症状を説明すれば適切な診療科を指定してくれるでしょう。

臍炎の予防法・改善法

やはりおへそ周りを綺麗にすることが一番です。

奥に引っ込んでいる分、なかなか意識が行き届かないところではありますが、注意して入浴時にしっかりと洗いましょう。

まだへその緒が付いている赤ちゃんであれば、お産でお世話になった病院の方々のアドバイスをしっかり聞きましょう。皆さんプロ中のプロですので間違いはありません。

後はおへそを傷つけない事。

へそごまを取る際には綿棒など柔らかいものを使いましょう。あまり力を入れないように注意が必要です。

おへそは引っ込んでいる分、内臓に近いです。そこに強い刺激を与えると腹膜にダメージを与えかねません。腹膜というのは内臓を覆う膜の事です。

あと危険なのはへそピアスです。オシャレをしたつもりが、お臍を人に見せられない状態にしてしまうのでは悲しいですよね。

実のところ臍炎は、ただの炎症と思って油断していられるほど生易しいものではありません。へそから入った細菌、バイ菌が前段で話した腹膜に到達することで腹膜炎を発症する可能性があります。

そしてこの腹膜炎が進行し、敗血症という生命にかかわる病気になることもあります。よく注意しましょう。

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