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感染経路は牛や鶏の生肉の可能性も…イヌ回虫症は人にもうつる

      2017/01/13

感染経路は牛や鶏の生肉の可能性も…イヌ回虫症は人にもうつる

イヌ回虫症とは、子犬の腸内に潜む虫が他の生物を介して感染する可能性がある感染症です。人が感染する危険性もあり、知らないうちに身体の至るところに虫の影が…などということもありえないことではないのです。

イヌ回虫症の症状

イヌ回虫症というのは幼虫移行症と呼ばれる感染症の一つです。イヌ回虫とは回虫の仲間の一つで、子犬の小腸に寄生していることからそう呼ばれています。

この寄生虫の幼虫がイヌや他の生物、人間の肝臓や肺、筋肉、眼の中に入り込んでしまいます。子犬の便と一緒に出てきたイヌ回虫の卵は、排出された時の環境にもよりますが、数週間経つと感染可能の状態となります。

子犬以外の動物がこの卵を飲み込んだとしてもその体内で成熟することはありません。筋肉の中などに幼虫のまま留まり、その筋肉を他の動物が食べるとその中でまた幼虫として留まり、食物連鎖の流れに乗って宿主を変えていきます。

人間へは、イヌ回虫に触れたり、口から直接体内に入ることで感染します。イヌ回虫症にかかるとせきや発熱、胸の痛みなどの症状やアレルギーで皮膚に赤い発疹が出るケースもあります。

超音波検査で肝臓にいくつもの影が認められることがあります。さらに、幼虫が目に入ると視力が落ち、目の痛みや飛蚊症を患ってしまうことがあります。

イヌ回虫症の原因

体内にイヌ回虫が入り込むことによって引き起こされます。感染経路は

外で遊んでいた子どもが誤って犬の排泄物を触ってしまい、そのまま手洗いをせずに手で触ったものを食べることで感染することがあります。

感染経路のうちでもっとも身近なのは、牛や鶏の生肉を食べることです。イヌ回虫は子犬から他の動物に感染していく中で、家畜が感染してしまうこともあるのです。その肉を十分過熱しないまま食べることで卵を取り込んでしまうケースがあります。

イヌ回虫症の治療法

イヌ回虫症の治療法については、赤い発疹や胸の痛み、急激な視力な低下、目の痛みなどの症状を覚えた時には医療機関を受診するようにしてください。

診断の結果、イヌ回虫症にかかった場合は駆虫薬を内服することになります。これは体内に寄生した回虫を死滅させる薬で、即効性はなく体内の回虫が消えてしまうまで続けて服用しなくてはなりません。

駆虫薬は胎児に悪影響があるため、妊婦の方の服用は禁じられています。また、寄生虫が目の網膜内にいて出血を引き起こした場合には眼科にて光凝固療法という治療法があります。

イヌ回虫症の予防法

イヌ回虫症の予防法としてはペットしている飼っている犬に子犬が生まれた場合、その子犬の様子を観察することです。回虫は子犬の腸内に潜んでおり、便が放出されるとその中にいる幼虫が他の生物の体内に入ることで感染してしまいます。

そのために生まれた子犬などの糞の管理をしっかりとすること。その際に直接触れてしまうことのないように注意しましょう。便を触った手で食べ物を触ったり、食器や家具などをに手を触れることで子どもだけでなく大人にも感染するケースが出てくるので注意が必要です。

体に異変が起きたりしたら、医療機関を受診しましょう。犬を多く飼っている場合や複数の動物を飼っている場合はペット間での感染が起こる可能性もありますので、さらに注意が必要です。

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