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ペットのインコが感染源に…オウム病は早期発見と治療が大切

      2017/01/13

オウム病は早期発見と治療が大切

オウム病は特に鳥類が感染経路となって人に感染する病気であり、オウムも主な感染源の一つです。オウム病はきちんとした知識を持っていないと感染しやすくなってしまいます。また、重症化すると危険な病気でもあります。

オウム病の症状

オウム病の主な症状には以下のようなものが挙げられます。基本的に10日前後の潜伏期間を経て発症することが多くなっています。

・高熱
・頭痛
・筋肉痛
・全身の倦怠感
・呼吸困難
・意識障害
・肺炎
・気管支炎
・髄膜炎
・心筋梗塞
・肝炎
・脳炎
・妊婦オウム病

初期症状としてはインフルエンザに似たような、高熱や頭痛、筋肉痛、全身の倦怠感が多いです。重症化すると、肺炎や呼吸困難、意識障害、そして感染した血液から髄膜炎や心筋梗塞、肝炎、脳炎といった合併症を発症することがあります。

妊婦がオウム病に感染した場合は注意が必要です。肺炎や肝炎、敗血症や胎盤不全などを発症した上に早産、死産、胎児の死亡などを引き起こすことがあります。

一般的に小児よりも30~60歳の成人が発症することが多いとされています。

オウム病の原因

オウム病を発症する原因としては、オウム病クラミジア(クラミジア・シッタシ)という細菌に感染することが挙げられます。オウム病クラミジアは、性病のクラミジアとは別の種類のクラミジア細菌です。

オウム病クラミジアに感染しているセキセイインコやオウム、鳩などの鳥類や小動物に接触することで感染します。感染した鳥類の糞便や羽毛との接触、糞便が乾燥して空気中に舞ったものを吸引することなどが感染の原因となることが多くなっています。

身近にいる鳥類が菌を持っているケースもあり、ドバトは20%前後の保菌率があるとされています。

鳥類は感染していた場合でも元気な場合が多く、発症するのは栄養状態が悪い場合や強いストレスを受けている状態、抵抗力の弱いヒナの時などに限られ、飼っているオウムやインコなどが元気だからといって必ずしも安心はできません。

オウム病の治療法

基本的にオウム病には、オウム病クラミジアに効く抗生物質である、ミノサイクリン、ドキシサイクリンなどをはじめとするテトラサイクリン系薬が投薬されます。

次の選択肢としては、テトラサイクリン系薬同様の抗生物質であるクラリスロマイシン、エリスロマイシンなど等のマクロライド系薬、そしてオフロキサシン、シプロフロキサシンなどのニューキノロン系薬が投薬されます。

早期に発見できれば薬物投与で十分に完治の可能性があります。

オウム病の予防法

オウム病に効くワクチンは開発されていないので、薬剤による予防はありません。

そのため、飼育における衛生管理や感染鳥類の発見が重要な予防法になります。また、外ではむやみに鳥に触れることのないようにしましょう。

衛生管理においては、飼っているインコやオウムとの、エサの口移しのような行為は絶対に避け、接触した場合には必ず手を洗うようにします。また、食事の際には鳥を近付けないようにしましょう。

他に気をつける点としては、鳥かごは常に清潔にすることです。鳥かごを清掃する際にはマスクなどを着用して、乾燥した糞便などを吸引しないようにすることにも注意します。

 - 感染症・性感染症