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治療が必要ない場合もある過換気症候群…ストレスフリーな生活を!

      2017/01/13

治療が必要ない場合もある過換気症候群…ストレスフリーな生活を!

過換気症候群とは、呼吸困難を自覚することにより頻呼吸となり、体内の二酸化炭素が不足して血液のアルカリ性が高まった結果、手足や口まわりのしびれ、けいれん、失神などを起こす心身症です。

過換気症候群の症状

過換気症候群の初期症状は、一酸化炭素中毒や高山病などの症状と似ていますが、過換気症候群は、突然、呼吸困難に陥ることが大半です。パニック障害の発作とも症状が似ているため、パニック障害と誤診されてしまうこともあります。

症状の度合が強くなっていくと、手足や口まわりのしびれ、呼吸困難、動悸、悪寒、ふらつき、失神、けいれん、息苦しさ、激しい耳鳴り、眠気などの症状が起こります。

興奮状態になったり、意識がぼんやりしてきたり、呼吸困難を自覚せずに息が荒くなったりすることもあります。

発作時には激しい症状が現れますが、適切な処置を施せば、大抵は数時間ほどで治まります。

過換気症候群の原因

過換気症候群の最大の原因は精神的ストレスです。激しい運動をした後や風呂上がり、発熱などをきっかけにして生じる場合もあります。過換気症候群の主な症状である、けいれんや手足のしびれなどは、過呼吸に伴う血液中のカルシウム濃度の低下も原因だといわれています。

一定に保たれた動血脈中の酸素と二酸化炭素の濃度やpHの状態が、発作的な過換気によって崩れると、動脈中の二酸化炭素濃度が下がり、酸素濃度が上がります。

これにより血液中のpHが上がるので、体のアルカリ性が高まって呼吸性アルカローシスという状態になります。これに伴って、血液中のカルシウム濃度やカリウム濃度が下がります。

このような中でも、二酸化炭素分圧が下がることは脳血管が過度に収縮する原因となり、意識障害の深度が下がってしまい、ひどい状態になると失神やけいれんを起こすこともあります。

過換気症候群の治療法

過換気発作の場合、病院で診察してもらえるという安心感から、病院に着いたときには症状が改善していることもあります。必要であると診断されば、診察後に安定剤が処方されます。

過換気症候群の症状が起こっても大半は入院することはありませんが、繰り返し発作が起きる場合は心療内科での継続治療を行うこともあります。

過換気症候群の治療は、精神的ストレスへの適応能力を高めることが大切です。過換気症候群は、根本にある精神面の問題が症状に現れるといえるので、心と体の両面からの治療が効果的とされています。

過換気症候群の主な症状である過呼吸発作は良性の発作なので、死に至ったり後遺症が残ったりすることはありません。

もちろん軽視は禁物ですが、大抵1時間程度で発作は治まります。症状によっては薬を用いることもありますが、なるべく薬を用いない治療が望ましいとされています。

過換気症候群の予防法

ストレスを解消することが大切です。バランスのいい食事や十分な睡眠を心がけて、健康的な生活を送るようにしましょう。適度な運動もストレス解消に効果的です。

女性のストレスはホルモンバランスが関係しているので、ホルモンバランスが乱れやすい時期には無理をしないでリラックスすることを心がけましょう。

日頃からストレスを溜め込まないように意識して、可能であればストレスを感じることには関わらないようにしましょう。

過換気症候群を予防するためには、過換気発作が起こる原因を把握しておくことも必要です。ストレスによるものなのか、緊張、動揺、不安などによるものなのか、なにか発作の原因があるはずです。自分ではわからない人は、医師や心理カウンセラーなどに相談してみましょう。

原因がわかったら、原因となる状況にならないようにしましょう。ビジネスシーンにおける緊張や動揺などが原因のことも少なくありませんが、思い切って休暇をとることも必要です。人前にでると緊張してしまったり動揺してしまったりする人は、できるだけ人前にでることは避けましょう。

人混みにいると不安になったり息苦しくなったりする人は、なるべく人が多い場所には行かないようにしましょう。

このように過換気発作の原因となる状況を、可能な限り遠ざけることが大切です。なによりも自分の身体を第一に考えることが、過換気症候群の最善の予防法になります。

 - 肺・気管支の病気