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高齢者は要注意!ウエストナイル熱は死に至るケースもある危険な病気

      2017/01/13

ウエストナイル熱は死に至るケースもある危険な病気

ウエストナイル熱はアフリカ、欧州、アメリカ、カナダなど、世界各国で発生が確認されています。今後、日本で発生する可能性もあるかもしれません。

ウエストナイル熱の症状

ウエストナイル熱は、ウエストナイルウィルスという病原体による感染症で、日本脳炎ウィルスやデングウィルスなどと同様に、日本で発生、もしくは持ち込まれることが考えられる疾患の一つです。

ウエストナイルウィルスを持つ蚊に刺されて感染してしまったとしても、全員がウエストナイル熱を発症するとは限りません。症状が現れるのは全体の約20%とされています。症状が現れるまでの期間は、通常2~6日、長くて14日ほどです。

ウエストナイル熱になると、39℃以上の急な発熱、頭痛、筋肉痛、背部痛、発疹、リンパ節の腫れ、食欲不振などの症状が現れます。しかし、ほとんどの人は症状が重くなることはなく、非常に重い症状が現れるのは感染者の約1%といわれています。

重症化すると、頭痛、高熱、方向感覚の麻痺、麻痺、昏睡、震え、けいれん、筋力低下などの脳炎症状が現れます。このような症状をウエストナイル脳炎といいます。ウエストナイル脳炎の症状は高齢者に多く現れ、約10%が死に至ります。

ウエストナイル熱の症状は、たいてい1週間以内で回復しますが、症状が現れた場合は、医療機関を受診してください。ウエストナイル熱の直接的な治療法はありませんが、対症療法が施されるでしょう。

ウエストナイル熱の原因

ウエストナイル熱の発症は、ウエストナイルウィルスを持った蚊に刺されることが原因です。アカイエカなどのイエカ属に属する蚊が、ウエストナイルウィルスを媒介するといわれていますが、イエカ属以外の蚊もウエストナイルウィルスを持っていることが明らかになっています。

ほとんどの鳥類がウエストナイルウィルスに感染するといわれています。ウエストナイルウィルスを持つイエカやヤブカなどに刺された鳥を、ほかの蚊が吸血し、その蚊に人が刺されるとウエストナイル熱を発症します。

ウエストナイルウィルスは、スズメやカラスなどの鳥類の体内で増殖します。その鳥を吸血した蚊に人が刺されることで、ウエストナイル熱に感染してしまうのです。

基本的には人から人への感染はありませんが、特殊なケースとして、輸血、臓器移植、母乳による感染も報告されています。

ウエストナイル熱の予防法

ウエストナイル熱は蚊が媒介する感染症なので、蚊に刺されないことにつきます。ウエストナイル熱が流行している地域に行く際には、スプレータイプや肌に直接塗るタイプの虫除け剤を使用するようにしましょう。

屋外にいる時には肌を露出しないように、長袖や長ズボンの服を着ることも予防になります。

屋外の水が溜まっている場所は、ボウフラが繁殖して蚊が発生する元になります。空き缶や空の容器などに水が溜まっていたり、水が溜まりやすいものが置いてあったりしたら片付けて、蚊の発生を防ぐことで予防になります。

室内にいる時、特に夏場は、網戸をして蚊の侵入を防ぐことが必要です。また、殺虫剤や蚊取り線香などを使って、蚊がいない環境にすることが大切です。

いまのところ、ウエストナイル熱の予防に有効なワクチンがないので、屋外屋内、昼夜を問わず、蚊に刺されないような対策をすることが一番の予防法になります。

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