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日本脳炎は予防接種でリスク軽減…ワクチンの副作用は?

      2017/01/13

日本脳炎は予防接種でリスク軽減…ワクチンの副作用は?

日本脳炎は蚊が媒介する感染症の一つで、意識障害や神経障害をもたらします。かつては多くの発症例があった病気ですが、積極的なワクチン接種を行ったことで、日本では患者数が極めて少ない状態となっています。

日本脳炎の症状

日本脳炎には、脳炎型、髄膜脳炎型、髄膜炎型、不全型といったいくつかのタイプが存在します。

主な症状は、頭痛、発熱、吐き気、痙攣、さらには意識障害をきたす場合があります。後遺症としては精神症状、知能障害、言語障害、麻痺などの神経障害を誘発し、重症化した場合は呼吸器、消化器などへも影響することが分かっています。

最悪のケースでは、死に至ることもあります。

日本脳炎の原因

日本脳炎の原因は、豚の体内で繁殖する日本脳炎ウィルスです。豚から人への感染はありませんが、日本脳炎ウィルスを保持している豚の血を吸ったコガタアカイエカが人への感染経路となってしまいます。

日本脳炎ウィルスは熱帯、温帯アジアの一体に分布しており、パキスタン、インド、インドシナ半島、中国、日本、韓国、インドネシア、フィリピン、パプアニューギニア、オーストラリアの一部まで広がっています。

日本脳炎の発症率は0.1~1%で、ウィルスに感染していても発症しないケースがほとんどです。発症しない理由については諸説ありますが、はっきりとした科学的根拠はわかってはいません。

日本脳炎の治療法

日本脳炎に効果的な治療方法は現段階では存在していません。日本脳炎へは対症療法のみがあり、熱や痙攣の抑制を中心とした治療になります。日本脳炎の症状が身体に現れた時点でウィルスが脳内に侵入し脳神経細胞や脳細胞を攻撃していることが多いといわれています。

仮に特効薬が開発されることになったとしても、脳細胞や脳神経細胞の再生は難しく、生存率などに大きな影響を与えることはないといわれているのが現実です。

症状を緩和するために最近ではステロイドを使った治療が行われていますが、使用している間しか症状を抑えることができず、継続した投与が必要になります。

日本脳炎の予防法

予防接種を受けることが一番の対策となります。日本では、日本脳炎の予防接種が努力義務とされています。予防接種を受けておけば、日本脳炎にかかるリスクは軽減されますので、日本脳炎の発症率で安心して予防接種を怠らないようにしましょう。

蚊への対策をとることも有効ですが、根本的な予防として、予防接種は必ずしておくべきものです。

予防接種の副作用について

日本脳炎ワクチンは、接種すると感染のリスクを大きく減らすことが期待されています。

その一方で、多くの副作用の報告が寄せられているのも事実です。厚生労働省では2005年に副作用の恐れがあることを公式に認め、幼児への要望接種は希望者のみとしました。

接種後2~3日以内に、発疹、嘔吐、発熱、倦怠感などの症状が出るという報告が多く、稀に重症な急性散在性脊髄炎(ADEM)が報告されています。

ADEMの発症年齢は10歳以下が多く、急な高熱、頭痛、吐き気、嘔吐、片麻痺、失語など様々です。ワクチン接種後から1~2週間で発症するケースが多いです。予防接種の前には医師と相談することをおすすめします。

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