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妊娠にも影響する子宮筋腫とは…基礎体温チェックでリスク軽減

      2017/01/13

妊娠にも影響する子宮筋腫とは…基礎体温チェックでリスク軽減

子宮筋腫は婦人科の腫瘍の中では一番多い病気といわれ、発生頻度は30歳以上の女性で20~30%となっています。その原因は未だに解明できていないのが現状です。

過多月経といった不正出血などが症状として表れるため、早めの予防やきちんとした治療が必要になってきます。

子宮筋腫の症状

過多月経

・出血量が増えてしまう
・生理が10日以上続いてしまう
・不正出血がある
・レバー状の塊が出てしまう
・腰痛

月経痛

子宮筋腫が原因で月経痛が起こってしまうのは、月経のときに子宮筋層の収縮が不均等に起こり、痛みが生じるためと考えられています。

貧血

月経のときの出血量が増えてしまうことで体の中の鉄分が不足してしまことによって貧血が起こります。貧血が悪化すると、動悸や息切れ、めまい、ふらつき、倦怠感などまで生じてしまい、日常生活に支障をきたしてしまう場合もあります。

圧迫症状

子宮筋腫があると、他の臓器にまで悪影響を与えてしまいます。たとえば、筋腫があるために大きくなってしまった子宮が膀胱を圧迫してしまい、排尿障害が生じ、トイレが近くなってしまうことがあります。

不妊・流産

子宮筋腫があると、子宮の内膜が薄くなり、萎縮したり、分厚くなったりしてしまいます。そのため、子宮の内側が凹凸に変形し炎症を起こしやすくなることから、着床しづらくなってしまいます。

また、卵管の根元周辺に筋腫ができてしまうと、精子や受精卵を運ぶ働きが下がってしまうため、妊娠しづらくなったり流産につながってしまうのです。

子宮筋腫の原因

子宮筋腫が引き起こされてしまう原因は、十分には解明されていません。

ただ、体内にあるエストロゲンや黄体ホルモンであるプロゲステロンなどが筋腫の発育に関与していると考えられています。そう考えられている根拠は以下の事実によります。

・筋腫は性の成熟期を中心に発育する
・筋腫は閉経や両側卵巣摘出後に小さくなる傾向がある
・妊娠中は卵巣性ステロイドホルモンが増加するが、この時期に筋腫は大きくなりやすい
・卵巣性ステロイドホルモンを含んでいるピルを服用すると、筋腫が大きくなりやすい
・卵巣性ステロイドホルモンの分泌を抑える薬を利用すると、脳下垂体に作用し、筋腫が小さくなりやすい

卵巣性ステロイドホルモンといわれるエストロゲンやプロゲステロンが筋腫の発育を促進する環境を作っていると推測されています。

子宮筋腫の治療法

・薬物療法

脳から分泌され、卵巣ホルモンを働かせるホルモンの作用を抑える薬や、男性ホルモンを増やす作用のある薬などがあるほか、漢方薬が有効な場合もあります。

・手術

子宮を全部摘出する手術と、子宮筋腫のこぶだけをとる手術があります。検討する際には医師と十分な話し合いを重ねていきます。

・子宮へと向かう栄養血管を止めてしまう

子宮に栄養を運んでいる血管を止め、栄養血管に支えられている子宮筋腫を縮小させる治療法です。この治療法は90年代から用いられるようになってきました。

・超音波を用いる

超音波による治療は最近始まった治療法で、治療ができる施設が限られているほか、保険がまだ適用されないなどの点があるため、医師との相談が必要です。

・対症療法

不正出血が見られる場合や月経が長引く場合など、ホルモン剤で出血を止めたり、貧血がある場合は増血剤を使ったりするなどしながら治療する方法です。

子宮筋腫の予防法

子宮筋腫の予防法は、まだ確立されてはいません。しかし、早期に異常に気づき、子宮筋腫をそれ以上に大きくしない方法はあります。

子宮筋腫は、できていたとしても自覚症状がわかりづらく、気づいた時点で大きく成長してしまっていたというケースもあるため、常日頃から自分の月経の状態を把握し、基礎体温表をつけるなどして予防しましょう。

こうした基礎体温表をつけておくと、月経変化が生じた際にわかりやすく、治療の際にも役立つからです。また、定期検査を受診することも有効な手段です。年に1回は検査を受けられることをおすすめします。

子宮筋腫は食べ物が直接の原因になることは考えづらいのですが、肉や魚、動物性脂肪、乳製品には子宮筋腫の原因であるエストロゲンが多く含まれているので、過剰摂取は控えるようにした方がいいでしょう。

同様に、偏った食事も子宮筋腫を引き起こしやすいので、きちんとした食生活や適度な運動を日々心がけましょう。

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