アレルギー・ヘルスケア119番

鼻炎やアレルギー、アトピーや健康全般についての情報サイト。

*

歯茎の中で静かに進行する顎骨の腫瘍は摘出手術に至るケースも

      2017/01/13

歯茎の中で静かに進行する顎骨の腫瘍は摘出手術に至るケースも

顎の骨や歯肉に腫瘍が生じることがあります。その原因は謎に包まれており、様々な要因が絡んでいると考えられます。場合によってはそれががんである可能性もあります。

顎骨の腫瘍の症状

初期でまだ腫瘍が小さいうちは痛みや腫れなど自覚できる症状は現れませんが、進行すると腫れるようになります。また、押さえると沈むような硬さのない状態へと変化します。

口腔内に発生する腫瘍は主に、エナメル上皮腫・角化嚢胞性歯原性腫瘍・歯牙腫などの良性腫瘍で、歯肉がんなどの悪性腫瘍となる場合もあります。明確な症状はないため、レントゲン撮影をした際に初めて見つけれらるケースが多くなります。

顎が腫れるようになったり、腫瘍のある部分に近い歯が傾いたり沈んだりして歯科を訪れ、ようやく発見されるなど自覚症状も他者が気付く症状も現れにくいことが特徴です。

下顎の大臼歯に近いケースが多いため、この部分に異常を感じるようであれば、症状の一つとして考えれらます。痛みには個人差がありますが、歯茎の中の方で痛みを感じるようであれば、早めに口腔外科での受診が必要となります。

また、歯科で治療中のケースにおいて、抜歯した後は通常であれば歯肉は元の状態に戻りますが、腫瘍がある場合は歯肉が盛り上がらず膿が出てくるなどといった状態も見られます。

さらに歯茎の痛みを伴うなど、悪性である可能性も否定できませんので、口腔外科への転科が必要となります。初期では解りづらい症状ですがひどくなると口が開けにくくなったり、疼痛もしくは知覚鈍麻、病的骨折へ至るケースも挙げられます。

顎骨の腫瘍の原因

胎児の時に歯胚という歯になる前のものが形成され、エナメル質や象牙質ができるようになります。 一般的に、この段階では歯胚は小さくなりますが、歯胚がなくならずに残ったものが腫瘍になると考えられています。

しかし、顎骨の腫瘍が良性や悪性になる理由や発生する部分などについては解明されていません。根本的な原因を突き止めることは、これからの課題となります。飲酒や喫煙、虫歯などが原因につながる可能性があると考えられています。

顎骨の腫瘍の治療法

腫瘍が一つの塊である場合は、手術によって患部と周囲の骨を除去します。

腫瘍がいくつもの塊になっている場合は、上顎の部分またはすべてを切除したりします。腫瘍の進行に応じて骨の切除が行われます。悪性の場合、抗がん剤治療と放射線治療も行います。

放射線の照射を繰り返すと口内が火傷したような状態になるため、水に薬を溶かして氷にし、それを飲みこまないように口の中のケアに使用するケースもあります。また、一般的な鎮痛剤ではなく、医師が指示した薬で痛みを和らげるという場合もあります。

リンパ液によって、がん細胞が肺などに転移する可能性があることから、リンパ腺の一部を除去したり綺麗にする施術が行われます。口から食事をとることは難しいため、チューブで栄養剤を投与し、口の開閉ができるよう徐々にリハビリを行います。

上顎には骨の代わりをする器具を補填し、下顎には骨の移植やチタンのようなプレートで骨が除去された部分を補います。骨の移植の場合、通常は自分の体内の骨を使用します。チタンは安全性が高いことから他の金属などよりも選ばれています。

また、その後にインプラントを行う場合もあります。歯の形成時、歯とならずに石のように固まってしまった歯芽腫も骨の中にできた良性の腫瘍とされます。骨の中から取り出すといった手術を行うことになります。この場合も術後は食事が困難となり、発熱を伴い安静が必要となります。

顎骨の腫瘍の予防法

現段階では根本的な原因が明確にされていないため、決定的な予防法は今のところ見つかっていません。

しかし、虫歯が原因につながる理由の一つに挙げられているため、日々の正しいブラッシングや歯によくないとされる食べ物やドリンクを控えること、定期的に歯科での検診を受けるように心がけることが大切です。

正しいブラッシングの方法は歯科で丁寧に教わることができます。歯並びのよくない場合はフロスの使い方も説明してくれます。検診により、一定の期間ごとにレントゲン撮影を行うこともあります。これが早期発見につながる可能性もあります。

日頃の生活でなにか気づいた点があれば、遠慮せずに伝えることも大切です。アルコールの摂取も誘因の一つに挙げられているため、適量に抑えておくことも予防につながると考えられます。

また、この病気だけに限りませんが、喫煙も控えた方がいいと考えられます。できれば禁煙することで、この病気の予防だけでなく様々な効果が現れます。禁煙中に飴やガムで気を紛らわそうとする場合もありますが、歯にとってよくないため注意しましょう。

 - 骨・関節の病気・怪我